早かったのか遅かったのかよくわからない・・・
うちの周りの約100m四方程が国の地滑り防止地区に指定されたため、地滑り防止杭が打ち込まれ、もう少しするとうちの擁壁も国からの100%補助で再建することになっている・・・
国の公費となるので、国民の皆様のおかげだと心の底から思っているし子供達にも、そのことを常々伝えている。
本当に、日本の国民の皆様に感謝しなければいけないし、ありがとうございますとお礼を伝えたい・・・
これを、自分も税金を払っているから当たり前のことだと思っては絶対ダメだ・・・
そして、全てを人に頼ることだけを考えるのではなく、自分たちでも復興する努力をしないと根本的な解決にはたどり着けない・・・
今回の公共事業は、日本の国民の皆様からの復興のきっかけをいただいたと思って、これから先、家族でできることから少しずつ前に進んで行きたいと思っている・・・
毎日のように思うことだけど・・・
朝、目を覚ましてトイレに行けば水が流れる幸せ・・・
歯を磨こうと水道の蛇口をひねれば水が出る幸せ・・・
朝ごはんを食べようと炊飯ジャーを開ければ、炊きたての熱々のご飯ができている幸せ・・・
震災前では当たり前だったことが、震災後はそれを幸せなことだと感じるピュアな心にリセットされたような気がする・・・
不謹慎だと叱られるかもしれないけど、熊本大地震を経験することによって恩恵を受けたような気がする。
当たり前だと思っていたことが実はとても幸せなことだという
『謙虚な心』
人が生きていくためには、絶対に助け合いが必要なことだという
『人の絆』
『人間の知恵』
そんなものを大地震によって学んだと思う・・・
うちの子供達も、成長するにつれてこの経験が大きく今後を左右すると思う。
ボールがあって当たり前・・・
グローブがあって当たり前・・・
バットがあって当たり前・・・
スパイクがあって当たり前・・・
無くしたり、汚れたり傷んだりすれば買えばいい・・・
泥だらけのユニフォームを親に洗ってもらって当たり前・・・
親に弁当を作ってもらうのも当たり前・・・
そして・・・
野球自体やれて当たりまえ・・・
それを当たり前だと思っていない選手が結果を残すし、そんな風に思っている選手の人数が多ければ多いほど、チームでの結果を残すのだと思う・・・
うちの子供達は大地震を経験してから極めと大きく変わった・・・
だから、その経験を自分が親になってから、それを子供達に受け継いで欲しい・・・
「当たり前の事は、実は当たり前ではない」ということを・・・
1年に一度でいいから4月14日に・・・
当たり前だと思っている事に・・・
「ありがとう・・・」と伝えよう・・・