昨日は光記の練習に帯同した!!
最近は長女の大会でバタバタしていて、久しぶりに光記の練習を見たのでとても新鮮だった!!(笑)
久々にキャッチボールをしているところを動画チェックの為撮影した!!
ご覧の通り課題多し!!(笑)
前にも書いたように・・・
現在取り組んでいるのが、年中さんから3年生までの5年間かけて自主練でやってきた基本の前の基礎の、一コマ一コマを繋ぎ合わせて基本の形にしようとしている最中だなのだけど、実際に一連の動きを見ていると繋がったように見えるが、動画で撮影して事細かくチェックしていくと、粗が沢山出て来てきて目を覆いたくなってしまう!!(笑)
しかし・・・
この部分に妥協してしまうと、どの道先々で修正しなければならなくなるし、ただの修正で済めばいいが、大きなツケまでくっついてくるので厄介な事になってしまう・・・
なので・・・
根気がいる作業で時間もかかるが、この部分に関しては、巧大や長女に対しても大切にしてきたところなので手を抜けない・・・
光記がもう少し大きくなったら、理解できるかもしれないけど・・・
球児の保護者という立場での経験上・・・
中学校の半ばぐらいまでは、PDCAサイクルだけで解決できる部分が大きかった・・・
しかし・・・
それ以上になると、長期的にPDCAサイクルにて課題の改善を行いながら、OODAループにより、自ら意思決定を行わなければならなくなる・・・
その理由は・・・
中学中盤までは、メンタル・テクニック・スキル・フィジカルともに、成長の変化が大きいし、基本的な領域が大きいので、計画・実行・評価・改善というPDCAサイクルを活用した方がピッタリ当てはまるので改善がしやすい・・・
しかし・・・
それ以降の中学校半ば過ぎに関しては、メンタル・テクニック・スキル・フィジカル的に、複雑で応用的領域となるため、自分自身で判断し、臨機応変に対応しなければならない場面が圧倒的に増えてくる・・・
そうなると・・・
PCDAサイクルで、計画・実行・評価・改善にて常に進化を行いつつ、OODAにて予測不可能な状況下でも、柔軟な意思決定や対応を自分で行なわなければならない・・・
そんな意味で・・・
今の段階の光記は、PDCAサイクルにより計画・実行・評価・改善を繰り返し繰り返し行なっている・・・
これは・・・
中学校2年の半ばを迎える頃までには、PDCAによる計画・実行・評価・改善を自分で行えるようにしておかないと、その先の応用力が求められる中学半ば以降に、極めて致命的な状況になってしまうからである・・・
文章にしているので、堅苦しく見えたり難しく感じるかもしれないが、端的に言えば親の手が届かない領域に達する中学2年半ば以降に、指導者や親やその他の人達から、やれと言われた事だけをやる、いわゆる指示待ちの選手になってしまうからである・・・
もっと言えば・・・
やらされ野球の根源はここにあると気づいたからである・・・
高校になると、これができる選手とできない選手が真っ二つになって表面化する!!
PDCAサイクルが自分の中にできていない者は、改善を求められた際に、改善の質や深さなどが極めて限定的なものとなってしまう・・・
いわゆる・・・
目先だけの改善となってしまう・・・
そうなると・・・
改善の根拠まで掘り下げて改善できていないため、課題が変わった形で次々に表に出てしまう・・・
しかし・・・
その沢山の改善の原因を掘り下げると、根本的な原因が一つの要因によって引き起こされていることが多い・・・
そんな負のサイクルにはまり込むと・・・
成長をしなければならないのに、同じような失敗を繰り返し、いつまで経ってもその場に止まる状況となる。
要するに、その原因は・・・
自分のことなのに・・・
自分の課題整理と解決方法の整理ができていないからである・・・
そうなる原因は・・・
『自分で考える』という思考をストップしているから・・・
先ほど書いた指示待ちの状態の根拠である・・・
選手がそうなる原因には・・・
本人ではなく外的要因によるも影響が大きいのだと、巧大とのやりとりの中で学んだ!!
だから・・・
私は巧大を始め・・・
長女や光記との関わり方を大きく変えた・・・
だからと言って、PCDAとOODAの理論を経営コンサルトに依頼して、我が家の子供達に講義をしてもらったとかではない!!(笑)
私がやれる範囲で・・・
私の言葉で・・・
子供達に理解できるように・・・
コツコツと一つ一つ、改善すべき課題の改善方法を教えて行った!!
何度も書くが、私は野球経験が豊富な訳ではないので、直接的な改善方法などわからない。
しかし、改善の方法については仕事上で勉強しているので、わかりやすく伝えることができた・・・
これを根気強くコツコツとやっていった結果・・・
このPCDAとOODAを、少しずつ自分で実行できるようになると、メンタル面がグングン成長していった!!
その理由は、私の解釈からいくと・・・
本人が『自立』するからだと思っている・・・
簡単な話・・・
人から言われた事だけをやる指示待ちの選手は、人から言われて改善を求められると、人の責任にできる・・・
だから・・・
いつまで経っても自立できない・・・
しかし、自分で計画し、実行し、評価をし、改善するので、他人の責任にはできないのである・・・
だから・・・
その分、自分で考える!!
必死に自分で考えて考えて考えまくって、野球をやるようになる!!
さらに、その自分で考える野球をやる段階で、絶対的に必要なのは『競争』だと思っている!!
なぜその競走が必要なのか・・・
その理由は、PDCAによる計画・実行・評価・改善と、OODAの観察・状況判断・意思決定・実行のサイクルや、ループの回転速度を加速させてくれる!!
風車に向かい風が必要なように、PDCAとOODAという風車には、適度な向かい風が必要なのだ・・・
その向かい風が『競走』なのだ・・・
この競走という向かい風を受ける事なく・・・
風車が回らない状態であったり・・・
改善を自分で考えずに人任せにしてきた選手は、中学まで誤魔化せていたはずの指示待ちの姿勢が、高校になると誤魔化すことができなくなり、プレイとして表面に現れてくる・・・
そこで、初めて気づき慌てだすが・・・
その時にはもう遅い・・・
小さい頃から向かい風を受け、風車を動かし続けることが当たり前で育った、チームのトップを走る選手達は遥か先を走っている・・・
追いつけないと悟った選手は・・・
自分を正当化しようと
言い訳を始める・・・
そんな、選手が試合に出ると・・・
自分で自分という選手を作ったわけではなく、人から自分という選手を作ってもらったので、指示がないと自信がモテなく足元がすくんでしまう・・・
そんな、不安があるから・・・
練習では上手くできることが、試合ではできない・・・
全てネガティブに捉えて、ポジティブに捉えることができない・・・
自立した選手というものは・・・
ここぞという時に、必ず結果をだす選手である・・・
しかし、させられ野球や指示待ちで止まっている選手は・・・
ここぞという時に、必ず致命的な失敗をする・・・
私は子供達に、そんな選手になって欲しくないから、向かい風に子供達を晒した!!
私の役目は・・・
向かい風が吹く場所を見つけ、その風向きに合わせてあげて、風車の歯を回す方法を教える事だった・・・
それに気づいたのは、巧大が中学3年生ぐらいの時だったかな・・・?
端的にいうと・・・
自立できていないから、自信がもてない・・・
自信が持てないから、自分に責任が重くのしかかってくる試合に足がすくむんだよ・・・
その理由は、指示待ちで人の責任にできたから、自己責任になるのが怖いから・・・
だから・・・
同じ境遇の選手同士で群れを作って慰めあう・・
自分に責任を持ちたくない選手が、フィールド上でいいパフォーマンスができるはずもないし、そんな選手がいれば勝負に勝つことなんてできないんだよっ!!
自立していれば・・・
そんな事をしている暇なんてない!!
だって!!
強い向かい風が吹いたら、風車は高速で回転するから、PDCAサイクルもOODAループも一気に加速するんだよね・・・
その分!!
次の試合には、自己改善できて自信持ってプレーするから、勝つことしか頭にないんだよね・・・
もっと言えば、常に負ける想定で試合には向かわないんだよね・・・
光記には・・・
将来!!絶対に自立した野球選手になって欲しい!!
兄〜にも・・・
姉〜ねも・・・
嬉しいことに、立派に自立した選手になってくれた!!
上手いとか下手だとかではないんだよね・・・
『自立した選手になって欲しいと言っているだけだから・・・』
光記!!
これからも一緒に頑張ろうなっ!!
パパがいい風が吹くところへ連れていってあげるから!!
昨日・・・
投げたボールがなぜ上に抜けるかを聞いた時・・・
光記は・・・
「左足が左に開きよるけん、体も開くでしょ・・・」
「だけん、右の上ボールが行くとたい!!」と答えたよねっ!!
それが・・・
風車が回っている証拠なんだよ!!
自立に向かっている証拠なんだよっ!!
自分で考え自分を育てること・・・
監督もコーチもパパもママも・・・
兄〜も・・・
姉〜ねも・・・
光記の代わりに試合に出ることはできない・・・
実際にプレーするのは光記なんだよね・・・
だから早く、野球選手として自立しなければならない・・・
そうしないと必ず悔いが残る野球生活になってしまうから・・・