親は環境

いよいよ、今日はドラフト会議か…
注目選手が、どこの球団に指名されるのだろうか…

そして、ドラフト候補で名前が上がっている、選手と家族は今頃どんな気持ちなんだろう…
想像もつかない…


自分の将来が、大きく左右する進路…
これは、プロ野球のドラフトの世界だけではなく、学童選手が学校の部活で野球をするのか、中学硬式のボーイズやシニアのクラブチームに入団するのか…

中学生にとってみても、高校に進学してどんな環境で野球をするのか…

高校生にとってみても、プロ野球や社会人野球、大学野球などに進むのかなど、それぞれのカテゴリでの進路を、最終決定する時期が、今ではないかと思う…

うちの巧大は論外だけど…(笑)
周りの、野球が上手い選手本人や、保護者の方々は進路選択にとても大変そう…

本人の目標や夢によっても、進路が変わってくるだろうし、試合に出てナンボという価値観もあれば、たとえ試合に出れなくても、自分が目標にしてきた強豪校で野球をやるという価値観もある…
こればっかりは、個人の野球観の問題で…

進路に失敗したとか、正解だったとか…
運が良かったとか、悪かったとか…
よく耳にするけど、進路に正解も失敗もないんじゃないかなと最近思う…

それぞれの野球観の問題であって、その野球観の元に、選択した進路を全うすれば、それは正解だろうし…

しかし、これが本当に本人の野球観による決断か否かによって、話は大きく変わってしまう…

俗にいう「本人が決めたことなので…」という言葉…

俺は過去の反省から、一年程前から巧大との関わり方を全く変えた…
それまでの俺は、本人の決断という名の元の、俺の決断を巧大に言わせているだけだった…

俺は仕事柄、カウンセリングなどを日常的にしているし、仕事で対象者の心理状態や言葉回しなどで、物事の解決を図っていくのが仕事で…

しかし、プライベートになると、家族だという感情が先に来て、仕事とはまるで正反対に、巧大に納得した結果を出させるカウンセリングではなく、自分の考えを巧大に押し付けるカウンセリングになってしまっていた。

それに気付いてからというもの、進路や重要なことに関しては、第三者を中に入れたり、自分の中でも家族という感情を無くし、巧大とも接して来た…

それまでは、巧大の事が何をやっても上手くいかないし、周りのどんな選手よりも努力していない風にしか見えなかった。

しかし視点を変えてからは、この前までここまでしかできなかったのが、今はここまでできるようになったとか、今までは巧大が俺に深い所まで話をしなかったのが、深い内容まで話して、巧大の本心が見えるようになったというか…

周りとの比較では無く、以前の本人との比較に目がいく様になったと思う…

そして、1番の違いは…
お互いが、理解し合えるようになった…

今は、巧大は本音で俺に話していると思う…
というよりも「やっと俺に本音が言えるようになった」という方が正しいかな…

そういう状況での「本人が決めた事なので」と言える環境が、大事な時期に間に合って良かったと思う…

本人にとってみれば、まだまだ言えていない所も、沢山あると思うけど、第三者から聞く巧大の決断や考えと、俺に巧大が伝えて来る、決断や判断の答えが一致している。

前は、大きく違っていたからな…
三者には本心言って、俺には、俺が気にいる様な答え言っていたもんな…

以前の俺だったら、それをねじ伏せていたもんな…
今は、本当に悪いことしたなあ~と思う…

それもこれも、ある方が…
俺に地道に…
地道に…
約2年半もの月日をかけて、教えてくださった事…

巧大だけでは無く…
40歳越した俺に…

「父親とは…」という部分まで、レクチャーしなければいけなかったって…
めんどくさかっただろうな~
野球以前の問題だもんな…

本人が成長するには、俺を変えないと成長が無かったんだろうなぁ~
本気で、恥ずかしい話だ…

「親は環境よっ‼」

と、今まで100以上その方から言われ続けて来た…(笑)

そんな状況での、本人の決断であれば正しい選択となるはず…
俺は、本人を信じて環境を整える事に徹しよう‼

本当の意味での、本人の意思を大切にして、どんな状況になっても、応援していかなければいけないな…

そして、これを朱杜花や光記に活かしていかなければいけない…
特に光記は、今でも野球を早くしたいと言っているので、これから先の野球選手としての成長過程で、巧大で学んだ事を活かさなければいけないな…

まあ…
朱杜花に関しては…
逆に俺の意見が通る確率が、プロ野球投手の防御率程しかないので、大丈夫かなぁ…(笑)