野球が大好きだというプライド・・・

先日の土曜日に、私の幼なじみが巧大の進学祝いをしてくれた。

 

競技は違えど・・・

その幼なじみの長男と次男は幼い頃からサッカーをやっていて、高校から県外の強豪校へ行き全国大会などでも活躍するほどの実力者であり、家族全員がアスリートに対してストイックな一家・・・

 

その幼なじみが、巧大に対して社会人野球の選手達と試合をやってみてどう感じたのかを質問をした。

 

その質問に対し・・・

巧大が「自分はイケると思いました。」と、キッパリ答えた。

 

すると・・・

その・・・

幼なじみ夫婦が目を合わせた瞬間に、二人で大笑いしながら「巧大も同じ事言うね!!」と言った。

 

その幼なじみの長男も次男も、巧大と全く同じ答えを言ったらしい!!(笑)

 

さらに幼なじみが「なぜイケると思った?」と、巧大に質問を続けた・・・

その質問に対して「メンバーみんなそうだと思いますけど、ここに来るまで自分のポディションを極めようと、専門的にやってきた奴らばっかりです。」

「高校よりも上で野球をやる奴はみんなそうだと思います。」

「俺もセカンドのポディションを、自分なりに極めようとやってきました・・・」

「だから自分は1年生からセカンドを取れると思っています。」

と、答えた・・・

 

すると・・・

また幼なじみが夫婦で目を合わせて大笑いした!!

その幼なじみの長男も同じことを言うらしい・・・(笑)

 

そして、幼なじみが・・・

「野球でもサッカーでも・・・」

「他のスポーツのなんでもそうだけど、高校以上は”ただ好きだから”だけでやれる領域じゃない・・・」

「巧大・・・」

「お前その考えがあるなら1年でレギュラー取れるなっ!!」

「今日は楽しかった!!」

「巧大ありがとう!!」と言った・・・

 

巧大にそんな実力があるかどうかはわからない・・・

だけど・・・

自分の野球スタイルに対してのプライドが人一倍強いのは、ずっと側で見ていたのでよくわかる。

 

今だから書けるけど・・・

高校時代・・・

 

トップメンバーに入ると・・・

アメリカンなスタイルの守備を直す様に指示されたが、自分のスタイルを変えるぐらいならトップチームから外して欲しいとコーチ陣に進言しに行ったほどで、そんな出来事が1回だけではなかった・・・

 

周りから見れば指導者に対してあるまじき行為であり、あってはならない事・・・

 

しかし・・・

本人はレギュラーやメンバー入りすることよりも、自分のスタイルにプライドを持ちそれを貫くことを優先させた・・・

 

 

本人にとってみれば・・・

一桁の背番号よりも自分が志す野球の方が大切だった・・・

 

私はこの事を含め・・・

巧大の高校野球に、一切口出しする事はなかった・・・

 

それはなぜか・・・

巧大が自分のスタイルにプライドを持って野球をやっていたから・・・

このメンタルの強さは自分の子供とはいえ頭が下がる・・・

 

今日の記事を読んで・・・

肯定する人は僅かだと思う・・・

 

しかし・・・

これだけは言える・・・

それぐらい本人は野球が大好きだと・・・

 

ここまできたら現役を上るまで貫いて惜しい・・・