「声は一番に出す・・・」
「集合がかかれば一番先に・・・」
「グラウンド整備は一番に入る・・・」
「とにかく人が嫌がる事を一番にやる・・・」
「これが俺のキャプテンとしてのチームのまとめ方ね・・・」
「そしたら・・・」
「いい感じでチームの意識が最近変わってきたきたばい・・・」
今日の夕方に巧大と一緒にちょっとした買い物に行った時の車内での言葉・・・
そして・・・
「俺は性格的に違うものは違うとはっきり言うし、キャプテンの立場的に言わないといけない」
「そんな事を言うためには、日頃から自分がそんな行動をとっとかんと誰もついてこん・・・」
「そして・・・」
「副キャプテンの〇〇が、その後のフォローをきちんとやってくれるけん本当に助かるわ〜」
その副キャプテンの〇〇とは・・・
巧大が総監督と監督に、〇〇を副キャプテンにする事を条件にキャプテンを引き受けた・・・
〇〇が所属していた高校は、全国でも名高い監督の元で春夏を通じ甲子園で3期連続ベスト4という結果を残した強豪校出身・・・
そして巧大の所属していた高校は、この強豪校と何度も対戦し一度秋季大会で県大会で優勝を果たしたものの、その他はことごとく〇〇の高校に甲子園出場の夢を阻まれてきた・・・
お互いの高校共に部員数が100人前後の大所帯で、ベンチ入りするのも極めて厳しい環境下で、お互いに必死になって努力し背番号を背負いしのぎを削ってきた者同士・・・
だから野球に対しての価値観や考え方が合うらしい・・・
お互いに高校時代の苦悩が糧となっている・・・
来年の春に入学してくる選手達は、県内外からいい選手達が数多く内定していると聞いている!!
キャプテン!!
副キャプテン!!
今の調子でチームを引っ張れ!!
来シーズンが楽しみだ!!