2019年に、ラグビーW杯が日本の12会場で行われる予定ですが、一つの会場が熊本県にあるうまかよかなスタジアムに、決定したというニュースが話題になっています‼
野球のW杯と言われている、WBCも熊本で開催される日が来るといいのに・・・
最近、日本の野球人気が減少しているとよく言われますが、学童野球からプロ野球まで、本当に根強い野球ファンはまだまだたくさんいます。
なぜ、日本においての野球人気が高いのかという理由については、たくさんの説があるみたいですが、その中でも「道」とbaseballの融合説が、僕の中ではしっくり来ます・・・
この「道」とは・・・
柔道・剣道・華道・茶道・弓道・書道など色々あります。
これらは、江戸時代まで武家のみの習い事として、行われていたものらしいですが、この頃まではまだ「術」と言われ、剣術や柔術などと呼ばれていたようです。
しかし、明治維新で武士の身分制度がなくなり、庶民の精神修行の「道」、つまりツールとして、剣道や柔道と名を変え、引き継がれたものらしいです。
1873(明治6年)アメリカ人教師ホレエス・ウイルソンが日本で最初にbaseballを伝えたと言われていますが、精神修行の武士道とそのbaseballが融合し、“野球”となり、その武士道が融合しているからこそ、野球が日本人に今でも愛されているのではないでしょうか・・・
「武士道と云うは、死ぬ事と見付けたり」という、佐賀鍋島藩に仕えていた山本常朝という人物が言った言葉だそうです。
これは、“武士であれば死ね”ということではなく、
意味については諸説あるようですが、「武士道とは礼儀などをわきまえ、正しく誠実に生きた者だけが、正しく死ねる」という意味のようです。
これを、野球に例えると「野球に対して、正しく誠実に取り組んだものだけが、悔いの残らない野球人生が送れる」という解釈ができると私は思います。
上に書いたような、「道」が一番色濃く残る高校野球ですが、やがて春の選抜が始まります。
そんな、野球に対して誠実に取り組んでいるものだけが、立つことのできる甲子園という舞台です。
そんな球児たちの姿を見て、うちのこうたも日本の野球・・・
すなわち「野球道」を、技術は下手でも、人として正しく生きる術を、春の選抜や日頃の野球生活を通して、学んでほしいと思います。