想像の中のアウト

今日は光記の練習に帯同した。

 

午後からシートノックが行われ、私は右中間付近からセカンドでノックを受けている光記の動きを見ていた。

 

先週同様に動きはかなり良く、捕球エラーも以前と比べると劇的に少なくなっていて、エラーの内容が攻める形のエラーでありエラーの質が格段に上がっている。

 

さて…

今日のシートノックについて、書き残しておきたい出来事があった。

 

その出来事とは・・・

今日のシートノックは、投手と捕手を入れない状態で行われていた。

 

その状況下の中、ノッカーからの打球が一塁と投手の間ぐらいに転がった。

その打球を一塁手が捕球したが、一塁ベースに誰もおらず、捕球した一塁手が長い距離を走って一塁ベースを踏んだ・・・

 

すると・・・

ある上級生から「光記!!今のベースカバーに入れよ!!」という言葉が飛んできた。

 

それに対して、光記が「今のベースカバーは、ピッチャーだもんっ!!」「今日はピッチャーがいないんで、こんなになっただけで、もう少しボールがファースト側だったら光記が入らんといかんもんっ!!」と言い返していた!!

 

この光記の言動についての良し悪しや・・・

最初から投手が守備位置についていない状況だったので、セカンドであった光記がベースカバーに入るべきだったという解釈は別として・・・

 

親の贔屓目は無しで、その時の打球は光記の言った通り、投手がシートノックについていれば、明らかに投手が一塁のベースカバーに入るシチュエーションだった。

 

この時が、本日の書き残しておきたいと思った出来事だった。

 

何度も書いたけど、現実として今日のシートノックに投手がいない・・・

 

しかし・・・

光記の頭の中には投手がいた。

その光記の想像の中では、投手と一塁手が連携を取りながら打者をアウトにした。

 

一体何を今日書き残しておきたいのかというと・・・

 

光記の頭の中で、常に想像という作業が行われているということ・・・

無意識の中であらゆる場面の想像が行われていて、その想像の中から実際の状況に近いものを選択してプレーを行なっているという部分が見えた事・・・

 

しかし!!

この想像力っっ!!

五年程前のブログ内容に頻繁に出てくるけど、光記は幼稚園の年中さんの時からの教育積み木による右脳トレーニングを始めた!!

 

当時・・・

先輩から頻繁に言われていた『右脳野球』という言葉・・・


野球というスポーツは空間のスポーツだ・・・

ストライクもボールも空間の中での判断!!

その空間をジャッジされるスポーツというのは、野球だけと言っても過言ではない・・・

極めて高い空間認識力が必要であり、その部分は右脳が司っていて幼少時代からのトレーニングが極めて有効だと先輩に言われていた。

 

そして・・・

その空間認識を強力にサポートするのが『想像力』だと・・・

 

当時私も半信半疑だったけど、この右脳トレーニングを去年までの4年間、専門のトレーナーの元で光記が続けてきた。

 

その成果が今日見えた気がした!!

 

そして・・・

今後の光記の野球に対しての可能性の広さを感じた!!

 

脳トレーニングを受けていない長男や長女とは明らかに違うものを感じた1日だった・・・