自立こそが成長のカギとなる

なんの前触れもなく突然・・・

長女が光記に向かって「光記〜今野球が楽しいど〜?」と尋ねていた?

それに対して、光記が「うん」と答えていた・・・

 

だからなんだ・・・?

と、いう話になるが・・・(笑)

 

しかし・・・

私にはなぜ突然長女が光記に対して、こんな質問したのかという理由がなんとなくわかる・・・(笑)

 

昨日の続きみたいな話になるが、私は昔から光記だけではなく練習中に動画を撮りまくり、自宅に帰ってパソコンの画面で何度も繰り返し見るのが楽しみである。

 

私の趣味みたいなものである!!(笑)

 

最近、光記がとてもいきいき楽しそうに練習している!!

動画を通してもそれが伝わってくる!!

 

先週の日曜日もいつもの様に、私がパソコン画面で動画を見ていると長女も一緒にその動画を見ていた。

その時の長女は光記の動きなどについてのみ話ていたが、おそらく長女も私と同じ様に光記がいきいきと練習している姿を見て、光記に向かって「今野球が楽しいど?」と尋ねたのだと思う・・・(笑)

 

それほどいきいきとしている!!(笑)

 

ではなぜ・・・?

今、光記がいきいきと野球をやれているのか?

 

その理由は・・・

自分なりに疑問を持ち・・・

自分なりに原因を考え・・・

自分なりに改善点を見つけ・・・

自分なりに修正方法を考え・・・

自分なりに修正をやってみて・・・

自分なりに手応えを感じ・・・

それで結果が出たという、成功体験を積んだからだと思う・・・

 

時は1ヶ月程遡る・・・

事の発端はチームで遠投距離を計測し、思うように距離を投げれなかった事が発端である。

そこから光記は、自分自身の『投げる』という動作に対して疑問を持った・・・

 

以前、光記の野球ノートの内容をこのブログに紹介したが、その時期がちょうどこれぐらいの時だった・・・

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その時にブログで紹介した光記の野球ノートがこれ・・・

 

なぜ自分は遠くに投げることができないのか?の原因を自分で考え、自主練で天井投げを行う中でボールの握りとリリースについて改善が必要なのではないかと考える様になり、ボールの握り方とリリースを実際の練習で色々試してみると、何かコツみたいなものを掴む事ができ、以前は届かなかったところまでボールを投げることができた。

しかし、まだ知識が浅く結果に対して自信が無いため、自分がやった試みが合っているか否かを巧大に確認した・・・

 

さらに・・・

巧大に対して今後どうやったらもっと良くなるのかを聞いた・・・

 

こんな内容がこの野球ノートに記載してある・・・

 

野球ノートにこんな内容を書く前まで、私も巧大もこの件に関して光記に一切関与をしていない・・・

 

正真正銘、光記自身で考え行動に移してやったことである・・・

 

私が巧大や長女の野球を通して学んだのが『野球選手として自立する』という事である。

その野球選手としての自立を促すためには、PDCAサイクルを自分の力で自然的に行えるようになる事が最善策だと思い、これまでの光記との関わり方としてPDCAサイクルを強く意識して接してきたつもりである。

 

こんなコンサルティング会社がセミナーで使うような言い回しで言えば難しく感じるが、内容的には計画→実行→評価→改善を繰り返すというだけの事であり、小学生でも理解できるし実行も十分可能である!!

 

このPCDAサイクルをパソコンに例えると、アセスメント(課題分析)や目標達成までを一括で行える専用ソフトの様なものだと思っている・・・

 

しかし、その専用ソフトを使用するにはWindowsMacに搭載されているオペレーションシステム(OS)が必要であり、このOSが搭載されていなければご存知の通り、パソコンでソフトを動かそうとしても動かないし、パソコン自体を起動することすらできないのである・・・

 

そのOSの部分は全ての基礎となる部分で、これを光記の野球に置き換えれば、ずっとずっとブログに書き続けている『基本の前の基礎』だと思っている。

なので、光記が年中さんの頃から大切にしてきたものでずっと繰り返し練習してきた。

 

この基礎的な部分がなければ、いくら課題分析ができるソフトツールがあってもソフトは起動しないし、課題分析ソフトだけがあっても基礎OSとなる部分がなければ意味をなさない・・・

この二つが揃わなければ機能しないのである・・・

 

なので・・・

その『基本の前の基礎』練習を繰り返すのと同時に、以前からPDCAサイクルを活用した課題分析する方法を光記に対して地道にやってきた。

 

そして!!

今回、本人が自分で考え行動できるという裏付けが取れたのである!!

 

これは!!

非常に大きな出来事だと思っている!!

 

決してオーバーな話ではなく・・・

中学から先というのは、自分で考え自分で行動できる選手でないと成長が無い!!

与えられる事が当たり前の指示待ちの選手というのはことごとく淘汰されてしまう・・・

 

なぜそれが中学から先なのかというと、中学野球となれば親が子供の野球に関与できなくなる・・・

そうなれば指導者から与えられる課題を、自分で考え自分でクリアしていくしか方法がないのである。

親は助言はできても、直接グラウンドに出て我が子を助けることなど絶対にできない・・・

だから自分で考え自分で行動することができなければ淘汰されてしまう・・・

 

そのことに中学になって気付いても時既に遅く・・・

それから慌てて野球選手として自立できるように取り組もうと思っても、既に親は関与できないので現実的にできないし、例えやれたとしても長い期間指示待ちの環境に慣れてしまっているため相当な時間と労力が必要となる・・・

 

ではなぜ、私がこんな偉そうな事を書けるのか・・・?

それは、自分に失敗経験が実際にあるからである・・・

私自身が苦い経験を実際にしたから書ける事で、実際には私の未熟さを巧大が努力でカバーしてくれたから、巧大は野球から淘汰されずに二十歳まで野球を続ける事ができたと思っている・・・

 

子供は年頃になれば勝手に親離れをするものである・・・

しかし、タチが悪いのは親の子離れである・・・

精密には、私が子離れしたのは巧大が中学校1年ぐらいの時だったと思う・・・

それがもっと早く子離れが出来ていたらと、今でも悔やんでいる・・・

 

親離れしようとする巧大に、粗を探してはあ〜だこ〜だグチグチ言って、私自身ができもしない事をあ〜しろこ〜しろと言えば対立しか起こらない・・・

巧大にとっては、野球に集中できないどころか野球自体嫌になる・・・

 

当時、私自身が巧大の伸び代を奪っている事に気付いていなかった・・・

私自身がそれに気付き考え方を変え、自由を手に入れた巧大は自分で考え、自分で行動する喜びを覚え、それからどんどん進歩していった・・・

 

私から見る巧大自身の本当の意味での野球人生のスタートラインは、そんな環境が整った後の様な気がする・・・

 

そんな苦い経験があるから・・・

光記には学童時代から自立した選手になるためのOSと課題分析ソフトをインストールさせたかった・・・

光記には少しでも早く野球選手として自立し、自分で切り開く力をつけて野球を楽しんでほしいと心から思っていた!!

 

その兆しが今回見えた!!

なので!!

本当に嬉しかったし、自分の中での過去の巧大への胸のつっかえが取れた様な感覚にもなった!!

 

しかし・・・

今回、一度結果が出たからといって、今後必ず結果を出せるというものではない!!

これもパソコンソフトと同じで、常にOSやソフトに最新版のアップデートを続けなければならない!!

 

これを怠ると・・・

起動できていたものができなくなったり、セキュリティー関係が甘くなりウイルス感染を起こしてしまうように、これまでできていたことができなくなったり、周りからの悪い影響や誘惑に負けてしまったりする・・・

 

なので今後も常にアップデートを行い万全の環境を整えていく必要がある!!

 

でもとりあえず9歳で、自立への兆しが見えた事は今後にとってとても大きな事!!

自分で考え自分で行動し結果を出すことが出来た事について、光記には自信を持って欲しい!!

 

ほんと・・・

光記のお陰でこっちまでいきいきしてきたよっ!!