親も勉強

学童野球も対外試合解禁となりました。
早速昨日から招待試合が行われ、光記もチームと帯同しました!!

試合会場までがかなり距離があり、朝の5時半に自宅を出発!!
しかし、最近は光記も早起きが慣れてきたのか、あくび連発しているのは俺・・・(笑)

試合結果は予選リーグ敗退・・・
この時期の結果は論外・・・
冬季練習での成果を見るのが中心!!

どんなに学童といえども、冬季を頑張った選手とそうではない子の差が、大きく出てしまう・・・

そんな視点で、自チームではなく他のチームの動きを、アップから試合を見ていると、この冬季練習でどんなトレーニングをやっていたのかがなんとなく分かり、そのチームの指導者の考えだったり方針だったりがわかって面白い。

昨日は、対戦相手だったチームと自分たちのチームの次の試合の2試合を、グラウンドの片隅で見ていたけど、対戦相手だったチームは冬季にバッティングに力を入れて練習されていたのがよくわかる。
それも、バッティングの飛距離だとかパワーとかを中心に練習されていたと思う。

それは・・・
力強く引っ張った打球が多かった。

おそらくだけど、選手達は引っ張っている意識はないと思う・・・
その証拠に、そのチームの大半の選手が踏み込む足先の方向や、俗にいう体の開きはあまりない状態でスイングしているけど、ボールを捉えるポイントが少々前で捉えていた・・・

これは・・・
おそらくだけど・・・

実践をバリバリやっていた冬季前のスイングスピードと、冬季明けの昨日の実践での自分のスイングスピードの誤差が生じているのだと思う・・・

冬季前よりも冬季後のスイングスピードが上がっているにも関わらず、まだ視覚的な部分が追いついていないため、視覚的には冬季前の感覚が残っていて、フィジカル的にはUPしているので、以前のタイミングで振り始めるとどうしてもボールを捉えるポイントが前になってしまう・・・

そんな印象が対戦相手のチームを見ていると感じた・・・

それと・・・
次の試合の勝利した方のチームは、冬季中に走塁に関して力を入れていたのがわかる。
その走塁に関しても、組織的で戦術的な走塁を徹底的にやっていたであろう場面があった。

1塁と3塁にランナーを置いて、1塁ランナーはスタートを切らない・・・
しかし・・・
1塁ランナーは、しきりに相手にプレッシャーをかけるようなアクションを行い、わざとリードを大きく取り牽制を誘う・・・

そして、おそらくサインプレーだと思うが、投手がセットに入った瞬間に1塁ランナーが油断したような仕草で、スルスルっと飛び出して見せた。

すると投手は当然1塁ランナーに気を取られ、プレートを外し1塁ランナーの元へマウンドを降りようとした瞬間に、すでに3塁ランナーは本塁直前まで迫っていて、慌てて投手がホームに送球すると、今度は1塁ランナーがスタートを切ってオールセーフ・・・
そんな組織的な走塁を随所に見せていた。
冬季中に相当繰り返し走塁の練習をしていたのだと思う。

この走塁だけど、最も大事なのは監督と選手の信頼関係だと、私の先輩に聞いたことがある。

その理由は、好走塁と暴走は紙一重というけど、監督はその線引きを絶対ぶらしてはいけない・・・
その線引きがブレれば、選手達の一瞬の判断を鈍らせてしまう・・・

なので、組織的な走塁を積極的に行うチームは、監督と選手の信頼関係がとても厚いチームだと言っていた。
まさに、昨日のそのチームはその言葉がきっちり当てはまる内容だった!!

昨日・・・
我がチームの監督とも話したけども・・・

上に行けば上に行くほど、メンタル・スキル・フィジカルレベルが高い選手が生き残るのは当たり前だけど、長男の野球での経験をもとにすると、引き出しが多い選手でないと、そのメンタル・スキル・フィジカル能力が高くても起用されない現実がある・・・

それを野球偏差値なんて言い方するのかもしれないけど、その野球偏差値を上げるために練習や実践経験を多く積むことも大事だけど、たくさんの試合を見るということもとても大事・・・

だけど、小学生にじっくり試合を見ろというのも年齢的に厳しいものがある・・・

なので・・・
うちの場合は、私がたくさんの試合を見て感じた事を、わかりやすく子供達に伝えるようにしている・・・

昨日のその2試合に関しては、相手バッターの振りを見てどんなポディショニングをとればいいのかと、なぜ1塁ランナーを盗塁させて2塁3塁をあえて作らず、1塁と3塁にランナーを置いたままにしているのか・・・
そんな時、自分が守備についていたらどんな動きをとったらいいのか・・・

などなど・・・
今の光記にはわからなくても、将来的に昨日の出来事がつながればいいので、家でチラシの裏に書いて説明した・・・

理解できるできないは別にしても、頭の片隅になんとなくでも残っているのと残っていないのとでは大きな違いになる・・・

不思議なもので・・・
今でも長男は、幼い時にそんな話した内容を今でも私に話して来るときがある・・・(笑)

ということは・・・
当時は理解できなくても、後での実体験でそれが繋がったのだろうと思う・・・

子供も勉強・・・
親も一緒に勉強・・・

それも一つの寄り添う野球だよね・・・

でも・・・
昨日の県外の2チーム・・・

いいものを見せていただきました!!