錯覚を楽しむための寄り添い・・・

昨日は学童野球の色々な調整でバタバタしていた為、長女の結果だけしか書けなかった!!(笑)

 

例え紅白戦といえども・・・

後でブログを読み返すときの事を考えて、どうしても嬉しい出来事があった当日に書き残しておきたかった!!(笑)

 

見たかったなあ〜

昨日は仕事で見れなかったからなあ〜

 

そして、今日は昨日の内容について書き残しておく・・・

<紅白戦>

3番センター(フル)

打席数4 安打2 本塁打

 

初回の1打席目に、昨日書いた柵越えが飛び出した!!

打った球は低めの真っ直ぐで、本人は打った瞬間センターフライだと思ったらしいが、どんどん打球が伸びて、センターの頭上を越し柵を超えていったらしい!!

 

滞空時間が長いホームランで、ソフトボールはベース間が短いため、全力疾走で1塁キャンパスを回った後に打球が入ったことを確認したと言っていた。

ライナー性の打球ではなく高い放物線を描いた打球で、ゆっくり回るダイヤモンドは気持ちよかったと言っていた!!(笑)

 

そして、2打席目は⑧前へのシングルヒットで、長女の話によると詰まったけど、力でセンターまで運んだと言っていた。

 

3打席目は、完全に詰まらされてのセカンドフライ・・・

 

そして、ホームランに続いて2番目に嬉しかったのが4打席目!!

ゲーム終盤に同点に追いつかれるという試合展開で、その回の先頭打者として長女に打席が回ってきた。

この流れからいくと、先頭打者としてどんな形でも塁に出なければならないシチュエーション・・・

 

打順も3番だったし1打席目に柵越えを打っているので、相手内野陣の守備体型が深め・・・

相手の深めの守備体型でヒットゾーンは狭くなるし、2打席目と3打席目が詰まったのでいい感覚が残っておらず、ここは無理に打ちに行くよりも、先頭打者がセーフティーで塁に出た方が、いっきに自チームに流れが来るのではないかと思って、セーフティーバントを選択したと言っていた!!

 

その決断をしたのは、バッターボックスに入る前のネクスト・・・

 

ここでっ!!

先日ブログにも書いた、巧大から学んだ”自分の間合いで打席に入る”と、”相手との駆け引き”を、早速実践で試したらしい!!

 

ネクストから・・・

わざと大きなスイングを何度も繰り返しながらバッターボックスに向かい・・・

巧大が言ったように、投手と目線を合わせずバッターボックスを足で均す素振りで間合いを作り、自分のタイミングで投手と目線を合わせた!!

すると、巧大が言った通り相手投手が投球動作を始めた。

その瞬間に『完全に自分の間合いだ』と思ったらしい・・・

 

そして!!

相手チームにとっては、予想もしていないセーフティーバント!!

余裕のセーフだったらしい!!

それがきっかけで、その回に3点を得点しそのまま3点差でゲームセット!!

 

長女の思惑通り・・・

相手チームにあった流れが、セーフティーバントが成功したあとから、明らかに自チームの流れに変わったと言っていた!!

 

終盤の逆転負けのムードが漂いまくっている嫌な流れを察知し、その流れをどうやったら自分のチームに持って来れるかを考え、今自分に求められている仕事は何なのかを判断し、自分が持っているスキルとテクニックの中から最善のものを選択している。

 

1打席目のホームランに有頂天になることなく、それを逆手にとってチームの勝利のために、自分がやらなければならない役割や様々な状況判断が冷静にできている!!

 

個人の結果が欲しいこの時期に、このような視点でプレーできているということは、選手としての成熟度が増しているように見えて嬉しかった!!

 

そして!!

第一打席のホームランについて・・・

 

去年10月に感じていたバッティングに対しての違和感・・・

今回の事は、全てこの違和感から始まっている・・・

 

違和感→違和感に対してのアセスメント→問題点の抽出→ニーズに対しての課題の抽出→大目標の設定→大目標に対しての小目標の設定→取り組みの具体的な内容の設定→目標達成までの具体的な期間の設定→プランに沿っての実行→モニタリング

 

 

詳細は以前のブログに書いたので、今日は描かないけど・・・

根拠あるアセスメントを行えば、根拠がある問題点が自動的に浮かび上がる・・・

根拠ある問題点が出てくれば、チームから求められるニーズに対して、根拠がある課題が見える・・・

根拠ある課題が見えれば、根拠がある大目標が出てくる・・・

根拠ある大目標を達成するために、根拠がある実現可能な小目標を設定する。

根拠ある小目標を達成するためには、根拠がある具体的な取り組みが出てくる。

根拠ある具体的な取り組みの内容が出れば、目標達成のために要する根拠がある期間設定が出てくる。

 

あとは、根拠あるプランに沿って実行し、例え予想よりも結果が出なかったとしてもきらめないという精神力が必要になる・・・

 

そして、モニタリングの期間が来れば、必ず期間を守り根拠あるモニタリングを行う・・・

 

冬季練習期間の5ヶ月に渡るプラン・・・

大目標『バッティングのパワーアップ』

について、目標が達成されたと言っていいと思う。

 

野球やソフトボールに詳しいお父さんなら、こんな面倒臭いことはしなくていいのかもしれない・・・

しかし、残念ながら私は目に見える部分の野球しかわからない・・・

だから、目に見える部分を目で見える形で子供達に伝えるという方法しか、私にはできない・・・

 

自主練のサポートをするにも、私はこんな手法を使わないと子供達との意思の疎通ができない・・・

 

光記のように・・・

まだ学童野球レベルであれば私にもどうにか対応もできるけど、中学や高校レベルになると、自主練に対しての本人が意図している目的や意味もわからず、ひどい時には方向性すらわからない時もある・・・(笑)

 

自主練の相手にそんなものが必要かと問われればそれまでだが、ティーのトスを上げる作業にしても、本人の意図を理解してトスを上げるのとそうではないのとでは、同じ量をこなした時の質の差は歴然となる。

 

その時点で、上に書いた根拠ある取り組みでは無くなる・・・

 

これから先も・・・

目で見える範囲である・・・

 

例えば・・・

スマホのスーパースローで映る範囲・・・

指導者方や日頃からサポートしてくださっている方々からのアドバイスを聞ける範囲・・・

本やネットを見て知識を得られる範囲・・・

などなど・・・

 

唯一、私と子供達とが方向性を共有できるこんな手段を使いながら、先日書いた精神的な部分もサポートし、バランスが取れた理論と精神論で子供達に寄り添っていきたい・・・

 

昨日のホームランは長女が打ったホームランだけど、ホームランを打つまでのプロセスに関わった者として、自分が打ったホームランのような錯覚に陥った!!(笑)

 

私にできる範囲はごく僅かだけど、高校生活が残り僅かとなった長女と、これからの光記に寄り添って行きたいと思う!!

 

そして、巧大には寄り添う側として長女と光記に寄り添ってもらいたい・・・

 

長女にとっても私にとっても、実にいいホームランだった!!

ナイスバッティング!!

おめでとう!!

 

そして!!

俺っ!!

ナイスマネージメント!!(笑)