偽り・・・

私が住んでいる県では、現在県独自の緊急事態宣言が発令されており、その影響で長女の高校でも部活動時間の短縮を余儀なくされている・・・

 

そのため、私は職場から一旦帰宅して迎えに行くと、中途半端な時間になってしまい効率が悪いため、職場から直接迎えに行くのだが、その待ち時間でこのブログを車内で書くのが日課になった・・・(笑)

 

そして、それから自宅までの30分の道のりは、私が楽しみにしている車内ミーティング!!(笑)

 

ソフトボールだけに限らず学校での出来事なども話すが、やっぱりソフトボールに関しての話が8割ぐらいになるかなあ〜(笑)

 

昨日もちょうどブログを書き終わる頃に、長女が駐車場へと歩いてきた。

そして、いつものように練習の状況を話していて、メニューにフリーバッティングがあったらしく、最近頻繁に書いている冬季からの取り組みに対してのモニタリングについてだった。

 

インコースに関しては、もともと得意なコースなので問題なく例年通りに仕上がっていて、クリンアップとして起用されるようになってから極端に増えた、アウトコースの対策をテーマにして打席に立ったらしい・・・

 

最初のうちは芯を外してボールを捉えていてが、冬季トレーニングで筋力を上げているし、バットを重いものに変えているので、少々芯を外してもそれなりの打球は飛んでいたらしい・・・

しかし、自分が納得いく打球ではなく打席の中で色々工夫をしてみたらしい・・・

 

その工夫の中で、これだ!!と思ったものを、一つ見つけたと言っていた!!

その昨日掴んだ感覚とは、アウトコースを引っ張るように打つということだった。

 

長女の小さい頃からのバッティングの特徴として、自分の体の近くを巻きつけるように回し、バットのグリップエンドから出して、ボールの内側を叩くような打ち方だった。

 

なので・・・

さっき書いたようにインコースに関しては捉えやすく、センター前への早い打球を打つ感じだった。

 

アウトコースに関しては、先ほど書いたようにグリップエンドから出して、ボールの内側を叩くため流すような打球を打っていた。

これはこれで悪くはなく、現に今までの長打のほとんどは反対方向の右中間への打球だったが、少しでもタイミングやバットの入り方の角度がズレてしまうと、流すという感じがボールを舐めるような形になり、セカンドフライやファーストのファウルフライになってしまう・・・

 

そこで昨日試したのは、冬の筋トレで昨シーズンと違ってボールに押されない事がわかったので、今まで通りボールの内側からバットを入れて、インパクトの瞬間に右手を返しながら押し込んでみたら、いつもだったらアウトコースのボールは右方向に飛んでいたけど、それをやった打球はセンターの頭の上を越す打球だったと言っていた。

 

その時に、これだ!!という手応えを感じたらしい!!

それが、本人が表現したアウトコースを引っ張るように打つということだった。

 

そんな話をしながら帰宅すると、夕飯のメニューがハンバーグで子供達のテンションが上がり、ご飯の量が進んでしまい用意してあったご飯が足りなくなり、腹6分目ぐらいとなった・・・(笑)

 

そのため・・・

ピザを食べようってことになり、自宅から車で5分ほどのところにピザ屋さんがあるため、宅配ではなくテイクアウトすると2割安くなるので、長女と一緒に取りに行った!!(笑)

 

その時に、再びソフトボールの話になって、今度はバッティングの間合いの話をしたのだが、よくよく考えると我が家にそこら辺に特化した、いやらしい人間が一人いることに気づいた!!(笑)

 

その人間とはもちろん巧大なのだけど、昨日はちょうど試験期間中で自宅にいた!!

 

帰宅し・・・

ピザを餌に巧大をリビングに連れてきて、先ほど話していたバッターボックスでの間合いや駆け引きなどについて、子供達全員とピザ食いながら話した!!

 

すると・・・

巧大が一番に言ったのは”目”だと言った!!

マウンド上の投手とバッターボックスに入るときから、目を合わせながら入ると相手バッテリーのペースで投球まで進んでしまう・・・

 

だから目を合わさずバッターボックスの中をならすような素振りなどをして、とにかく相手投手と目を合わせないようにする・・・

 

テンポを気にする投手であればあるほどイライラするし、今は12秒ルールや20秒ルールがあるので、バッテリーは特に間合いに関しては神経質になっているので、チーフに目をつけられない範囲で相手を焦らして、自分の間合いをとってから投手の目を見る。

その時点で自分の間合いになっているから・・・

と、言っていた・・・

 

そして・・・

相手が投げたボールが、手が出ないほどのいいボールを投げてきたら、心の中では『ヤバい!!』と思っても、一人でニコニコしながら『あ〜いいボール・・・』ぐらいの独り言を呟くぐらいの余裕をバッテリーに見せ、特にキャッチャーには、いかにも自分はボールが見えてますよアピールをしないといけないと言ってた・・・(笑)

 

こいつ!!

バッターボックスの中でそんなことしてるんだっ!!と、思って爆笑してしまった!!(笑)

 

他にも・・・

そこら辺の間合いや駆け引きについての詳細を、沢山話したけどそこは割愛させていただき・・・(笑)

私が個人的に勉強になったのが一つあった!!

 

それは・・・

『その1打席の事だけを考えて打席に入ったら絶対にだめ!!』

『次の打席の事も考えて打席に入ること!!』

 

相手が野球IQが高いバッテリーであればあるほど、その高いIQを利用しなければいけないと言っていた!!

まずはさっき書いたように自分の間合いで打席立ち、自分自身が余裕を持つこと・・・

もし余裕を持てないような相手だったら、ハッタリでいいから余裕があるそぶりを見せる。

ビビっているそぶりや、不安そうなそぶりは絶対に見せてはいけないし、もしも見せたらその時点でバッテリーの勝ち・・・

 

そして上に書いた内容だけど・・・

スタメンである以上、途中交代とならない限り4打席〜5打席は回ってくるわけで、1打席目からその試合の全打席の駆け引きが始まっている。

 

さっき書いたように、IQが高いバッテリーであればあるほど押さえ込まれる確率も高くなるが、逆にいうとIQが高いバッテリーの歯車を一つ狂わせれば、これほど的を絞りやすいことは無いと言っていた・・・

 

巧大的に一番厄介なのは、配球がめちゃくちゃのバッテリーだと言っていた・・・

 

しかし・・・

今の対戦相手は社会人チームなので、IQの高いバッテリーしかいないし、投手のコントロールもいいので、自分にとってみれば配球を読みやすいし、相手バッテリーを”誘導”しやすいと言っていた!!

 

この”誘導”が『次の打席のことも考えて』の部分になるらしい。

巧大が話していたことを要約すると、次の打席の事も考えて、相手バッテリーに”偽の印象”を残すこと・・・

この”偽の印象”を与えることで、IQが高いバッテリーであればあるほど次の打席で、その偽の印象を元に配球を組み立てるので、9マスのコースと球種をグッと絞り込めるようになる。

 

しかし・・・

IQが低いバッテリーになると、その”偽の印象”に気付かない・・・

そうなると的を絞れないため、きた球を打つという対処療法になってしまうため、自分のバッティングができなくなってしまう・・・

 

もちろん・・・

その1打席1打席も大事だけど、その打席だけの行き当たりばったりで打席に立っても、社会人やクラブチーム相手に全く通用しないらしい・・・

 

そして・・・

後の打席に繋がる駆け引きをやっているのとやっていないのとでは、ここぞという場面での結果が全く変わってくると言っていた!!

どうせ結果を残すのであれば、大事な場面で結果を残した方がいいからと言っていた!!

 

わざとの見逃し・・・

わざとの空振り・・・

時にはわざとの打ち損じ・・・

立ち位置を変え・・・

間合いを変え・・・

時には相手に対して笑って見せる・・・

 

さまざまな偽りの印象を相手に与え、1試合の全打席をトータルで考える・・・

 

こんな心理戦的とも言える部分の基盤となっているのは、高校時代の関西遠征での強豪校との対戦や、巧大達の代は秋季大会で優勝したりして、公式戦やOP戦において強いチームとの対戦が多く、高いレベルでの実践経験を積むことができた・・・

さらに昨シーズン・・・

社会人やクラブチームとの、公式戦やOP戦の実戦経験を沢山積むことによって獲得できたものだと思う。

 

野球を実際にやっている人達にとってみれば当たり前のことかもしれないけど、私にとってはとても昨日の話は面白かった!!(笑)

これまでも・・・

巧大が駆け引きをやっていることは知ってはいたけど、昨日の話はさらに深く入り込んだ話で面白かった・・・(笑)

 

長女もその話を聞きながら・・・

真剣な目で頷いていた・・・

 

光記は詳しい内容はわからないながらも、聞く耳をたてて聞いていた!!

いつか光記の中でも、昨日の話が繋がる時が必ずくる!!

 

私にとっては・・・

昨日書いたばかりだけど、早くOP戦などの実戦で巧大のそんな駆け引きを見たい!!

 

もう・・・

しつこいけど・・・

早くOP戦始まって欲しい!!(笑)

 

さて・・・

ここからは、今日のオチの話・・・

 

今まで対戦したバッテリーの中で、唯一何をどうやっても自分のトラップにかかりもしないし顔色一つ変えない。それに加えてボールはキレキレで、手も足も出ない投手が去年の対戦相手にいたらしい・・・(笑)

 

しかし、そのゲームは大会で試合も接戦だったので、なんとかして塁に出たいと思っていたけど、何をやっても自分のトラップに動じないバッテリーだったらしい・・・

 

その状況に切羽詰まった巧大は、なんとバッターボックスの中で構えた途端、その場で超高速の足踏みを始めたらしい!!(爆笑)

 

相手バッテリーは、目の前で突然奇妙な行動を始めた巧大を目にして、今まで動じなかったバッテリーが流石に動揺してフォアボールとなったらしい!!(爆笑)

 

それをバックネット裏で見ていた学校の先生が・・・

試合終了後に「お前の性格が現れとるな・・・」と言ってきたらしい・・・(爆笑)

 

「どうにもいかん時は、何かすればどうにかなる!!」と、巧大が言っていた!!(爆笑)

 

〇〇(長女)!!

光記!!

良い子は絶対に真似しないように!!(笑)

 

ちなみに・・・

その大会は2年連続で優勝しましたけど・・・

何か・・・?(爆笑)