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昨夜、19時から高校野球誕生100周年記念番組が、全国放送なのか、ローカル放送なのかはわかりませんが熊本県地方で放送されました。

番組内容は、「奇跡のバックホーム」で有名な、1996年第76回高校野球野球選手権大会決勝の熊本工業対松山商業戦、延長10回裏の3塁ランナーがタッチアップでホームインすれば熊本工業高校が逆転サヨナラという場面を1時間の番組にしたものでした。
あの一場面の、数秒間の出来事は色々な事が重なっておきた事でとても感動的でした。

しかし、本当に感動する場面であった事は間違いなく、高校球児達の野球に対してのひたむきさなど、勉強になる事ばかりの番組であったのですが、私はどうしても違う方向で物事を見てしまいます・・・
※俺変わり者・・・❓(笑)

私は、高校時代にハンドボールのキーパーをしていましたが、キーパーというポディションはディフェンスの最後の砦という事で、責任の重いポディションなのです・・・

ある試合に、試合終了時間数秒前に逆転の得点を許し、敗戦となった試合がありました・・・
その最後の得点というのは、相手選手が放ったシュートが私の足にあたり、ボールが転々と転がりゴールラインギリギリの空中にボールが浮いていたところを、懸命に私の右手でゴールの外に払いのけたのですが、判定はゴールとなりました・・・

私はその瞬間、宙に浮いているボールがゴールラインを破っていないと確信していましたし、もしその時代に超スローカメラがあり、現代でいうカメラ判定というシステムがあれば、実際に入っていなかったと今でも確信しています・・・

しかし、判定はゴール・・・
その直後にタイムアップ・・・
敗けです・・・
でも、私は審判に対して抗議もアピールもしませんでした・・・

試合後、私が本当に嫌だったのは、試合終了後やその試合の記憶が消えるまで、周りの選手やギャラリーが「最後のゴールは審判の誤審なんで気にするな・・・」とか、「最後の失点はお前のせいじゃない・・・」とか、言ってくる事・・・

励ましのために、私の事を気遣って言ってくれているのは重々承知しているのです・・・
しかし、その優しさが自分の心の切り替えを揺るがしてしまうし、その記憶を蘇らせてしまう・・・

審判に対して講義をしなかった理由は、同点とされるまでに、キーパーとしては痛恨の股下を抜かれるシュートを二本決められ、7~8割の確率で断然キーパー有利の角度のない位置からのシュートを1本決められ、その最後の微妙な判定の逆転のゴールは、それらの私のミスがなければ2点差で勝っていたわけで、明らかに自分のミスでこの試合をダメにしてしまったという、自覚があったからでした・・・

最後のゴールの瞬間の場面だけを見れば、その得点で試合に負けた感覚になりますが、本当に見つめ直す反省すべき点は、土壇場で逆転される様な試合展開にしてしまった自分のプレイ・・・

それを元に、あの試合を振り返ると私に責任のある失点が3つ・・・
誤審などではなく、その3失点が敗因なのです・・・

さらに掘り下げれば、その試合前の練習試合で、同じ様な失点の仕方をしているにもかかわらず、「自分は股下は得意で、今回はたまたま抜かれただけだ」という、慢心があり反省していなかった事・・・

結局原因は自分にあるのです・・・

昨日のブログのコメントの延長みたいな話になりますが、言い訳は一切無用であり結果は結果で、覆る事はありません‼️

結果があるものすべてに、必ずプロセスがあります。
結果が大事Orプロセスが大事・・・❓

それは両方大事であり、プロセスの中には必ず「結果の原因となる種」が沢山潜んでいます。
その原因となる種を、突き止める事が大事だと思います。

突き止めたら、それが根拠です‼️

昨日、巧大は塾のため奇跡のバックホームのテレビ番組を見ていません・・・
レコーダーに録画していますので、あの番組を見て巧大はどんな感想を言うのでしょうか・・・

巧大の感想を早く聞きたいです・・・

熊本県民なので、熊本工業びいきになるのは仕方ありませんが・・・

「今のは‼️セーフだろっ‼️」の、
一言で終わらない事を祈ります・・・