無意識を形に・・・

 

長女のバッティングへの取り組みについて、昨日書き残したばかり・・・

 

しかし、早速・・・

練習終了後に長女を迎えに行くと、車に乗り込んできての開口一番の言葉が・・・

「よかったよっ!!バッチリだったよっ!!」

いきなりだったので私がポカ〜んとしていると、長女が「バッティングたいっ!!」と言ってきた!!(笑)

 

そして長女が・・・

「もう・・・今日、早速重いバットに変えて打ってみたもんっ!!」

「そしたら、ほとんどライナー性のセンター前!!」

「そして、打球は前と全然違うし、一つ気付いたことがあるもんっ!!」

「重いバットにしたら、少々バットの芯外れても強い打球が行くっ!!」

「ヤバい!!」

と、本当に嬉しそうな表情で興奮気味に伝えてきた!!

相当な手応えを感じた様子だったっ!!

 

私も嬉しかったっ!!

本当に嬉しかった!!(笑)

 

もっと嬉しかったのは、有頂天にならずきちんと冷静な目でモニタリングをしていたこと・・・

 

その内容とは・・・

モニタリング初日の昨日は、飛距離がある打球を打てるかどうかを試そうとしているのではなく、課題であった初動のタイミングとインパクトポイントの部分を確認するために、基準となるライナー性のセンターへの打球を打ち、バットの芯よりグリップエンド側(根っこ)で打ってみたり、逆にバットの芯より先での打感と打球の質などを比較し確認していた。

 

だだ、当たる当たらない・・・

飛んだ飛ばない・・・

 

ではなく・・・

課題に対してまず基準となるものを試して、その後に想定される可能性を試すという、根拠に基づいた分析を行っている。

 

本人的には全く意識してないと思うけど、この取り組みのプランは合理的だし根拠に基づいた方法だと思う・・・

 

①昨年の秋の公式戦終了後のモニタリング

②現状確認

③アセスメント

④方針設定

⑤長期的な目標設定

⑥長期目標を達成するための短期目標を設定

⑦具体的に取り組む内容

 

これを今回の長女に当てはめると・・・

①=モニタリングの結果、自分が置かれた打順に対してパワーが不足しているとの結果

(2020 11月初旬)

②=当時の体重や筋力、バッティングフォームなど様々な現状の確認

(2020 11月中旬)

③=体重が軽い・筋力が足りないなどの課題と改善点を抽出

(2020 11月下旬)

④=クリンアップを打つために、もっと長打が打てるようなバッターになるという方針

(2020 12月上旬)

⑤=体重増加・筋力増強・フォームの見直し、などの長期目標の設定

(2020 12月上旬)

⑥=体重を〇〇キロ増やす・握力〇〇キロ・背筋〇〇キロなど・スイングスピード〇〇キロなどの具体的な短期目標を設定(2020 12月上旬〜2021 1月中旬)

⑦=食生活の改善・プロテインを使用・ジムでのトレーニング・フォームの確認・スイングスピードの測定・道具の選定など (2020 12月上旬〜2021 1月中旬)

⑧=モニタリング

 

長女は昨日から⑧のモニタリングに入ったと思われる・・・

 

先ほども書いたように、現段階ではこの一連の流れについて長女は意図的に行っておらず無意識の中でやっていること・・・

 

しかし・・・

これまでの3ヶ月間行ってきた無意識部分を時系列にまとめ文字に起こすと、実に合理的だし根拠ある取り組みを行ってきたことが見えてくる・・・

 

これを・・・

このまま無意識で終わらせれば、長女のただの思いつきの偶然の結果になってしまう・・・

 

しかし・・・

今回は学ぶためなので後付けになるになるものの、その取り組みに根拠付けをおこなえば、それは根拠に基づいた立派なプランだったことなる・・・

 

私はこの事実を長女に伝えようと思っている。

その伝える理由には二つある・・・

 

一つめ目理由は・・・

インターハイまであと半年ほどある、これからの半年間も進化を続けなければならない。

今やっているモニタリングは、先ほど書いた①の部分になり、②これからインターハイまでの半年間のアセスメントを行うためのデータ収集を既に行っていることになる。

既に今のモニタリングを行っている時点で、次の次元のこれからの半年間の①〜⑧までのスタートが切られていることを伝えるため・・・

 

そして、二つ目の理由は・・・

将来、業界や業種を問わずこの法則は社会に出た時必ず役に立つということ。そして、この無限のループは自分の人生が終わるまで続くということを伝えたい・・・

 

このループから逃げようとしても逃げられないし、止めようとしても時間が止まらない限り絶対に止まらない・・・

 

大袈裟なことを書き残すようだけどこれは現実なんだよな・・・

 

それが・・・

『停滞は後退』

自分ではその場に留まっているように思えても、時間が進んでいる以上後退となる・・・

 

その理論からいくと・・・

停滞するより失敗した方が前に進んでいることになる。

 

なぜなら・・・

モニタリングは、次の次元のアセスメントするための材料集め・・・

目標達成できた部分と自分が至らない部分や失敗した部分の洗い出し。

そして、一般的にマイナスのイメージである『至らない部分と失敗』は、アセスメントという磨きをかけると、突如次の次元での目標に変異し一気に輝きだす!!

 

 

モニタリングは、自分の至らない部分や失敗という材料をどれだけ沢山探し出せるのか・・・

その至らない部分や失敗に、アセスメントを行うことによってどれだけ価値あるものに変えられたのか・・・

自分の至らない部分や失敗した部分の辻褄を合わせるのはただの言い訳・・・

至らない部分や失敗の部分を、その言い訳で磨こうとしても絶対に光り輝くことはない。

 

つまり・・・

過去の至らない部分や失敗に費やした時間に、どれほどの付加価値を与えられるかによって未来の進化の速度が決まる。

 

だから・・・

自分の至らないところや過去の失敗を、隠したり恥じたり後悔したりするのは、その時間の法則に反していることになるし、至らないところや失敗したことに対しては、逆に欲を出してでも探さなければならない!!

 

至らない部分や失敗した事実は極めて貴重な宝箱!!

 

ここに関してはっ!!

本当にここに関しただけよっ!!

他のところは、絶対に真似したらダメよっ!!(爆笑)

 

ここに関しては・・・

長女も光記も巧大を見習ってください!!

巧大と接したことがある色々な大人の方達が、巧大のことを「巧大君は生きる力がある」と、多くの方達が言ってくださる・・・

 

今日書き残している様な内容について、巧大は潜在的に持っている気がする。

家族皆が知っていることだけど、既に小学校の時の担任の先生からも「巧大君は社会を生き抜く力がものすごく強い!!」と、当時言われていた・・・(笑)

 

とにかく、どんな逆境があろうと何だろうと絶対足を止めない!!

当然、巧大も人間なので心折れる事が何度も何度もあったけど、巧大の凄いところは心折れたままの状態でも前へ前へと突き進む!!(笑)

巧大を知っている人達はこの表現の意味がわかると思う!!(笑)

 

心が折れたままだろうが何だろうが・・・

形はどうであれ絶対に足を止めず前に進むので、進んでいるうちに心折れた当時の至らなかったことや失敗したことが、いつの間にか自動的に上に書いた①〜⑧のサイクルに乗っかって進んでいく・・・

 

 

巧大も巧大でこれから先・・・

社会に出てまでも今の様な生き方をやっていたら100%潰れてしまうので、そこは徐々に修正しバランスが取れた大人に成長していかなければならないが、巧大の失敗を恐れず逆境に向かって進み続ける姿勢は、社会に出ても忘れて欲しくないし、その部分は長女も光記も見習ってほしいと思っている。

 

①〜⑧のサイクルを動かし続ける最低条件は前に進むということ・・・

決して立ち止まってはいけない・・・

 

今回の・・・

長女が行った取り組みは、長女の今後の人生においてとても大きな一歩だったと思う。

今回は本人が無意識の中でやった事だけど、少しだけ私がテコ入れをさせてもらって、その『無意識』に根拠を加え『意識』に変えてあげたいと思っている。