守備のバージョンアップ
土曜日の夜は大好きなルイ・アームストロングを聴きながらまったりと過ごした。
そして、コトラちゃんもスローなジャズが大好きで、私が音を鳴らし始めると部屋のドアを猫パンチでノックするので、ドアを開けるといつもの定位置へやってきて画像の様にじっとして音楽を聞いている・・・(笑)
お酒を全く飲めない私にとって・・・
仕事も野球も忘れ・・・
好きなジャズを聴きながら紅茶を飲むこの時間が一番の贅沢で、そこに照明の影になったコトラちゃんを見ると一層心が和む・・・
どんなに高価で高性能のヘッドホンで聴くよりも、スピーカで聴く音楽は温かみがあって心が和む・・・
さてさて・・・
その週末の光記だけど、このところ守備の進化が目覚ましい!!
昨日のブログでも触れたが、指導者に、保護者に、チームの関係者さん方が、光記の守備の動きについて急激に変わったと言って下さる。
そして、ほぼ毎週欠かさず光記の動きを見ているすずかも同じで、その変化を動画で沢山撮影して送ってくれた。
その沢山の動画の中から、今の光記の象徴的な動画を一つ選んでスクリーンショットしたもの・・・
画像ではわかりにくいかもしれないが、光記の守備は足を使うのが特徴で瞬発力と足運びが良くなり、動きにキレが出てきて守備範囲が一気に広がった!!
この画像の打球は結構球足が速い打球なのだが、一歩目が早く打球に追いつき捕球後は打球が速かった分ゆっくり落ち着いて送球を行うなど、冷静な状況判断もできるようになってきた。
そして、大きな変化がもう一つ!!
それは肩!!
この打球は、フェアゾーンラインを割ったファウルで結構強めの打球だった・・・
それに素早く反応して右肩を入れて正面で捕球し、そこから体制を立て直しステップを入れて低い軌道で、残念ながら一塁手がキャッチしているところまでは写っていないが、ファーストまでノーバウンド送球!!
正直、この送球には驚いた!!
監督も「光記は最近、肩強くなったね〜」と以前に言っていて、その時にはあまりピンと来てなかったけど、土曜日のこの送球を見た時に監督のその言葉を実感した!!
兄妹と比べても仕方ないが・・・
我が家の目安として書き残しておくと、その光記の送球を見ると巧大やすずかの同じ小学校5年生の時期と比べると、光記が一番送球が良いのは間違いないっ!!
くどいけど!!(笑)
本当にびっくりした!!(笑)
しかし・・・
そんないい部分もあればまだまだの部分もあって、これも兄妹を比べてはいけないけど、巧大と同じ5年生の時期と現在の光記を比べると、光記は球際のグラブ捌きがまだまだだと感じる。
この頃の巧大は、光記とは全くの正反対で『グラブ捌きに頼り過ぎだ』と、よく言われていた・・・
しかし、その逆を言えば足のリズムが合わなくても、球際のグラブ捌きで捕球できていた。
その良し悪しは見る人によって見解が分かれるところであるが、巧大の場合はその球際のクラブ捌きに中学ぐらいになって足回りがプラスされたと思う。
なので・・・
二人のどちらかが出来る出来ないの話ではなく、これは順番の問題では無いかと思っていて、巧大は球際とグラブ捌きが先に来て、後から足回りがついてきた様に、光記は逆に足回りが先にきてこれから球際とグラブ捌きを練習していけば、巧大の様にその双方を手に入れることができるのではないかと思っている。
では、なぜ光記は足回りが先に来たのかというと・・・
あくまでも私個人の見解だけど、体幹的な部分の違いだと思っている。
当時の巧大と光記を比べると、バランス感覚の部分で差を感じる。
そのバランスを安定させる部分で大切なのは体幹で、巧大の場合は時代的に体幹トレーニングが世に知られておらず、チーム内でも体幹トレーニングなどは行われていなかった・・・
しかし、光記の場合は入団した7年前には、監督が体幹トレーニングを取り入れており、現在に至っても必ず毎回アップの時に体幹トレーニングを行なっている。
それにより体幹が強化され、巧大とのバランスの部分に差があるのではないかと感じている。
それと!!もう一つ!!
足袋トレーニングである!!
光記は1年ほど前から、練習の際にずっと足袋を履いて練習を続けてきた。
足袋は鳶職の方々がよく使用する履物で、足場が悪い高所で作業する為に足の指の部分が二つに割れており、足の裏の感覚が伝わりやすくするため足の裏のラバーが薄く作られており、そんな特徴を持つ足袋を履くことによって足の裏の感覚を養うという取り組みで、プロの選手や高校野球の強豪校でも取り入れられているトレーニング方法・・・
それを光記にも1年ほど前から取り入れて継続してきたが、最初の頃は足元が滑り踏ん張りが効かず、特に守備の時に関しては止まって踏ん張るという事がなかなか出来なかった・・・
しかし、今では足袋を履いていても普通に動けるようになり、画像の時のようにスパイクに履き替えると、普段グリップが効かない足袋を履いている光記にとっては、異次元の安定性を得ることができる!!(笑)
その根拠が足の裏をあるスポーツ店で専用の機械で精密に測定すると、足袋を履く前は右足と左足の大きさや重心がかかっている部分が違っていたのだが、2ヶ月ほど前に測定してもらったところ、左右違っていた足の大きさや足の裏に体重をかける際の場所や比重もほとんど同じになっていて、担当者もこれだけバランスが整っている子はあまりいないと言ってくれたぐらい光記の足の裏が変化した!!
何度も書くが私個人の見解として・・・
これは足袋トレーニングの成果だと思っている!!
そんな足袋トレーニングとチームが取り組んでいる体幹トレーニングがマッチングして、5年生時の巧大と光記の違いになっているのではないかと思う。
そして、光記は兄妹の中で一番肩が強いのではなく、体幹トレーニングと足袋トレーニングにより、体のバランスを保つことが出来て踏ん張りが効くので、強い送球ができるのではないかと思っている。
そこから行くと・・・
これから球際とグラブ捌きの部分を自主練でやって、もし打球に足が合わなくてもグラブ捌きでカバーできる様になれば、これは光記にとって大きな武器になると思う・・・
巧大の野球人生を見ても、調子の波が少ない守備というのがどれだけ武器になったか・・・
中学までバッティングが鬼門だった巧大を支えてくれたのは、守備だったと言っても過言ではなく、社会人野球時代には守備が安定していたお陰で、バッティングの方に大きくウエイトを置いて練習ができた!!
そんな、武器を少しでも早く光記も手に入れて欲しい!!
光記!!
今度は球際とグラブ捌きの練習を頑張ろうなっ!!