本物のキャプテンとしての器か否か・・・

先日のOP戦で巧大が使用するバットを、1年生が使用して折ってしまった!!(笑)

巧大が勿論冗談でだけど、「お前!!誰のバット折ったかわかっとるんかっ!!」と、ベンチの中で叫んでいた!!(笑)

 

と、巧大は言うものの・・・

折れたバットは、巧大個人のバットではない・・・(笑)

 

巧大のクラブチームは非常に恵まれた環境で・・・

理事長が熱狂的な野球ファンであるが故なのであるが、野球道具や遠征費に至るまで学校側から支給される。

なので、今回折れたバットは巧大のバットではなくチームのバットになるが、学生とはいえやはりそこがこのカテゴリーの勝負の世界であり、結果を残している選手が優先されバットをオーダーできる。

 

そして昨日・・・

チームマネージャーが新たなバットの発注をするため、巧大にバットのサイズとグラム数の確認にきて、巧大は折れたバットと全く同じものをお願いしたらしい・・・

 

その、巧大がいつも使用するバットは、数あるメーカーの各種あるバットの中でも、最安値だと言っていいほど安いバットだが、巧大自身にとっては神バットで一番しっくりくるバットらしい・・・(笑)

 

そして、マネージャーから巧大のバット以外に数本購入するので選ぶ様に言われ、1年生連中が沢山のカタログを見ながら、値段も気にせずあーだこーだ言ってなかなか決まらなかったらしい!!(笑)

 

その時に巧大が、これも冗談混だが「お前達!!結果出すのはバットじゃないぞ!!」と言ったらしい!!(笑)

すると!!

その言葉にチームマネージャーが、「4割5分のバッターがそう言ってるんだから間違いない!!お前達!!何も言えんだろっ!!」の一言で、1年生が黙り込んだと言っていた(爆笑)

 

実はこのマネージャー!!

男性じゃなく女性!!(笑)

それも元女子プロ野球選手!!(笑)

この春から元NPB選手だった〇〇コーチと時を同じくして、チームに合流したチームマネージャー!!

 

マネージャーとして、チーム全体の金銭管理から飲み物や食事の管理・・・

スコアにデータ解析などチームのマネージメントの全てを行う!!

 

そして!!

そんなマネージメントだけではなく・・・

ノックも鋭い打球をガンガン打って、試合中は選手達に細かいデータや情報を提供し、げきも飛ばす!!

先日のOP戦でベンチの後ろで見ていたが、物凄く頼もしいマネージャーだった!!(笑)

 

さて・・・

今日、これから私が書く内容は・・・

先日の様なバカ親の内容ではなく(笑)、私が今日書きたいのは、上のカテゴリーになればなるほど、ものを言うのは冒頭に書いた内容である『結果』であるということである・・・

 

ぶっちゃけた話・・・

高校までと比べて結果重視のシビアな世界である。

 

これは決して大きな話ではなく・・・

言い訳や泣き言などは全く通用しないし、そもそもそんな事を言ってもまともに聞いてくれる者もいない・・・

逆に大きな口を叩いても、そんなの結果を出してから言えの一言で終わってしまう・・・

 

一般社会と全く同じである・・・

何も難しい話ではない・・・

 

会社組織でいう・・・

No work No payの原則や、能力に応じて支払われるAbility Salariの原則など、金銭的な対価は勿論発生しないが考え方は全く変わらない・・・

この前書いたばかりであるが、頑張るも自由であり頑張らないのも自由・・・

だけど、それも全て自己責任ですよ・・・と、言うだけの話である・・・

 

そんな意味で、高校までとは全く違う意味で極めて厳しい環境である・・・

 

巧大達は学生であるが・・・

対戦する相手は、会社やスポンサーの看板を背負い、自分の生活や家族の生活を背負い、巧大達の何倍ものプレッシャーを感じながら試合に臨んでいる。

しかし・・・

そんな相手と対戦し、さらにそんな相手から結果を出さなければならならない・・・

学生だからといって例外はなく、結果を出すと言う意味では社会人野球やクラブチームの選手と条件は同じなのである・・・

 

対価は発生しないものの、そんな相手から結果を出さなければ試合に使ってもらえない・・・

だから・・・

言い訳や泣き言を言っている暇もないし、聞いている暇もないのである・・・

 

 

実際に巧大は、このカテゴリーになってから頻繁に『結果を出さないと何も言えない』と言うようになったし、特にキャプテンを任されるようになってからは、自分がチームの誰よりも結果を出さないと形だけのキャプテンとなってしまうから・・・

 

『俺が結果出さんと誰もついて来ん・・・』と、頻繁に口にする・・・

(※俺が結果を出さないと、キャプテンである自分に誰もついてこない・・・)

 

本人は無意識かもしれないが、私に野球の話をするときに物凄い頻度でこの言葉が出てくるので、私は心の中でチャランポランに見えるけど、こいつなりにプレッシャーを感じてキャプテンをやっているんだなと思っている・・・

 

しかし、

今の結果があるのは、今までのプロセスがあるからだと言うことを決して忘れてはならない・・・

 

フィジカル的な成長が遅かった分・・・

目先の結果よりも先々の結果と言い聞かせながら、我慢に我慢を重ねコツコツと積み重ねてきたものがあるから、今の結果が出ているのは間違いない!!

 

最後まで・・・

今の結果に決して奢ることなく、過去の自分を思い出しながら厳しく戒めて結果を出さなければ、チームのキャプテンとしての責任を果たすことができない!!

 

これまで・・・

『通過点としての野球』を、高校まで我慢に我慢して貫いてきたからこそプロセスという貯金ができて、その貯金を今度の都市対抗野球で一気に投資して結果を掴め!!

 

小学校2年生から始めた、野球の全プロセスを今度の都市対抗野球で出し切れ!!

まさに巧大の野球人生の総決算!!

 

最後まで結果を出し!!

名実とも兼ね備えたキャプテンであり続けろ!!