光記にとっての巧大の存在

今週の週末はホームで練習だった!!

金曜日から遊びに行って家に帰ってこなかった巧大が、土曜日の朝に光記を連れてグラウンドに到着すると既にそこにいたっ!!(笑)

 

巧大ももう二十歳なので、私もわざわざ尋ねもしないけど・・・

車から降りてきた巧大は遅くまで遊び回っていた様子で、目がほとんど開いていなかった!!(笑)

 

そして巧大は監督やコーチの元へ挨拶に行ってしばらく帰ってこなかった。

その時に大きな笑い声が聞こえていたので、色々と話が盛り上がっていたんだろう・・・(笑)

 

その後、一度保護者の方へ戻ってきたものの・・・

捕球の基本動作練習が始まると、すぐにグラウンドへ出て選手達に指導を始めた・・・

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野球をやっている子供達の姿を見ると、引退したとはいえ野球の血が騒ぐのだろう・・・(笑)

 

選手達はグループに分かれて捕球練習をやっていたが、そのグループを行ったり来たりしながら選手一人一人に指導を行っていた。

 

そんな中!!

嬉しい出来事が土曜日に起こった!!

 

私も嫁さんも直ぐに気づいたが、他の保護者さん方もいつもの光記との違いに気付いた!!

 

その出来事とはっ!!

グラウンド内で指導する時の巧大に対して、光記が監督やコーチに対してと同じように全て敬語にて対応し、巧大の指導に対して大きな声で「はいっ!!」と返事をしていた!!

 

光記の成長を実感して安心したというか・・・

とても嬉しかった!!

 

光記に対して、私も嫁さんも監督もコーチも巧大に対して、そんな対応をやれとは一言も言っていない・・・

 

土曜日の巧大の指導の入れ方や力の入れ方は、ただの練習のお手伝い的な雰囲気ではなく、正式なコーチでは無いもののコーチ的な雰囲気や熱の入れ方で選手達に指導を行っていた・・・

 

そんな空気感を光記が察知して、巧大を兄としてではなく指導者としての対応を自らやっていた!!

 

そんなところに光記の大きな成長を感じたっ!!

 

入団して間もない保護者さん方も・・・

「光記君は、野球の時にはお兄ちゃんと敬語で話すんですね」なんて言ってたけど、びっくりしたのは親の方だった・・・(笑)

 

今回の光記の言動を見ていて、野球選手としての巧大に対して尊敬しているのがものすごく伝わってきたし、公私をきちんと区別して対応を変える事ができるまでに成長した光記の姿が見れてとても嬉しかった・・・

 

十数年前に・・・

こんな日が来るとは思ってもみなかった・・・

 

そして・・・

練習が終わると・・・

いつも通りの年の離れた兄弟に戻り、巧大が「光記!!今から兄〜にと魚釣りして帰ろうかっ?」というと、光記も喜んで「うんっ!!行くっ!!」と言って、急いで巧大の車に乗り込み二人でグラウンドを後にした・・・

 

野球選手としての巧大は、世間的には全くの無名選手だが・・・

光記にとっての野球選手としての巧大は一番身近な野球選手であり、ずっと背中を追いかけてきたヒーローなんだよね・・・

 

そして・・・

トムソーヤの様に、男としてのワクワク感を持たせてくれる兄でもあるのだ・・・

 

私にとって・・・

そんな土曜日の光景は・・・

『親冥利に尽きる』

光景であった・・・