”富”のサイクル

長男が中学生の時にお知り合いになった方がいる。

その方は、私が住んでいる九州から遠く離れた関西に住んでいらして、野球に関してのあらゆる知識や各カテゴリーの野球関係者とのつながりも太く、野球どころ関西の最先端ともいえる情報を教えてくださる・・・

 

ご自身の息子さんも高校時代に攻撃の主軸として甲子園出場を果たしていて、技術面だけではなく、球児と親父の関わり方など子育ての部分に関しても、私が最も影響を強く受けている方である。

 

もっと書きたいことはたくさんあるけど、あまり書きすぎると叱られそうなので、

これぐらに・・・(笑)

 

そのかたは会社を経営されていて大変お忙しいのはわかってはいるけど、何か疑問があればついついSNSなどを使って文章や動画を送り質問をしている。

 

実は現在も・・・

長男がその方からバッティングについてのアドバイスを受け改造中・・・

 

その成果の兆しが見え始めた!!

一昨日ナイターで行われたOP戦に途中出場したらしいけど、今回もセンター前へのヒットを打ったらしい。

f:id:gachapi--n:20200724095904p:plain

2020.7.

f:id:gachapi--n:20200724100003p:plain

2020.7.22

f:id:gachapi--n:20200724100032p:plain

2020.7.22.2

帰宅した長男が言っていたけど、恐らくこのヒットでチーム内で打率トップの首位打者に上がったんじゃないかと言っていた。

 

そして、このヒット後・・・

巧大はセカンドに進塁しランナー1塁・2塁の場面で、相手投手が2塁にランナーがいて動けないはずである1塁ランナーに対しなぜか牽制球を投げたらしい・・・

 

その相手投手のミスを逃さず2塁からスタートをきって3塁に到達・・・

さらに焦った相手一塁手が三塁へ悪送球し、それを見て3塁からホームに帰ってきたらしい。

 

この試合・・・

結果的に4対3でサヨナラ勝ちしたらしい・・・

OP戦なので勝敗はどうでもいいんだけど、このゲーム展開においてのシングルヒットから始まった一連のこの働きについて、指導者からはかなり評価をもらったと言っていた。

 

ありがたいアドバイスのおかげで・・・

長男にとって走攻守の中で極めて大きな鬼門となっていた攻撃であるバッティングがチーム内で打率トップとなるまでになった。

 

決して大きなあたりは無い・・・

しかし、攻撃においてアベレージバッターとして自分のポディションを掴みつつある。

 

そんな状況の現在の巧大・・・

その巧大が今自分を取り巻いている環境の変化を感じている様子・・・

 

昨日、久しぶり私にティーをあげて欲しいというので二人でやっている時だった。

中休憩を入れているときに、巧大が『今の段階の野球は結果を出せば何も言われない世界ね・・・』と、突然私に言った・・・

 

私が『なんで?』と聞くと・・・

 

巧大が・・・

『高校までだったら、1から十まで決められた事をやって、その中でも自分の中で違和感がある練習でもやらなければいけなかった・・・』

『だけど・・・』

『今は結果を残していれば、かなりのウエイトで個人に任せてもらえる・・・』

 

私が『具体的にどういう事?』と聞くと・・・

 

巧大が・・・

『例えば・・・』

『今まではフリーで5本と決められたら、5本打たないといけなかった・・・』

『でも、俺の価値観は本数を打つよりも感覚が大事で、後に残る感覚がいい状態で終わりたいタイプなんで、極端に5本と決められていても1本目にいい感覚で打てば、あと4本打つよりそのいい感覚の1本で終わりたい・・・』

『例えば次の日が試合だったとして、1本目にいいあたりが出て5本目に悪い感覚のあたりが出てしまえば、次の日の試合は悪い感覚でバッターボックスに入らないといいけない・・・』

『高校までもいい感覚で終わろうと思って、数が残っていて打席を離れようとすると大きな声で叱られる・・・』

『でも、俺からすると叱られる理由がわからなかったし、数を打ちたいタイプのバッターは決められた数を打てばいいし、俺みたいに打つ数にこだわらずに感覚を大事にする奴は決められた数を打たなくていいと思ってた・・・』

『これはフリーバッティングだけじゃなくて、守備練習とか練習全般でも決められた数や内容を全員やらなければいけない事に違和感があった。』

『でも、今はいい感覚のバッティングだったら数を残して打席離れても何も言われないし、ある球場に置いてある古いマシンの時は、ボールが出てくる位置が実際投手が投げる時のリリースポイントとは全く違うタイプのマシンなので、自分のバッティング感覚がおかしくなると思い打席にすら立たないけど、指導者には何も言われない・・・』

『なので、いつでもいい感覚で打席に立てるんで打てる。』

『でも・・・』

『これは、結果を出している奴じゃないとできない・・・』

『結果を出せばいいサイクルになってどんどん結果を出せる』

『それに気づいたのは俺だけじゃなくて、仲がいい◯◯◯(甲子園常連高校)出身の奴も、家でマジで最近バット振ってると言ってたしね・・・』

『そのサイクルに乗って、残りの野球人生を楽しむ為には結果を出すための努力をしないといけない・・・』

『逆にいうと結果を出せなくて、結果がでない原因を真剣に考えない奴は残りの野球人生を楽しめないだろうね・・・』

と、言っていた・・・

※ もちろんコテコテの熊本弁なので本人が話した事をわかりやすくしておりますので悪しからず・・・(笑)

 

つまり・・・

結果を出せる選手はどんどん結果を出せる・・・

結果を出せない選手は、そこから脱出しない限り結果が出せない・・・

 

任せられるとは信用だと思う・・・

その信用されることが結果を出すことへの近道・・・

今回もアドバイスをいただいて取り組みができるのも、結果を出して信用があるからその取り組みに集中できる・・・

その結果結果が出る・・・

 

この”富”のサイクルを大事にしてほしい・・・

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

これから先は・・・

追記・・・(笑)

 

先ほど巧大が練習から帰宅してきた。

『今日は雨で室内練習場でバッティング練習しよったら、総監督からチームの中で俺が打率1位になったと言われたよ!!』と言ってきた!!

 

あの巧大が3割半ばのバッターか・・・

 

よく諦めずに頑張ったなあ・・・

よく努力したなあ・・・

 

何度も書くけど・・・

本当に野球を辞めなくてよかったなあ・・・