本物のチームワーク

光記の学童チームのメンバーだけど、これが見事全員末っ子という珍しい状態!!

末っ子ということあって超元気がよく個性的!!(笑)

 

しかし!!

監督やコーチは、元気がいい子供達が大好物!!(笑)

 

選手達の前では言わないけど、保護者の前では「野球をやるにはちょっとぐらい元気な方がいい!!」とよく言っている!!(笑)

 

昨日の内容にも書いたが、まだ人数は揃ってはいないけど順調に入団者が増えてきて、そんな個性的なメンバー達にそろそろ団体行動が必要な時期となってきた!!

 

個性が強いメンバー達を見て、真っ先に手を加え始めたのが巧大だった・・・

巧大がコーチに就任して2回目の練習中に、はっきり返事をしない選手やグラウンドをモタモタ歩いて行動する選手達に対して頻繁に注意をしていたが、そこが小学生で時間が経てばすぐに忘れてしまう・・・

 

そこで・・・

メンバーがひとりでも、グラウンド内を歩いて行動したらグラウンドを全員で1周全速力で走るというルールを巧大が作った・・・

それでも最初のうちは、今までの癖で歩いて行動をしてしまい頻繁に全員で罰走をする姿が多く見られていたが、少しずつ減少し先週の練習では1日で2回から3回ほどしか見られなかった!!

 

巧大に言わせると・・・

まだまだ歩いて行動しているが、少し様子を見て選手同士が「お前!!走れ!!」と注意をしたら見てみぬふりをしていると言っていた。

グラウンドを歩いて行動する行為を治すのも目的ではあるが、巧大自身の目的は選手同士が指摘し合う環境を作ることが本来の目的だと言っていた・・・

 

本来・・・

巧大は罰走に対しては、反対派であるし合理的では無いという考えが強い・・・

その原因となったのは、どのカテゴリーなどの詳細は書かないが試合に負けた後に、何時間も走らされていた時があって、試合内容によって納得できる罰走も勿論あったが、なぜ罰走をさせられるのか理由がわからなかったり、罰走よりも試合結果を元にそのケースを再現した形での練習が必要ではないかと思っていたし、当時もそんな内容の事を言っていた・・・

 

そんな巧大であるが、今コーチという立場になり自分が選手時代に納得いかなったはずのペナルティーをやっている・・・

 

私は罰走やさまざまなペナルティーを与える事については否定派である!!

走る事が原因で結果が出なかったのであれば、試合後に走塁の練習という意味で走るのは納得できるが、送りバントを失敗したりエラーをしたりサインミスが原因で結果が出なかったりしたときに、罰走で問題解決はしないと思う派である・・・

 

なので・・・

私は頭から罰走には意味が無いと全否定だった・・・

そして、先ほど書いたように巧大も現役時代にそんな事を言っていたので、同じ考えだろうと思っていたところに、今回の件だったので巧大に対して驚いた!!

 

しかし・・・

その時の巧大との話しの中で、ペナルティーには理不尽で根拠のないペナルティーと、きちんとした目的があり根拠があるペナルティーがある事を理解した。

 

その根拠のある無しで何が違うのかというと、選手達の『納得』である・・・

 

きちんとした意図や根拠があれば、選手達は年齢など関係なく『納得』するんだよな・・・

選手達が『納得』したからこそ、お互いに『走れ!!』と声を掛け合うようになり、それがやがて選手間で傷の舐め合いではなく、ダメなものはダメだとお互いに言い合える環境ができ、それが試合結果に現れてきて選手の達成感につながる・・・

 

それが強いチームワークとなり、お互いのレベルアップにつながるということに気付く・・・

 

そして、さらにそれが・・・

巧大が今回の話の最後に言った「お互いに言い合えないチームは、チームじゃない・・・」という言葉に繋がるのだと私は後で気付いた・・・

 

これも・・・

我が子3人の中の・・・

どのカテゴリーなどの詳細は書かないが、意識が高い選手がチームのためでありお互いのためでもあると思って言うことに対して、自分を否定されたとかいじめられたとかという価値観で捉えてしまうため、ただの喧嘩みたいになってしまうためチームのメンバー同士が言いたいことを言えない状況になり、チームとしての成長も全くなく結果を出すことができなかった・・・

 

まさに・・・

巧大が今取り組んでいる部分が原因だった・・・

お互いに言い合えないチームは、チームじゃなかった・・・

 

私は口では巧大の事を、野球の時はコーチであり親子の縁は切っていると言っているし、光記に対しても野球の時は兄ではなくコーチだと偉そうに言うけど、腹の中では我が子でありまだまだ未熟なコーチ的な目で見ていた・・・

 

しかし・・・

今回の一件で感じたことは・・・

 

伊達に13年間野球をやってきたんじゃないんだなと感じたし、指導者としての視点で選手達を成長させたいという気持ちが強いんだなと感じた・・・

 

今巧大が取り組んでいるのは、形的にはグラウンド内は走って行動するという部分であるが、その奥底にあるのは『本物のチームワーク』を学ぶためのものである事に気付かされた・・・

 

んんん・・・

ちょっとだけ巧大をコーチと認めてやってもいいかな・・・(笑)

ほんのちょっとだけね・・・(笑)