打球に対しての嗅覚

日曜日の練習試合の2戦目に光記がショートに入った。

チーム事情があるので仕方ないが、最近は投手としてマウンドに上がることがほとんどでショートに入る光記を見る機会が少なくなってしまった・・・

 

しかし、この日は久々にショートに入ったので、野手としての光記を見る事ができると嬉しかったが、残念ながら打球がほとんど飛んでこなかった・・・

 

なので・・・

カバーリングやポディショニングに外野への守備位置の指示など、ボールに触るプレー以外の部分を注意深く見たがよくできていたと思う!!

 

その中で特に成長を感じた場面があった!!

 

今までは右バッターであれば三遊間を締め、左バッターであれば二遊間を締める・・・

そして、打順や体の大きさなどを見てポディショニングしていた。

 

しかし、日曜日の第二試合では、体の大きなクリーンアップを打つ左打者に対して、これまでのセオリーに反してやや三遊間側にポディショニングした。

 

実はこの打者のスイングはどう見ても引っ張るタイプではなかった・・・

それを見ての光記の判断だったと思う・・・

 

私はそんな光記を見て、状況判断の部分の成長を感じた!!

右打者と左打者の2つの括りだけで状況判断するのではなく、相手選手のバッティング傾向を見ての状況判断ができており、そこに光記の成長を感じた!!

 

これから先・・・

中学や高校になるにつれて、味方バッテリーの配球やアウトカウントや試合の流れなど、ここに書ききれないほど沢山の状況を見ながら、打球が飛んでくるであろうポイントを追求しポディショニングをしなければならなくなる・・・

 

社会人野球時代に、よく巧大が「打球が飛んだところにお前がいるな!!」と言われていたけど、その状況を作れるのもあらゆる状況判断をした上でポディショニングしているから・・・

 

光記のそんな部分に対しての成長の兆しが日曜日に見れて嬉しかった!!

 

ただセオリー通りに動くのではなく・・・

指導者や周りからの指示通りに動くのでもなく・・・

自分の状況判断によってポディショニングをしていた。

 

自分で考え自分で行動する事によって、予測の幅と深さが大きくなり精度が高まっていく!!

それが先々の守備力の高さに必ず繋がる!!

 

日曜日の第2試合はそんな嗅覚を持った選手に向けての第一歩だった様な気がする・・・