超えられる喜び・・・
昨日、自主練でバント練習を行なった光記・・・
確実なストライクバントができる様になればと色々と工夫を凝らしてみた・・・
高めのボール球に手を出さない様にと思い・・・
ストライクゾーンの高めいっぱいに合わせて構えを姿勢を取り、ヘルメットを被らせてヘルメットのツバより上は手を出さない様にとか・・・
高さの調節は手で行わず膝で行うだとか・・・
バントに関して・・・
私の僅かな知識を駆使して色々やったけど、どうしても上手くいかなかった・・・
やがて・・・
私は自分に限界を感じたため長男に助けを求めた・・・
すると・・・
しばらくして、長男が私と光記の元にやってきて・・・
長男が「右手だけでバットを持って、後ろからぐるっと回してピタっと止めてみっ?」と言った・・・
光記は意味がわからずポカンとしていたので、長男が実際にやって見せて光記に同じ様にする様に促した・・・
すると・・・
なぜか理由はわからないけど・・・
回したバットを光記がピタッと止めると、それなりのバントの形になるんだよな〜
私が30分ほどかけて形にできなかったところを・・・
長男は僅か1回この動作を光記にさせる事で、十分ではないものの光記のバントの構えをそれなりの形にした・・・
そして、その後・・・
長男は1球1球ごとに同じ動作を光記に繰り返させた・・・
何度か繰り返しているうちに・・・
カラーボールではあるけど、きちんとバントが決まる様になった・・・
これも・・・
僅か15分か20分ほどの出来事・・・
なぜだろう・・・?
こうなる根拠が俺にはどうしてもわからない・・・
私も自分でも何度かやってみたけど根拠まで辿り着けない・・・
長男は私が思っている以上に・・・
今までの野球経験の中で沢山の引き出しを持っているんだろうな・・・
光記は・・・
今は気づかないのが当然だけど・・・
兄〜にや姉〜ねが持っている沢山の引き出しを、光記は独り占めにできる本当に恵まれた環境にいるんだよ・・・
光記が野球のことでわからない事や迷っている事を兄〜にや姉〜ねに聞けば、いつでもすぐに答えが返ってくるだろ・・・?
プライドとかなんだとか必要な時は必要だけど、わからない事を素直に”わからない”ときちんと言える謙虚さを今後も持ち続けてほしい・・・
しかし・・・
昨日の巧大の指導を見ていてふと思ったけど・・・
巧大が今の光記と同じ歳ぐらいの時・・・
どうしてもバントが上手くできず近くのグラウンドに行って、よく二人で暗くなるまで自主練やったなあ〜
俺がノーコンなもんで、体に何度もぶつけて泣きながらバント練習やってたよな・・・(笑)
それが・・・
今はそのバントを弟に教えているんだもんな・・・
面等向かっては、恥ずかしくて絶対言えないけど・・・
お前・・・
いつの間にか頼もしくなったな・・・
巧大・・・
昨日は光記にバント練習教えてくれてありがとう・・・
そして・・・
色々な意味で・・・
俺を超えてくれてありがとう・・・