大地を掴む

現在・・・

NPB 球団や選手、強豪校などで取り入れられている地下足袋を履いて練習を行うという練習方法・・・

大手野球用具メーカーのSSKも地下足袋を発売している。

 

ネットで調べてみると、ずっと以前からその様な取り組みが行われていたみたいだけど、我が家の長男も、高校時代に地下足袋を履いて練習に取り組んでいた。

 

スパイクではなく、この地下足袋を履いて様々な練習に取り組むのだが、巧大にとってその効果が一番出たのは50m走のタイムや、守備範囲の部分で瞬発力やフットワークなど下半身の部分だった。

 

本人が当時を振り返って、50m走のタイムが1秒縮まったと言っていたし、とにかく下半身が強くなったと言っている。

 

先ほど書いた、SSKによると・・・

地面をつかむことが大事だとよく言われています。野球でも、ピッチャーなら投球時、片足立ちする格好になりますが、その軸足がぶれると、思ったコースに投げることができません。バッティングではインパクトの瞬間に足裏で地面をつかむことが重要であり、守備では素早い前後左右の動きに対応できるバランスが必要になります。これら全てのプレーを支えるのは、実は足の裏なのです。

 

プロ野球選手を始め、多くのアスリートやチームの動作改善指導、身体ケアなどを指導しているモーションコンポーザーの奴白光(ぬはく ひかる)氏は、「本来、足というのは柔軟で高機能なものだ」と言います。「近年の便利で快適な暮らしは、足の機能を低下させています。車や電車、エレベーターなどで、歩く機会自体が減っています。さらに、足のためを考えた高機能シューズも、性能が良すぎて足が本来備えている足裏のアーチ機能、衝撃吸収機能を奪ってしまい、次第と使わなくてもよいようにしてしまう結果になってしまっています」足袋を練習時から活用することによって、日常的に足底筋を鍛えることができ、足裏を使ったカラダの使い方ができるようになります」。

 

バランスが悪かったり、すぐに転ぶなど、子どもによく見られる運動の問題は、足指を鍛えることで解消されると言われています。バランスが悪く、歪んだ立ち方しかできない選手は、姿勢が悪いことでケガにつながります。足袋型トレーニングシューズは、そういう意味で、ケガなく、選手生命を伸ばすために不可欠なシューズなのです。

(SSK HP 商品紹介文より抜粋)

と、科学的にこの足袋を使用しての効果が実証されており、NPB球団や野球強豪校だけではなく、バスケットチームや様々なジャンルのスポーツでも導入されている。

 

先日・・・

この事を・・・

 

現在、長女のソフトボール部のコーチである〇〇コーチと、二人で巧大の高校時代の思い出話をしている時にこの話題が出てきて、光記も小さいうちから、足の裏で地面を掴む感覚を覚えるためにも、足袋を履いて練習をする事は有効な手段であると言われた。

 

私は・・・

まだ巧大が小学生の時には、この地下足袋を履いたトレーニング方法を知らず、当時巧大と自主練をやる際に、裸足でティーを打たせたりノックをやったりしていた。

 

これは、私の先輩からの助言によりやっていた事だが、この練習の目的としてSSKの説明文にも書いてある通り、足の裏で地面を掴む感覚が、バッティングにおいても守備においても大事だからという理由だった!!

 

今回、長女のソフトボールの〇〇コーチからの助言で、その事を思い出して、学童の監督である〇〇ちゃんに許可をもらうため連絡をすると、地下足袋を使用する事を許可してくれて、早速購入し光記が地下足袋を使用して練習に臨んでいる。

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この地下足袋を使っての練習は、一度や二度で効果が出るものではない・・・

 

そして・・・

今まで高機能だとされる日本のスパイクやトレーニングシューズを、これまでずっと履いて練習をしていたので、クッション性が無い地下足袋を使用する事でのリスクも当然あり、本人の様子を見ながら使用頻度や練習内容によって、使用を見極める必要もある。

 

しかし・・・

私たちの小さい頃は、運動会も裸足だったし・・・

木登りや・・・

学校や公園にある遊具なども裸足で遊んでいた・・・

 

改めて考えてみると・・・

確かに今の子供達は裸足で行動する機会が極端に少ない・・・

 

現代のテクノロジーと、元々人間が持ち合わせている能力を、最大限に引き出すための取り組み・・・

 

巧大の大きな武器であるスピードとキレを、光記も手に入れる事ができたら、それは光記にとっても大きな武器となる。

 

こんな小さなことの積み重ねが、将来を大きく左右する事になる。