恩師とのキャチボール

休日が終わろうとする憂鬱な18:30にサザエさんが始まる・・・

🎵サザエでございます!!

お魚咥えたドラネコ・・・🎵

を・・・

聞くと・・・

 

私は必ず・・・

ドラえもんにお願いして、土曜日にタイムスリップしたいと本気で思う・・・(笑)

 

今日、そんなサザエさんを見ていると・・・

これも時代なのかと驚く出来事があった!!

 

その驚く出来事とは・・・

波平さんとマスオさんが酔っ払って自宅に帰ってきた時に、フネさんとサザエさんが出迎えて、玄関で波平さんとマスオさんのバックを受け取ったシーン。

 

そのシーンを見て、光記が「フネさんとサザエさんは、なんで玄関に出てきてバックば取らすと?」という質問をした・・・

 

その時・・・

昭和の時代ではごく普通だった光景が、令和の今の時代の子供には不思議に感じるんだと思ってびっくりした・・・

 

もちろん・・・

昭和当時に出迎えをしていない家庭もあったとは思うけど、サザエさんだけではなくドラマの世界でも、専業主婦の奥さんが遅くなった旦那さんの帰りを食事もせずお風呂にも入らず待っていて、旦那さんが玄関のドアを開けて「ただいま!!」と言うと、奥さんが「あなた、おかえりなさい!!」「今日も遅くまでお疲れ様でした!!」「お風呂を先にされますか?」「それとも夕食にしますか?」なんて言いながら、奥さんが旦那さんからバックを受け取り、旦那さんがきているスーツのジャケットを脱がせてハンガーに掛けるシーンが当たり前だった!!

 

そこまではないものの・・・

私が幼い頃にうちの家庭でもそれに近いシーンはあったし、テレビでもそんなシーンを見て育ったので、今日のサザエさんのシーンを見ても全く違和感などなかった。

 

しかし、共働夫婦が多く旦那さんが遅く帰ってきても、仕事で疲れて寝ている奥さんを起こさない様にと物音をたてない様に家の中に入り、夕食をレンチンして食べる姿を見て育った現代の子どもには、そんな光景が不思議に見えるんだと思って驚いたっ!!

 

ていうか・・・

もしかして、そんなことするのは我が家だけ・・・?(爆笑)

 

実は・・・

驚いたのはそれだけではなく・・・

 

光記は今日の今日まで・・・

カツオとワカメとタラちゃんが3人ともサザエさんとマスオさんの子供で、波平さんとフネさんはじいちゃんとばあちゃんだと思っていたことっ!!(爆笑)

 

昭和っ子にとっては、サザエさんの家族構成など物心がついた頃には自然と覚えているものだった・・・

 

これも時代だよな〜〜〜(笑)

 

ていうか・・・

もしかして、そんな勘違いをしていたのはうちの光記だけ・・・?(爆笑)

 

そんな驚いた出来事があった今日の夕方・・・

我が家の家族LINEに、長男の巧大から一つの動画が送られてきた。

 

その動画の話の前に・・・

実は長男夫婦が流行りのパパママ婚を九月にすることになった!!

 

俺らが若い頃は・・・

出来ちゃった婚ですら、世間から裏でヒソヒソ話される時代だった!!(笑)

それが現代の令和では、子供を連れて結婚式をする時代!!

 

これまた時代だよな〜〜〜(爆笑)

 

そして、動画の話に話を戻すと・・・

 

その結婚式に高校野球時代に物凄くお世話になった二人のコーチに是非出席していただきたいということで、今日母校を訪ねたらしい・・・

 

巧大が高校野球時代にお世話になっていた当時は、お二人とも野球部のコーチをされていたが、3年ほど前に朱杜花がお世話になった女子ソフトボール部が女子硬式野球部となり、お二人ともその女子硬式野球部の監督とコーチをされている。

 

本日、コーチの方は所用でいらっしゃらなかったみたいだけど、監督がいらっしゃって結婚のご報告と挨拶をしたみたい。

そして、嫁さんのエリちゃんも学年が巧大の一つ下だけど、同じ高校出身のバレー部の特待生であり、巧大と同じアスリートコースでもあるため、監督もコーチも嫁さんの事も知っている。

 

そんな二人の子供であるみなと君を見て、監督が「想像以上に可愛い!!」と言って、笑っていたらしい!!(笑)

 

送られてきた動画は、そんなやりとりが終わった後の様子だった・・・

左が監督で・・・

右側が巧大・・・

 

嫁さんのエリちゃんが撮影した動画だけど、キャッチボールをしながら微かに聞こえてくる二人の会話・・・

 

監督「んんん・・・柔らかい・・・」(キャッチングが)

監督「やっぱり・・・」

監督「柔らかい、柔らかい・・・」

巧大「そうですか・・・?」

監督「何年やってない?」(野球を)

巧大「何年だろう・・・」

 

と、いう内容の会話だった・・・

 

監督は巧大が高校野球当時は野球に対して物凄くシビアなコーチであり、学校生活においても巧大の担任の先生で、巧大が野球部ということもあり特に厳しかった・・・

 

そんな二人は激しくぶつかり合った。

そもそも高校野球の指導者であるコーチと選手がぶつかり合う事自体があってはならないことだけど、頑固な巧大は自分の意思を曲げようとせず、後先関係なくコーチに対して一歩も引かずぶつかっていた・・・

 

一学年違いで同じクラスではないエリちゃんが、当時の事を「巧大君はいつも怒られているイメージしかない」というほど・・・

 

しかし、コーチはそんな巧大を最後まで見捨てなかった・・・

最後の最後の卒業式まで全力でぶつかってくる巧大に対して全力でぶつかってくれた・・・

 

私は・・・

そんな当時の二人を見ていて、コーチに対して物凄く失礼な表現かもしれないけど・・・

コーチも若く巧大と歳がさほど離れていないため、巧大はどこかコーチのことを兄の様な存在で見ていた様な気がする・・・

 

そしてコーチも、巧大を弟の様な感覚で見ていてくれた様な気がする・・・

 

どこか・・・

お互いに信頼関係の元で本気でぶつかっている様に見えた・・・

 

当時、巧大はまだまだ精神的に子供だったので、信頼関係がどうのこうの言っても聞く耳を持たなかったと思うし、当時そんな事を言っても全否定したと思う・・・

 

しかし、卒業後に・・・

コーチが自分を全力で叱ってくれていた内容が理解できたと思う・・・

そして理解できたからこそ、最後まで見捨てずに叱ってくれたことへの感謝が生まれたのではないかと思う・・・

 

感謝がなければ・・・

結婚式にコーチを招待なんかしない・・・

 

そんなことを思いながらこの動画を見ていたら・・・

 

なんか・・・

自分でもよくわからない感情になって涙が出そうになった・・・

 

巧大の親としての立場・・・

そして、自分の息子がお世話になった恩師として・・・

などではなく・・・

 

私は・・・

ひとりの男として・・・

 

今日の二人のキャッチボールは・・・

物凄くカッコよく見えた・・・

 

やっぱり・・・

野球って・・・

いいな・・・

 

そして・・・

恩師っていいな・・・

 

そんな、恩師がいるって・・・

羨ましいな・・・