こんなことやり続けて13年・・・(笑)

バッティングほど、時代によって考え方が変わるものはない・・・(笑)

ついこの前まで”これがいい!!”と言っていたかと思うと、いつの間にかそれが時代遅れとなり、タブーだと言われていたものが最新の考え方になっていたりして、私の様な素人にはとても分かりづらい・・・(泣)

 

なので・・・

いつも着地点は『本人に合っているスイングが一番良い』という、なんとも非科学的なところで落ち着いてしまう・・・(笑)

 

巧大が学童の時はダウンスイング時代の真っ只中で、とにかく上からバットを出しボールの中心のわずか下を打てというのが主流であった・・・

 

それが僅か10年ほどで、ダウンスイングでボールを点で捉えるのではなく、線で捉えるレベルスイングが良いとされ、現在となってはパワーポディションとかバレルとかインサイドアウトとか、沢山の情報があり過ぎて正直言って私はよくわからない・・・(笑)

 

そんな状況の中で、先ほど非科学的だと書いた『自分に合ったスイングが一番良い!!』という考え方が、根拠は薄いが実は一番理に適っているのでは無いかと思う様になった・・・

 

そこで私は・・・

非科学的だと思っていても、もしそこに根拠を見つけることが出来たなら、それは間違いでは無く正しいという判断になると思い、自分でインターネットで調べたり周りの野球関係者に聞いたりしていた。

 

そんな事をやっているうちに・・・

ある現役バリバリの指導者をされている方が『4スタンス理論』について話してくれた。

この4スタンス理論だが、高校時代に巧大が私に話してくれた事があり、以前に一度耳にしてはいたのだが、その時はまだ詳細を調べるまでには至っていなかった・・・

 

そして、今回再びその方を通して4スタンス理論という言葉を耳にして、今回は興味を持って色々な情報を読みまくって、その判定方法に基づいて光記を判定してみた・・・

 

すると・・・

光記はB2というカテゴリーに分類された・・・

 

そして、今度は・・・

そのB2に分類されているプロ野球選手を見つけるだけ見つけて、徹底的にその選手達の共通点を調べまくった・・・

 

ご存知の通り・・・

私は面倒臭い男で、こんなのが大好き!!

仕事より真剣に調査した!!(笑)


すると案の定いくつかの共通点を見つけた!!

その一つ一つをブログに書くと超長くなるので割愛するが、そのプロ選手の共通点を基に今回光記と実際に取り組んだ主な内容を書くと・・・

 

B2タイプと言われている数人のプロ選手の動画や画像を見て・・・

まず構えについては超脱力でバットを握り、背筋をあまり伸ばし過ぎておらず、グリップの位置は肩の高さより低い選手がほとんどだった・・・

 

そのため、光記には左の肘を心臓に当てるように言った!!

その理由は、その位置に左肘を置くと構えた時にグリップの位置が肩の高さより低くなりちょうど良い高さで、姿勢も背中を伸ばしすぎずリラックスした状態で自然な構えができたからである!!

 

そして、テイクバックで共通していたのは、下半身というよりも上半身を使いバットのグリップを上げるのではなく、構えた状態から後ろへ平行にスライドさせている選手が多く、振り出しも下半身よりもバットが後で出てくる選手が大半だった・・・

 

それが冒頭に書いた、インサイドアウトのバットの軌道を描いていたっ!!

これだっ!!

ピンときた私は、早速光記に取り入れたっ!!(笑)

 

ここに関しては、まだ小学校4年生なのであまり細かい事を言うと、余計にフォームを壊すと思い、向かってくるボールにグリップを当てるような感覚で振りなさいとだけ言った!!

 

そして最後はインパクトからフォロースイングについてだが、表現が難しいのだが体と肘が同時に動いていて、スイング中に体と肘が別々に動くのではなく常に連動して動いていた・・・

 

これも光記に言葉で伝えても理解できないため、その部分は後ろティーで練習すると、さほど時間もかからずにできるようになった!!

 

以前と大きく変わった点はそれぐらいであるが、それをやっている最中は動画の量が半端じゃなく、スマホもPCも容量パンパンになってしまったので、後の方では確認しては消去の連続だった!!(笑)

 

しかし・・・

この取り組みをやるうえで、決して良いことばかりではなかった!!

取り組みの途中から前に突っ込む様になってしまい、これをどうにかしないといけないと思い色々調べていると『前に突っ込みがちになってしまう、それもまたB2の特徴』ということが判明!!(笑)

 

しかし、スーパーポジティブな私は、逆に考えるとB2のスイングになってきた証拠だと捉えた!!(笑)

 

その改善法として!!

これもまたB2のプロ選手を参考にさせてもらったのだが、そのプロ選手はT岡田選手でノーステップにすると前へのツッコミが改善されるとのことで、光記の年齢的なものやテクニックがまだ未熟である事を考えると理に適っていると思い、ノーステップで打たせてみると効果的面で前に突っ込むどころか体の軸を中心に体が回転する様になった・・・

その段階の過去にアップした画像がこれである!!

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構えからインパクトまでの途中の画像は今回省いたが、前へ突っ込む事は無く軸を中心に体が回転しているのが確認できる・・・

 

そして次の画像が、上と同じ画像にバットのヘッド部分の軌道を記した画像である!!

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動画を撮影し・・・

その動画のインパクトの瞬間をスクリーンショットし、その画像に一コマ一コマ動画を見ながらバットのヘッド部分をマーキングすると、バットの軌道が一目瞭然となる。

そして赤丸の間隔が狭いところはバットのヘッド速度が遅く、間隔が広いところはヘッドが早く走っている事になるため、フォームのどこかに違いが出るとこのマーキングの位置に違いが出てくる・・・

 

実に原始的な方法で確認していると、野球に詳しい方は笑ってしまうと思うっ!!(爆笑)

しかし・・・

私にとっては、人に頼らず自分で確認できる画期的な方法なのである!!(笑)

 

でも・・・

本当に地道な作業だわ〜(笑)

やっているうちにマウスを持つ手の手首が痛くなるので、ボール型のマウスに変えたほどである・・・(笑)

 

でも!!

俺!!こういうの大好物なんだわっ!!(爆笑)

巧大の時もすずかの時もだったけど!!

やってて、とても楽しいっ!!(笑)

 

それでっ!!

肝心の成果だがっ!!

 

その成果をっ!!

監督がまず最初に見抜いたんだわっ!!(爆笑)

 

その監督が気付いた点というのが、バットの軌道が良くなった事とインパクトの瞬間だけグッと力が入る様になったことっ!!

 

さすがっ!!

と、思った!!(笑)

 

以前はワレの時に、バットのグリップを高く上げていたのだが、私の独自の研究ではおそらくそれはA1タイプの選手に合っていると思う!!(笑)

 

しかし、B2の光記はグリップをあまり上げると、振り始めた時に一旦ヘッドが下がってしまいバットが波うっていたし、ヘッドが一旦下がることでせっかく溜めた力がそこでリセットされてしまっていた・・・

 

それを先ほどの3枚目の画像で発見した!!(笑)

 

しかし、現在はトップを下げてインサイドアウトに近い軌道で、ヘッドが後から出て行くようになり、溜めた力がロスすることなくインパクトまで力を残すことができる様になり、それによってフォームが安定した!!

 

そしてフォームが安定したおかげでインパクトするポイントが安定し、インパクトの瞬間に力を入れるタイミングを、光記が掴んだのではないだろうか?というのが私の解釈である!!(笑)

 

現にヘッドが下がった際に、3枚目の画像のインパクトの瞬間の赤丸とその一つ前の赤丸の間隔が狭くなり、それは大切なインパクト直前にスイング速度が落ちた事を証明していた。

 

これらが・・・

冒頭に書いた『自分に合ったフォームでバッティングをすることが正解』という、私なりの根拠となった・・・(笑)

 

しかし・・・

悲しいのは・・・

 

私の場合は野球知識がないので、最初から理論ありきで色々な取り組みができない事である・・・

私の場合は、取り組んだ後にさまざまな理論が後付けとなってしまう・・・

 

この理論をやれば!!

こんな結果になるのでやってみよう!!

ではなく・・・

やってみたらこの理論に当てはまっていたんだ・・・

と、なってしまう・・・(笑)

 

そんな私の力量不足が光記には随分遠回りをさせてしまう事になり、不憫な思いをさせるかもしれないけど、これもポジティブに考えれば、その遠回りも光記にとっては将来の引き出しとなればいいと思っている・・・(笑)

 

その一方で・・・

学童野球の時は、私の様に型にはめずに思いっきり振らせた方がいいという意見があるのも事実である・・・

私もそんな意見があることもよく知っているが、これも私の経験上の話で・・・

型にはめない方がいい選手と、光記の様に型にはめた方がいい選手がいると思っている・・・

 

その根拠は・・・

巧大とすずかで経験した事で、巧大はテクニックでバッティングをするタイプで、すずかは感覚でバッティングをするタイプだった・・・

 

なので・・・

巧大には基準となるフォームを作ってから、自分でフォームを少しずつ変えながら自分の形を作っていたが、すずかの場合は幼い頃からほとんど私の方から手を加えた事がなく、高校3年生の時にバッティングの調子を崩した際に手を加えたぐらいだった・・・

 

そんな経験があり、私的には光記は巧大のタイプだと判断して形から入っている。

 

これも・・・

どちらが正解というのはなく、どちらが本人に合っているかだと思っている・・・

 

そんな私の考えが、正解または不正解のいずれにせよ・・・

以前から私が大切にしている『思考を止めてしまうことが一番ダメ』という事だ・・・

正解したに越したことはないが、たとえそれが失敗だったとしても、その失敗により『失敗を学ぶ』ことができる・・・

 

しかし・・・

現状に満足したり失敗を怖がったりして、何もやらずに立ち止まったままであれば、その失敗すらも学ぶことはできない・・・

 

やはり・・・

これまで事あるごとに、このブログに書き続けてきた・・・

私の信念でもある・・・

前へ前へ・・・

前つんのめりでも、前へ進むしかないのだ・・・

 

『停滞は後退』なのである・・・