私は昨日飲み会で終盤の8回からしか見れなかったが、すずかがゲーム展開を教えてくれた。
昨日に限らずプロ野球中継を見るときに、すずかが『この〇〇は〇〇高校出身で〇〇と同期』などとよく話す。
本人はプロ野球チームには興味がないけど、選手個人に関してはメチャメチャ詳しい!!(笑)
とにかく幼い頃から高校野球が大好きで、甲子園中継を見るのは勿論だが県予選なども一人で電車やバスなどを乗り継いで球場へ行って高校野球を見るほど好きだった。
女子が高校野球を応援しているイメージといえば、涙目で手を組んで祈るようにしている甲子園中継にありがちな風景だけど、すずかの場合はどっしりと椅子に座り腕を組んでまるで監督のような格好でジッと試合を見ながら、ゲーム展開や流れの部分をよくボソッと呟く・・・(笑)
『今のバント失敗は流れを変える・・・』
『今の残塁の仕方は流れが変わる・・・』
『このピッチャーは、やがて打線に捕まる・・・』
などなど・・・(笑)
同年代の野球女子とは違い60歳ぐらいの野球好きのおっちゃんみたいな事をよく呟く・・・(笑)
これが、また・・・
その呟いてる内容がごもっともな事が多く、すずかの呟き通りになったりするんだわ・・・(爆笑)
なので・・・
チームのお母さん達が野球に関しての質問をよくすずかにしている!!(笑)
『すずちゃん!!今のはなぜアウトなの?』
『すずちゃん!!うちの〇〇は何で怒られてるの?』
『すずちゃん!!うちの〇〇はどうしなくちゃいけなかったの?』
などなど・・・(笑)
これに関して、私は悪いことではないと思っている・・・
すずかの場合は、自分が小学校1年生の時から野球を教えてもらった監督なので、監督の指導内容や指導方法を理解できていて、監督がどんな意図を持って指導しているのかをよくわかっている。
野球が全くわからないお母さん達にとって自分の子供が厳しく指導を受けている時に、内容がわからず一方的に自分の息子が叱られているように見えてしまう。
しかし、その内容を知ることによって指導者に対しての誤解を避ける事ができるし、お母さん達自体も野球についての理解が深まる・・・
例を挙げると・・・
チームのお母さん・・・「えっ!!うちの〇〇何したの?」
すずか・・・「サインミス!!」
チームのお母さん・・・「え?どういうこと?」
すずか・・・「エンドランなのに〇〇がバットを振らなかった!!」
チームのお母さん・・・「エンドランってなに?」
すずか・・・「ランナーが盗塁みたいに走って、バッターがゴロを打てばランナーがセーフになる確率が高くなるでしょ?なので、バッターは必ず打ってゴロを打たなきゃいけない」
チームのお母さん・・・「なるほどね!!〇〇はゴロを打つ前にバットを振ってないので叱られてるんだね。」
すずか・・・「今日〇〇は同じ失敗が3回目で、監督も3回目なので厳しく言ってると思うよ!!」
みたいなやりとりをしていることが多い・・・
お母さん方からすると・・・
指導者に直接尋ねるには垣根が高すぎるし、他の野球に詳しいお父さんに尋ねるにも遠慮してしまうけど、すずかであれば自分の娘感覚で質問しやすい。
こんなやりとりによって・・・
監督が我が子に厳しく言っている内容に納得できたり、野球のルールや作戦などに対しての理解に繋がったりする。
実際に例のような出来事があった後に休憩で選手が保護者のところへ来たりすると、お母さんが「あんたサインが分からないなら、正直にわかりませんと監督に言いなさい!!」とか言っていたりする。
そんなやりとりを親子でやれるというのは、理由を理解しそれに対して納得があるからだと思う。
その架け橋的な部分をすずかが担ってくれているのは、チームで最長老の保護者である私の立ち位置的にとても助かっている!!
すずかは無意識に話しているだけであり今後も全く意識する必要もないが、これから先もチーム内のそんなお母さん達の架け橋的な役割を続けてくれると助かる。
まあ・・・
保健医療の世界で言うところの・・・
医師と家族の架け橋となる保健師さんみたいな立ち位置かな・・・(笑)