都市対抗野球

都市対抗野球中九州予選が今日行われた。

結果を先に書けば1対0にて敗戦・・・

 

見応えがある投手戦だった!!

お互いにランナーを2塁まで進めるも、なかなか得点に繋がらない試合展開だった。

結果的に試合中盤に相手チームにタイムリーヒットが出て、1失点しそれが決勝点となった。

 

そんな緊迫した試合展開の中・・・

7回表に連続四球で出たランナーを、1・2塁において代打起用された!!

 

そして4球目っ!!

インコースのストレートをフルスイングしたっ!!

 

打った瞬間会場がシーンとなった!!

私も打った瞬間レフトスタンドに入ったと思った!!

 

すると!!

レフトフェンスの2m程前でキャッチされた・・・

 

その時の風はセンターバックスクリーンからホームへの強い風・・・

風がなければ完全に入っていた・・・(泣)

 

悔しかった・・・

 

帰宅後に本人も言っていたけど「打った瞬間入ったと思った!!」と言っていて、味方ベンチも相手ベンチも一瞬シーンとなったと言っていた。

 

そしてっ!!

ここからが今日の巧大の見せ場だった!!

 

そのままセカンドに入った巧大。

よく『変わりばなに打球が来る』と言われるけど、まさにその通りで・・・

 

その回の先頭打者が、打った瞬間にライト前に抜けると思われる強烈なゴロを、外野の芝辺りまで下がりながら追ってスライディングキャッチし、送球するのに体の重心が流れてしまうので1回転しての送球にて打者をアウトにした!!

一気に味方ベンチが盛り上がった!!

 

そして!!

今日はこれだけでは終わらない!!

 

次の打者も打った瞬間にセンター前に抜けると思った打球を、セカンドキャンパス1m程のところで、今度は逆シングルでスライディングキャッチ!!

そのまま立ち上がり送球しアウト!!

 

この二つ続けてのプレーについては、我が子への贔屓目なしでファインプレーを通り越して、目が点になってしまうほどエグいプレーだった!!

 

相手ベンチから聞こえてくる声が『ええっ?・・・・・』だった!!

 

ヤバかった!!(笑)

 

帰宅後に巧大が「〇〇先輩と〇〇先輩(味方バッテリー)が『あれをアウトにしてくれると楽だわ〜』と言って、一番にハイタッチしにきてくれた」と言っていた。

 

今日の都市対抗野球を通して私が感じたこと・・・

 

それは二つある・・・

一つ目は『変えるべきもの』

二つ目は『変えてはならないもの』

 

この相反するものだった・・・

 

一つ目の変えるべきものについては・・・

以前からブログに書き続けている社会人野球仕様のフィジカル面の作り直し・・・

 

これによって、あわやスタンドまで届くのではないかと思わせるようなパワーを作り出した。

きっかけは高校2年の冬の故障だったけど、目の前の野球と将来の野球を天秤にかけて、迷わず将来の野球を選択して早々に引退し、一からフィジカル面の作り直しに取り組んだ。

 

その結果・・・

弱点であった打球の飛距離や肩の強さが飛躍的に改善できた。

 

それが、今日のバッティングの飛距離や、体制を崩した状態で送球してもアウトが取れる要因となった。

 

そして、二つ目の変えてはならないものについては・・・

小さい頃から、どんなことがあっても頑なに守り続けてきた守備のプレースタイル。

 

結果的に・・・

今日のゲームでの守備のプレーは、周りからなんと言われようと頑として守り続けてきたプレースタイルが生んだ産物だった。

決して大袈裟に言っているのではなく・・・

今日の守備での一連のプレーは、今日のあのスタイルじゃないとアウトが取れなかったのは事実・・・

 

これは・・・

『みんなが同じスタイルにしろ』と、のぼせた大きな勘違いをしているのではなく、巧大的にはこのプレースタイルでしかアウトにできなかったということを書き残しておきたいだけである。

 

この・・・

”変えるべきもの”と、”変えてはならないもの”がコラボした結果が、今日のプレーにつながったと私は感じている。

 

これを、私は『進化』だと捉えている。

 

先日UPしたブログに書いた『進化できない者は、今のこの次元の野球では絶対結果を出せない』は、変えるべきものと変えてはならいもののバランスだと感じた。

 

進化したな・・・

本当に進化した・・・

 

今日は・・・

日本のアマチュア野球の最高峰と言われる都市対抗野球という大舞台で・・・

そんな進化を見せてくれて・・・

ありがとう・・・

 

そして・・・

これ以上ない親孝行してくれて・・・

 

心からありがとう・・・