1日の休養日

今日は、野球も盆休みとなった・・・
熊本地震の折、また家族で魚釣りにでも、行けるようになればいいね・・・
なんて話していて、今回の休みを利用して、昨日の練習終了後そのまま海へと直行した。

俺も、巧大が野球を始める前までは、大分県の鶴見をホームとした、釣りクラブに所属していたぐらい釣りが大好きで、瀬渡し船に乗って結構な大物も釣り上げて、釣りクラブ内では、若手の期待のホープなんて言われているぐらい釣果をあげていた(笑)

恥ずかしい話、嫁さんと付き合うきっかけになったのも、同じ施設職員の数人で、遊びで釣りに行くことになって、その時がきっかけで付き合うようになり、そんな嫁さんも釣りが大好きで・・・(笑)

巧大も、学童時代まではたまに休みがあると、釣りに行ったりしていたけど、とても釣りが大好きで、今回の休み過ごし方で、一番にリクエストしたのが釣りだった。

そんな中・・・
本当にくだらなくて、こじつけと言われても仕方ないかもしれないけど、昨日の釣りを通しても、面白いことに気づいたので書き残しておく・・・(笑)

昨日は若潮で汐が悪く、案の定現地に到着して周りを見ても、釣れている様子ではなく・・・
しかし、ファミリーフィッシングなので、竿出すだけで喜ぶだろうぐらいの感覚だったので、仕掛け作って3本竿出して、巧大の竿に一投目からヒットした・・・

が・・・
しかし、その後あたりは止まり小康状態が続くと、一番短期の朱杜花は竿を置きウロウロして「魚がおらん・・・」としか言わず・・・(笑)

嫁さんと光記は、釣れる釣れない関係なく楽しんでいて・・・
そんな中巧大は、仕掛けの確認したり、餌の量を変えたり、魚がいる棚をさぐったり、ほかの釣り人のし掛けを確認したり、餌の確認などの調査をしたり・・・

そうすると、やがて巧大の竿だけに魚がヒットしだし、周りの釣り人も注目するほど、次々と釣り上げていく・・・(笑)

家族で魚釣りをするときは、自分は竿を出さないので、だまって巧大の一部始終を見ていたけど、元釣りキチの私から見ても、若かりし頃釣りの師匠から学んだ、釣れない時の心構えを、なにも言わずにして実行していることに驚いた・・・

この部分が、以前の巧大との大きな違い・・・

その違いとは、”考える”ということ・・・
いつもお世話になっている方や、去年から取り組んでいるメンタルトレーニングのトレーナーの方達が、口を揃えて言っている「考える癖をつけさせる」ということ・・・

これは野球だけではなく、社会人になっても絶対必要不可欠でなことで、前回のブログの記事にもした、進歩するうえで重要な部分でもある・・・

劣等感を感じるという・・・
気づき・・・

どこが劣っているのかをアセスメントするという・・・
課題分析・・・

周りは、どうやって上手くいっているかいるかを把握するという・・・
情報の把握・・・

どうなりたいかという・・・
目標・・・

目標を達成するための・・・
取り組み・・・

取り組みを通しての成果を確認する・・・
モニタリング・・・

モニタリングを通して、目標達成できていない部分を探す・・・
目標達成できていない=不満足(劣等感)
に戻り、同じような工程を繰り返し、自分の満足へ近づいていく・・・

これを、進歩という・・・

これを、グラウンド状態や道具や、自分の体の状態などの、環境的な外的因子による影響と、偏った分析を行ってしまい、それで出た結果のことを、一般的に言い訳と処理されてしまう・・・

そんな、偏った課題分析をする癖がついてしまうと、進歩がない選手となり、伸びしろがない選手と評価されてしまう・・・

素直に、自分が劣っていることを認めることから始まり、冷静なアセスメントと正しい取り組み、そしてシビアに自分をモニタリングしないと、結果は出てこないということになる・・・

ここを、ゴールデンエイジの時期に教育し確立できないと、これから先どんなに素晴らしい指導者と出会っても、進歩につながらないと言われ続けてきた・・・

つまり、指導者の指導を自分に取り入れるという、重要な作業ができないということになる・・・

それを、パソコンに例えると、アップデートに必要なプログラムが無いパソコンで、いくら新しいソフトにアップデートしようとしても、「このソフトはアップデートできません」と表示される・・・

お世話になっている方が、よく言われる「無意識の中の意識・・・」無意識の中に、このような「考えるという意識」という、アップデートに必要なソフトを巧大の中にインストールしようと、取り組んできたけど、今回のような遊びの中にも生きてきているのが垣間見えた・・・

たまたまとか・・・
こじつけだとか・・・
親バカだとか・・・

言われるかもしれないが・・・

今回の魚釣りをしている巧大を、黙って後ろから観察していると、野球では見えにくい部分の成長が見えて、俺も嬉しかったし勉強になった・・・

巧大は、無意識の中で行っている「どやったら、つれない魚を釣るか?」その結果は、周りの釣り客が驚く程、一人で釣り上げていた・・・

その後、帰りの車の中で「釣れる時の汐は、なんていう汐?」と、聞いてきたので答えると、「じゃあ、大潮の後の中潮の時にまた連れて行って!!」と言ってきたけど、モニタリングして今回の釣果よりも、もっと釣れるための分析をしている・・・

進歩・・・

そんな、少しずつ成果が出てくるまでに、取り組みから約10ヶ月・・・
意外な、遊びの中から成長を垣間見ることができて、有意義な1日だった・・・

さあ!!
明日からは早速塾が始まり、本人もまた志願の「鬼勉強」と言ってた!!

私も、仕事柄カレンダー通りの勤務なので、巧大に負けないよう業務に励みたいと思う!!

勉強も、結果が出ればいいねっ!!