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昨日仕事から帰宅した巧大が興奮気味に「今日すごいことが起きたばい!!」と言いながら私を呼び止めた。
なんだろうと思うと・・・
巧大の会社の直属の部長と、巧大の高校野球時代のコーチで三年の時の担任、そしてのちにすずかもソフトボール部で監督としてお世話になった、このブログにもよく登場する〇〇監督と、高校時代に同じ下宿所だった事が判明したらしい!!(笑)
書くのがややこしくなるほどの深い関係で、この〇〇監督と我が家はどんだけ縁があるだっ!!(爆笑)
早速巧大が〇〇監督にLINEでこの事実を伝えると、監督からもすぐ返事が来て部長とも話が盛り上がったらしい!!(笑)
野球の縁というのは本当にすごい!!(笑)
実はその部長さんは、巧大の会社の野球部のキャプテン・・・
その〇〇監督との話で盛り上がった後に、部長から「今のリーグ戦が終わったら、俺に変わってお前がキャプテンをしろ・・・」と言われたらしい・・・
巧大は勿論!!
「自分はまだ入って一年も経ってないのに、できるわけないじゃないですか!!」
「他にも沢山いるでしょ!!」
と、言って断ったが・・・
部長はお前が次期キャプテンだと引かなかったらしく、来シーズンからキャプテンを務めることになったらしい・・・
勿論・・・
入社して一年も満たない新入社員が野球部のキャプテンになるのは異例・・・
巧大本人はまだ困惑知っていたけど、私は心の中で嬉しかった!!
嬉しかったのは野球部のキャプテンになったことではなく、まだ右も左もわからない新入社員が、会社が正式な野球部として運営する組織のリーダー的存在として抜擢されるということは、それだけ会社からの信頼を受けているからだと思う・・・
キャプテンとしての前に、上司から巧大が社会人としての信用を受けているからこそだと思う。
そこが嬉しかった!!
それもこれも・・・
小学校2年生から頑張ってきた野球のお陰で、その野球を媒体として学んできた社会性や沢山の方々との出会いが、今の社会人として野球人としての巧大の信用につながっていると思う・・・
地場企業ではあるが、健診車などの特殊車両において全国シェアNo1を誇る大きな会社組織において『あいつは面白い!!』と言って、上司や役員にそして社長までもが自ら巧大に対して冗談を交えて声をかけてくれるらしい・・・
あれだけの組織の中で、社長や役員と入社して1年も満たないペーペー社員が話すこと自体滅多にない事・・・
それもやっぱり・・・
『野球では飯は食えなくても、野球をやっていたことで飯は食える』ということだと思う・・・
本当に野球に感謝するしかない・・・
さてさて・・・
その巧大の週末は毎週の様に試合で、先週末のリーグ戦では3打数3安打だったらしく、その前の試合は確か2本2塁打を打ったとか言ってたと思う・・・
そして、バッティングだけではなくショートの守備でもいいプレーをしたと言っていたので、やっと軟式に馴染んできたんじゃないかなと思う・・・
好調なのは巧大だけではなく、光記も好調で先日ブログにした練習試合でも3打数2安打に、ショートでの守備でもいいプレーをしたし、その練習試合翌日のバッティング練習でもセンター方向への打球をバンバン打っていて、ケースバッティングの時は、シングルだけではなく2塁打を2〜3本と3塁打も1本打ち、最近は急に長打も出る様になり力もついてきた!!
そんなバッティングだけではなく他の面に関しても光記が成長している。
巧大やすずかが今の光記と同じ5年生の時比べると、光記は早い速度で進んでいると思う・・・
これは兄弟の構成による影響が大きいと思っていて、生まれた時から前例という道が無いところを進まなければならない巧大と、その長男が歩いた前例という道を後から歩くすずか・・・
そして、光記に関してはそんな二人とは歳が離れているため、二人が歩いた後をただ歩くのではなく、二人が道に迷ったり遠回りする中で発見した近道を歩いている・・・
しかし、本当に”しかし”なんだけど・・・
効率化のため近道をした方がいい部分と、近道だとわかっていても遠回りしなければならない部分がある・・・
ここが難しい・・・
これを間違えると光記のためにならない・・・
道なき道を進む長男巧大と同様に、私も親という立場が初めてだったので、道なき道を巧大と一緒に歩み、すずかの時には近道や抜け道も沢山作った!!
その分、楽をしようと思えば楽ができるのが光記がおかれた現状・・・
光記に近道を教えようと思えば、私に教えれない部分はすずかに・・・
そして、すずかに教えれない部分は巧大にお願いすれば、すぐに近道を教える事ができる。
しかし、近道をすることで得られないものがある・・・
それが『自分で考える力』や『答えの根拠』だと思っている・・・
これができないとハリボテの選手となってしまう・・・
このハリボテの選手は、応用が必要になってくる中学2年生以降に必ず失速してしまう・・・
光記がそうならないためにも・・・
私は光記にとってナビゲーションではなく、アナログの地図でなければならないと思っている。
私はナビとなって道を案内するのではなく、光記が自分の目で地図を見て、自分の力で考え、自分の力で進むことによって、目的地まで到達できる様にしなければならない・・・
野球でレギュラーになる・・・
強豪高校で野球をする・・・
甲子園に行く・・・
それは、すべで目的地ではなく”経由候補地”にすぎない・・・
光記の当面の最終目的地は、警察官になるという目標を達成すること・・・
経由する候補地へ進みながら・・・
その都度地図を見て、自分が道を間違っていないかを地図で確認しながら進んでいってほしい!!
そう考えると・・・
巧大は地図を持たなかったので遠回りに行き止まりが多かった。
しかし、その分人生経験や社会勉強を沢山したからこそ、今のように会社から信頼される社会人になったのだと思う・・・
これから先・・・
もっと信頼を得られるようなキャプテン・・・
そして、社会人となるよう頑張ってほしい・・・