楽しめてますか?

昨夜、すずかが私の部屋に突然ひょこっと現れ、私のデスクトップパソコンの前に座り品定め・・・(笑)

 

パソコンを立ち上げCADソフトを触っていたが、すずかが「このパソコン早っ!!」と驚いていた!!

だろうっ!!(笑)

 

そして、表示されているウインドがマウス操作一つで、二つの画面を行ったり来たりするのを体感すると「このパソコン!!ヤバっ!!」と言っていた!!(笑)

だろっ!!だろっ!!(笑)

 

さらに、片方のモニターはモニターアームで固定しているので、細かいデータを近くで見たい時は23インチ画面を見やすい位置まで近づけられるし、縦長の書類データを見たい時は画面を縦にすれば1ページ丸ごと見れる!!

 

さらに!!

片方の画面に書類データを表示しながら、もう片方の画面に表示している作成中のデータにコピペできるので、大量のデータを入力する際の作業効率が抜群によくなる!!

 

だろっ!!だろっ!!だろっ!!(笑)

パパが先を見越して準備した環境は、素晴らしいだろっ!!(笑)

 

そんな様々な事ができるとわかったすずかが、早速「明日教科書持って帰ってきて、このパソコンで実際にCADでやってみる!!」と言ってたっ!!(笑)

 

勿論、本人の学ぶ姿勢によるが・・・

”環境”をよくすることによって、本人の”意欲”に繋がり、その意欲が”スキルアップ”へと繋がる・・・

 

そして、スキルアップした姿を”評価”され、その評価によりクリアできた部分とまだ自分に”不足”している部分を把握することができ、その足りないものが新たな”課題”となり、その課題を自分の物にしたいという”目標”になる・・・

 

そして・・・

その目標が再び意欲へと繋がる・・・

 

このサイクルって・・・

 

そう!!

今まで野球で何度も何度も・・・

幼い頃から繰り返し繰り返しやってきた事と同じなんだよっ!!

 

それが『努力』の中身なんだよっ!!

 

この努力だが、我慢だとか苦しみだったりのネガティブなイメージが強い・・・

しかし、実は・・・

この『努力』のサイクルの中に、誰かに”強制”されたり”嫌々”ながらやるという要素は全く含まれいないし、努力には我慢や苦しみなどの要素は全く無いんだっ!!

好きなことに没頭している姿を側から見れば、物凄く我慢の連続だったり苦しんでいる風に見えるかもしれないけど、やっている本人は楽しくて仕方ないはずなんだよっ!!

 

さっき書いたように・・・

その努力のサイクルの中に、唯一本人以外の関与があるのが『環境』なんだ・・・

指導者や家族・・・

その他、自分を支えてくれる人達がいる・・・

 

環境とは・・・

外的因子であるそんな身の回りの人達によってつくられている・・・

 

私は、いくら父親であっても本人では無いのでただの環境に過ぎず、例え我が子であっても努力の肩代わりなど出来ない・・・

 

なので・・・

父親として私が唯一出来ることといえば、その環境を整えてあげることぐらいしか出来ない・・・

 

これまで球児の親という立場を通して、沢山の失敗経験を積んできた・・・(笑)

これまでのこのブログを読み返せば、その失敗は数知れずである・・・(笑)

その失敗を元に言えることは・・・

努力を努力だと気付かないぐらい熱中できる環境を整えるのが、我が子の成長が一番早いと気付いたんだ!!

 

しかし・・・

それが的外れの環境であっては、子供達にとってはただのありがた迷惑になってしまう・・・(笑)

 

よくドラマのシーンで、『お父さんとお母さんは、あなたのことを思って言っているのよ!!』って、いうシーンがあるけど・・・

大抵そんな時は、子供が抱いている志しに対して求めてる環境と、親が我が子に”与えよう”としている環境に相違がある・・・

 

そもそも・・・

環境は子供に与えるものではなく、子供と一緒になって作るもの・・・

しかし、親の価値観だけで環境を与えようとすると、子供にとっては的外れな環境になってしまう・・・

 

こんな偉そうなことを書いているが!!

さっきも書いたように、私は球児の親という立場で沢山の失敗経験をして、その失敗から学んだことなんだ・・・(笑)

 

その的外れにならないためには、ありきたりなことかもしれないけど・・・

子供と同じ目線で・・・

 

そして・・・

向き合うべきは、我が子ではなく・・・

子供と同じ方向を向き、親も一緒に子供の志しと向き合う・・・

そして、子供と沢山の事を話すことにより、子供が見ているものと自分が見ているものに相違がないかを常に言葉で確認し合うこと・・・

 

そして・・・

その時の立ち位置は、子供の前に自分が立っては絶対にダメだ・・・

これも・・・

野球を通じて学んだことである・・・

 

子供の志しを子供と同じ目線で同じ方向で見ていていても、子供の前に親が立っていてはダメだということである・・・

子供にとっては自分の志なのに、親が自分の前に立っていてはその自分の志しという光が見えなくなってしまい、自分が進むべき方向を見失い、自分の志しを追いかけるのではなく親の後を追いかける形になってしまう。

 

それがやがて・・・

子供の成長と共に、我が子がいくら親の後をついて回ろうとしても・・・

また、我が子をいくら自分の後ろをついてこさせようとしても、強制的にそれができなくなる時期が必ず来る、そうなった途端に子供は方向性がわからなくなり路頭に迷うことになる・・・

 

まさしく『志し難民』となってしまう・・・

私があと一年気付くのが遅かったら、巧大はこの『志し難民』となっていたと思う・・・

その原因は先ほど述べたところの後者の方で、巧大が中学校1年生ぐらいまで自分の後ろをついてこさせようとしていた・・・

 

周りの方々のおかげで私は気付くことができたのだが、これに気付かず『志し難民』となった選手も見てきた・・・

 

なので・・・

現在の私の立ち位置は、我が子の真後ろから我が子がどの方向を向き、何を見ているのかを常に会話で確認し、それに必要な環境を整えるといったイメージだ・・・

 

巧大に関しては・・・

成人したので、こんなスタンスを取る必要が無くなった・・・

 

しかし、すずかは法律の改正により法律上は成人とはなっているが、まだ学生である以上あと二年は親の環境作りも必要である。

そして、光記に関しては環境作りという意味ではまだまだこれからが本番である!!

 

これは、私の持論であって教育の専門家からすると、間違いだらけで叱られるかもしれない・・・

 

しかし・・・

我が家にとって切っても切れない野球というツールを使って子育てをやってきて、失敗を繰り返しながら辿り着いたのがこの親子のスタンスで、この子育てのやり方が一番しっくりくる方法だった・・・

 

そんな手探りの子育て方法でも・・・

最近、すずかの口から頻繁に出る言葉がある・・・

その言葉とは「建築の勉強楽しいけん!!」だ。

 

それこそが!!

すずかが自分の志しに向けて順調に進んでいるという何よりの証拠であり、環境担当の私としても、今回のパソコンも含めて、すずかに納得いく環境を与えることができているという根拠になると思っている。

 

何度も書くが・・・

自分の志すことに没頭し、それができる環境があれば自然と努力をするものである・・・

没頭できていれば、努力を努力と感じず楽しいと感じるものである・・・

 

実は・・・

すずかだけではない・・・

 

親が環境を作る必要がなくなり、自分で自分の環境を整えなければならなくなった巧大も同じで・・・

最近、巧大の口から頻繁に発せられるワードとして・・・

「仕事マジで楽しいっ!!」である・・・

この、自分で自分の環境を整えるという術は、野球を通して何度もシュミレーションを繰り返しているから、社会人となってもできることだと思う・・・

 

そして・・・

光記に関しても、先日すずかが偶然「最近できることが増えてきたんで、野球が楽しいど?」と質問すると、光記がニコッとして「うんっ!!」と返事をしていたが、光記自身のスキルが上がっているのも楽しいと思える要因かもしれないが、人数が増えてきて野球ができる環境が整いつつあるのも野球が楽しいと思える大きな要因だと思う・・・

 

これも・・・

少し形が違うが環境による影響が大きい!!

 

三人とも・・・

それぞれの立場で『楽しい』という言葉がキーワードなのである・・・

 

なぜ・・・

今日こんな内容を書いたのか・・・?

 

それは・・・

とても不思議なんだけど、偶然にも1週間ほどの僅かな期間で3人の友人や知人から相談を受けて、その時に話した内容がこの類の話なのだ・・・

何か、そんな偶然に意味がある事なのか?と思って、今日のブログの内容にした・・・

 

キーワードは・・・

実際にやっている子供自身が楽しめているかどうかだと思うよっ!!

今日書いた内容のどこかがバランスを崩したら、努力が苦痛へと変わってしまう・・・

 

これも・・・

私の経験上・・・

そのバランスを崩してしまう原因の大半が私だった・・・

 

すなわち・・・

親が立ち位置を見誤ることによっての原因が大半だったってこと!!

 

そんな私を反面教師にしていただければ幸いです・・・(笑)

と、言いたいところだけど・・・

 

このブログの存在をご存知ないので、将来我が家の子供達がこの内容を見て子育てのヒントにしてもらえたら幸いです・・・(笑)

 

もちろん!!

自分の親父を反面教師として、お役立ていただければ幸いです!!(笑)