涙から学ぶもの・・・
タイブレークまでもつれ込み、惜しくも敗戦となった「第45回春季全国大会中九州支部予選大会」でしたが、こうたと同じ1年生の選手が途中出場も含め5人出場していました。
その中でも、私にとって印象に残った選手が、こうたのチームメイトで同じ一年生の投手です・・・
最終回の7回裏、2対2の同点に追いつき延長となり、非常に緊迫した状況の中、8回からその一年生投手がマウンドに上がりました。
しかし、そんな極限の状況にもかかわらず、その一年生投手は実に投手らしい、素晴らしい立ち振舞いで、相当なプレッシャーの中、そんな表情一つ見せずに対戦相手打者と堂々と戦いました・・・
しかし、結果としてはタイブレークの末敗戦となりました・・・
試合終了後の挨拶時に、今まで内に秘めていたものが表に出たのか、その一年生投手が涙を流す姿がありました。
前にも、コメントしたことがありますが、
私は「野球の神様は、努力した分と同じ量の課題を選手に与える」と思います。
その一年生投手は、本当に日頃から努力する選手です・・・
野球の神様は、きちんとその努力を見ていて、そんな大事な場面での当番を、設定してくれていたのだと私は思います。
私には、野球の神様が「もっと、君の進むべきところは上にあるんだよ・・・」と一年生投手に語りかけているようにしか見えませんでした。
多分、彼のことですから、それに気付きもっともっと努力を重ね、これからも大きな壁を突き破っていくのだと思います・・・
さあ、こうた‼
今までこうたにとって、経験したことがない
野球の神様が与えた、自分を見失うほどの大きな壁が、あなたにも今年に入って訪れましたね・・・
そこで、自分に来たその大きな壁の“質”と“量”と、同じ年の一年生投手に来た大きな壁の“質”と“量”を比べてみてください‼
こうたにとっての壁の“質”と“量”が、どんだけ低レベルであるか・・・
そして、その一年生投手に訪れた壁の“質”と“量”がどれだけ高いレベルにあるかを・・・
そして何より考えてみてください・・・
「その壁の質と量に、違いが出る原因が何かを・・・」