子育てのバランス

いつもお世話になっている私の先輩から、光記の動画を送ってくれという電話だった・・・

バッティング関係の動画が無かったので、守備に関しての一連の練習動画を複数送った。
しばらくして電話がかかって来て、その第一声目が「光記は育ちが良すぎるっ!!」と言った・・・

私は正直言って意味がわからなかった・・・
ただのサラリーマンなので、それなりの収入しかないし、親が資産家な訳でもなく、平々凡々な生活送っていて、裕福な生活送ってもおらず、光記にも贅沢な生活させているわけでもない・・・

そんなことを先輩に伝えると・・・
「お前が金持ちじゃないことぐらいわかってるっ!!」と、大笑いしてた・・・(笑)

そんな意味での育ちがいいではなく、野球の動きを見ると、その子の性格や育った環境がわかると言っていた・・・

このブログで何度も登場する先輩なんだけど、その先輩自身の野球の経歴は結構なものなので、そんなところも気づくんだろうと思う・・・

先輩曰く、今は光記と同じ歳の子で、周りに野球をやっている子がいないのが当たり前・・・
なので、周りに迷惑がかからない程度や、本人が負担にならない程度で、年上の子供達の中に入れてあげて、競わせる場面を少しずつ作ってあげた方がいいと言っていた・・・

そして先輩が・・・
「○○(長男)は小さい頃から、自分ができないことを先に気づく性格・・・」
「光記は自分ができることを先に気づく性格・・・」
「だから、○○の場合はコンプレックスの塊なので、逆にできることを親が言ってあげないといけないところに、お前(私)ができないことに輪をかけてごちゃごちゃ言いすぎたんで、おかしなことになった・・・」

「光記の場合は、自分ができることばっかりに気づいてしまうので、なんでもかんでも自分はできてしまうと勘違いしてしまう・・・」
「結果、野球の動きがスマートすぎる・・・」
「幼稚園児にしては、光記は動きが綺麗すぎる・・・」

「野球だけにとらわれずスポーツ全般・・・
そして勉強やいろんな習い事でも、人よりも早く始めるメリットも大きいけど、デメリットもその分大きい・・・」

「人より早く始めれば、早く始めた分同級生と差が出る、そうなると無意識に同級生よりも自分ができて当たり前になってしまう。」
「そうなった時が、伸び代の天井・・・」

「伸び代に天井がくれば、同級生とのアドバンテージがすぐに底を突く・・・」
「それに自分が気づいた時は、もう他の同級生に追い越されている時なんだ・・・」

「そんな選手を、周りは早熟の選手だとか、劣化した選手だとか言う・・・」

「今は幼稚園生なので、前に言ったように野球は遊びの延長で十分・・・」
「しかし、遊びの中で学ぶ悔しさも必要・・・」
「そのバランスをとっていく必要はあると思うよ・・・」
と言っていた・・・。

そして・・・
「必要な回り道もある・・・」
「我が子が必要な回り道をしている事に気づいて、それを見て親がどれだけ我慢するかではなく、バランスをとってあげるかだぞ・・・」と・・・

難しいよなあ~
要は、我が子に必要な苦労は近道を教えてはいけない・・・
しかし、必要以上の回り道は避けさせなければいけない・・・
って、事だよね・・・
子育てってやっぱり難しい・・・(笑)

いやいや・・・
笑い事ではないんだけど・・・(笑)
長男の野球で培った経験のお陰で、なんとなくだけどそのスタンスが理解できる・・・

そこで一番大事なのが、親が我が子を冷静に見れているか否か・・・
親が有頂天になれば、子供も有頂天になる・・・
反対に、親がナーバスになり過ぎれば、子供もナーバスになる・・・

これも、トレーナーさんから学んだ「子供は親の状態を映し出す鏡」のようなもの・・・

今の光記の状態は、長男を通して私が学んだ事を、効率よく還元しすぎなんだろうなぁ~
それで、光記が乗り越えなければいけないハードルの高さが、結果低くなっているのかもしれない・・・

それを先輩が「光記の育ちが良すぎる」と、言ったのかもしれない・・・
反省・・・

そこは、すぐ改善が必要だな・・・

しかしっ!!
今よく考えると・・・
長男は、小さい頃から逆にハードルの高さが高すぎて、ハードル飛び越えないで、下をくぐっていたかも・・・(爆笑)

先輩の表現からすると、長男は全く正反対の”育ち悪すぎ”かもしれない・・・(泣)
横道に逸れなくてよかった・・・(笑)

えっ?
親が知らないだけかも・・・?(笑)