同じ方向を向く

おとといの勤労感謝の日に5年生以下の郡大会一回戦と二回戦があり、光記は嫁さん長女と応援に行った。

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一回戦の対戦相手は歴史も長く毎年いい成績をあげているチーム・・・
今回も優勝候補にも上がっていて、こっちのチームは5年生が2人しかいないので、私の中では『コールド負けしなければいいかなあ~』なんて思っていたら、いきなりの番狂わせを見せて4対1で勝った!!(笑)

私は仕事中だったため、嫁さんから『勝ったよ!!』の知らせが来た時に信じられなかった!!(笑)

そして・・・
2回戦目は部員数も多く最高学年の5年生もたくさん所属していて、最近力をつけているチームで、このチームも優勝候補に上がっているチームの中の一つ!!

3点差をつけられ試合も終盤に差し掛かり、万事休すと思われた最終回になんと試合をひっくり返しての逆転勝利!!(笑)

これもまた嫁さんから連絡来た時に『嘘だろっ!!」と思った!!(笑)

一緒に応援に行っていた朱杜花に、自宅で詳しい試合内容を聞くと「こっちはとにかくミスをしなかったのが勝因」と言っていた!!
特に守りに関しては、エラーもほとんど無くミスをしないので大量点を取られることなく、競り勝つ試合内容だったと言っていた。

監督にもお祝いのラインを入れたけど、監督が「やっぱり基本は大事ね・・・」と書いてあった!!

監督が春先に、今年はとにかく勝つことを目的とせず基本練習と怪我をしない体つくりを徹底的にやると言っていた・・・

まずは怪我しないための体づくりを選手達にするために、監督自らジムの見学に行ったりトレーナーさんにお話を聞いたりしていた・・・
それを参考に、学童選手たちに合わせたメニューを練習の時に必ず行っていて、それから故障者がほとんどいなくなった!!

そして、野球の基本動作を徹底的に反復練習して、それまでは組織的な練習が7~8割を占めていたのが、全く逆転して基本動作練習が7~8割を占めるようになっていた・・・

もともと・・・
勝ちにはこだわらない監督だったけど、なおさら勝ちにこだわらなくなったんで勝利からはもっと遠ざかると思っていた・・・(笑)

学童特有の組織だった勝つ野球をやれば、ある程度は結果を残すことはできると思う・・・

しかし、監督が子供達の将来を重視してまずは怪我をさせない体づくりから入って、野球の基本練習を頑なに繰り返し、学童特有な勝つための特殊な組織練習をせずこの約半年以上続けてきた。

そして・・・
今回の結果・・・

今回の試合内容に関しても、積み重ねて来た練習が基本重視であれば、試合の采配も基本的な作戦しか取っていないと監督が言ってた・・・

ということは・・・
基本をしっかり身につけることで、結果もついてくるということだと思う・・・

県大会の上位の試合だとか全国大会レベルになると、基本だけではなく応用も必要だと思う・・・

しかし・・・
勝ちを目標とせず、子供達の個人のスキルを基本というゼロベースに乗っけてあげるだけで、この結果が出るということが実証された気がする。

選手本人も・・・
保護者も・・・
野球観というものは一人一人違うのが当たり前・・・

そこで大事なのが、指導者がチームのコンセプトを前面に押し出して、今後どんなテーマを持って選手達を育てていくのかを明確にすることで、それぞれ違っている選手や保護者の野球観というものが、少なくとも同じ方向は向くことができる・・・

そんな意味でも、今回の結果がチーム全体に大きな影響を与えるのは間違いないと思う・・・

もっともっと・・・
チーム全体の結束が強くなるんじゃないかなあ~

選手の野球の基本の大切さもわかったけど、チームとしての組織的な基本というものも今回の結果で学んだような気がする・・・