今まで評価された事がなかったバッター

長女のソフトボール部にも、4月から新しいコーチが就任されたが・・・

同じく巧大の方にも、4月から新しいコーチが就任された。

 

その就任されたコーチは、全国の高校野球ファンなら必ず知っている地元の強豪校出身で、高校通算61本の本塁打を放ち、ドラフト5位でNPBチームに入団した方!!

今はもちろん現役を引退され、この春からコーチに就任された。

 

まだ年齢も若いので、たまにバッティング練習に入ったりされるみたいで、その姿を見た巧大が「なんさん!!エグい!!」と言っていた!!(笑)

 

昨日・・・

帰宅した巧大に声をかけると・・・

巧大が「俺・・・やっぱ天才ばいっ!!」と、また訳がわからない事を言った・・・(笑)

 

理由をたづねると・・・

「俺!!今日のバット投げで、チームで一番だったばいっ!!」と・・・

 

私は・・・

とうとう巧大も・・・

行き着くところまで行ってしまった・・・と思った!!(爆笑)

 

笑っている私に、巧大が・・・

「バット投げ、もしかして知らんと?」と、真顔で聞いてきたので・・・

私が・・・

「はあ?」というと・・・

これは、真面目な練習だった!!(笑)

 

冒頭に書いたコーチが選手全員にさせたことらしい!!

実際にやったことはなかったらしいけど、巧大もバット投げの存在は知っていたみたいで、とにかくフルスイングでバットを振って遠くに投げるのがルールらしく、投げたバットがセンター方向に、より遠くに飛ぶのが一番の理想らしい!!

 

これが簡単そうで、かなり難しいらしく・・・

昨日はファウルゾーンやひどい選手は、真後ろに飛んだ選手もいたらしい!!

 

そんな中・・・

巧大は!!

フルスインしてバットを離すと、真正面のセンターに向かってかなりの飛距離を出したらしい!!(笑)

 

それを見て!!

周りが・・・

おおおおおっっっっ!!と、言って驚いたらしい!!(笑)

 

そして、私がセンター方向に飛ばす選手と、そうではない選手の違いを尋ねると、「手首を返すタイミング」だと言った!!

 

私はこの領域はさっぱりわからないので、その根拠はよくわからないけど・・・

とにかく、そうらしい・・・(笑)

 

その後・・・

コーチが巧大のところへ来て・・・

「お前・・・今までバッティングの評価高かっただろ?」と聞いてきたらしい・・・

 

が・・・

巧大が「自分は!!子供の頃からずっとバッティングはクソで、守備はよく褒めてもらいましたが、バッティングは褒められた事はありません!!」と答えると・・・

 

コーチが、もう一回・・・

「本当に褒められた事はないのか?」

「俺は、お前のバッティングは上手いと思っていて、テイクバックの使い方がものすごく上手い!!」

「お前!!本当にバッティングいいぞっ!!」と褒められたと言っていた!!

 

私も・・・

巧大のバッティングに関して、学童時代から褒められたという記憶がないし、前々からこのブログに何度も書いてきたが、巧大にとってバッティングは鬼門だった!!

 

よく走攻守揃った選手と言われるが・・・

走ることに関しては、100人近い部員の中で必ず3本の指に入っていて早い方だったし、守備に関しても、高校時代に他の選手が取れないような難しい打球を、お前は簡単にとってしまうから誤解をされるんだっ!!と言われるほど、守備に関しては評価をもらっていた・・・

 

しかし・・

バッティングに関しては、学童時代からずっと評価されたことがないし、常に打順は下位か2番にしか入ったことがないと思う・・・

ひどい時には、守備固めのみの起用だったりした・・・(笑)

 

それが・・・

高校を卒業し社会人野球のカテゴリーに入った去年から、突然バッティングで結果が出るようになり、去年はチーム内で首位打者を獲得して、それから今日に至るまで1番として定着している・・・

 

つい先日行われた、今年初の公式戦となったクラブ選手権でも、1番で起用され2本のヒットで1打点を上げて結果を残した・・・

 

普通・・・

上のカテゴリーになればなるほど、投手のレベルが上がるので打てなくなると思うし、金属から木製バットになり飛距離も出なくなるので、反対だと思うんだけど・・・

私にはその理由はよくわからない・・・(笑)

 

でも私が巧大を見ていて・・・

バッティングにおいて、今までと大きな違いを感じるのは、絞り玉を絞る精度が格段に上がったのは間違いないと思う・・・

これをもっと掘り下げれば、相手バッテリーの配球の読みの精度が上がった!!

 

本人もよく言うのだが・・・

たまに高校生とOP戦があって、その高校生バッテリーの配球の読みが外れる事が多いし、投手のコントロールが定まらないので、球種とコースを読んでいたとしても逆玉が来たりして、ボールを絞ることが物凄く難しいとよく言う・・・

そして・・・

こっちからトラップを仕掛けて、自分が絞っている球種とコースに投げさせようとするも、その駆け引き自体に気付かなかったりして、相手が駆け引きに引っかからないのではなく、駆け引き自体に気付かないのでボールを呼び込むことができない難しさがあるとも言う・・・

 

反対に社会人野球の場合は・・・

当たり前だが・・・

球速、変化球のキレ・コントロールなど、高校までの投手とは次元が違う・・・

特に、企業チームの投手となると・・・

さらにレベルがぐんと上がる・・・

球種もコースもわかっているけど、打てないレベルだと・・・

 

しかし・・・

結果は別としても・・・

レベルが上がれば上がるほどコントロールが良いし、駆け引きによって配球が絞れるので、クラブチームや企業チームとの対戦の方が断然打てると言っている。

 

もしかしたら、高校卒業後にバッティングが上がってきたのは、バッターとしてのタイプが大きな要因じゃないかと思う・・・

 

力で勝負できるタイプではないので、やっぱり配球を読んで技で勝負しなければならないし、長打が無い分アベレージを稼がないと厳しい・・・

 

ちょうどそのスタイルのバッティングが、今のカテゴリーの投手と合っているのかもしれない・・・

 

我が家の3兄妹で・・・

長女と光記に対しては・・・

親の視点でゲームを見てしまう傾向が強くて、今日のゲームで何事も起きませんようにと思ってしまいがち・・・

 

しかし・・・

巧大に対してだけは独特で、親の視点ではなく観客的な視点で見てしまい・・・

長女と光記とは正反対で、何かが起きないかな?と思ってしまう・・・(笑)

 

なんというか・・・

ハラハラドキドキするような事が起きて、それに対応する巧大をみたいというか・・・

言葉にすると難しいなあ〜(笑)

とにかく笑いながらゲームを見れるんだよな・・・(笑)

 

あいつは・・・

独特の雰囲気を持った不思議な奴・・・(笑)

 

見てて飽きない男・・・(笑)