広島遠征 ~episode2~

9日(日)は、1回戦で敗れたチーム同士が交流戦という形で試合を行いました。
第一試合の相手は、地元広島の廿日市ボーイズさんでした。

巧大は9番セカンドで、出場し1打席目を空振りの三振・・・
2打席目は、見逃しの三振・・・

最悪・・・

案の定・・・
途中交代となりました・・・

この試合では、バッターボックスに入っている巧大の雰囲気を見ていると、気迫のこもった相手ベンチと相手投手に完全に気持ちで押されているのがわかりました・・・
スイングは中途半端で、雰囲気に完全に飲まれていました・・・

一言で言うと、
気持ちが弱い・・・

今後の課題ですね・・・

そして、2試合目は島根代表の出雲雲田ボーイズさんでしたが、前の試合でやらかしているのでおそらくスタメンはないだろうと思っていましたが、6番セカンドで監督さんに使ってもらいました・・・

本人も、帰宅途中に車内で言っていましたが、あの場面での起用は前の試合での失敗をどう取り戻すかを、監督が試されたのではないかと言っていましたが、私も全く同じことを思いながら当日オーダーを見ていました・・・

この試合での巧大ですが、守備では相手チームがランナーを1・3塁に置いて、前進守備をしている時に相手打者のゴロの力に押されて、グローブ毎吹っ飛んでしまう失敗をやらかしてしまい、バックホームが間に合わず相手に1点を与えてしまいました。
慌てて、素手でボールを拾いファーストはなんとかアウトにしましたが・・・

その夜の、保護者の反省会(飲み会)で、この出来事の事で大盛り上がりとなり、巧大のおかげで私がいじられっぱなしでした・・・(笑)

それと、守備関係でもう一つ、相手ランナーを1塁に置いて、相手打者が強烈なサードゴロを放ちダブルプレイのチャンスに、巧大のセカンドべースカーバーが遅れ、やむなくファースト一つしかアウトが取れない場面がありました・・・

これは、前回の練習試合でも同じ失敗をしており、本人も反省項目にあげていたのですが、今回も克服できておらず、試合中の先を読む力と集中力に課題が残りました・・・

バッティングの方は、私は全く気づかなかったのですが、コーチが試合後に「試合中に巧大が泣いていて、厳しく叱りました。」と言われ、遠征中は巧大に何も言わず我慢していたのですが、帰宅途中の車内で巧大にその事を確認すると、「前の試合で2三振し・・・第二試合ではチャンスに打ちきらんで・・・俺がバッターボックスに立つと、俺がチビだけん相手守備全体が前進守備してきて、なめられとる・・・」
と思うと、とにかく悔しくて涙が出てきたと言っていました・・・

(訳:第一試合で2三振して、第二試合目はチャンスにヒットが打てなくて、自分がバッターボックスに入ると、体格が小さいので守備がどうせ打てないだろうと前に前進してくることが、自分がなめられていると思うと悔しくて涙が出てきた。)
いつもながら熊本弁丸出しなので翻訳いたしました・・・(笑)

私もさすがに、学童野球ではないので失敗して泣くという行為が幼稚で、チームのモチベーションも下げる行為であり、どんな理由があろうともそこに関してはかなり厳しく叱りました・・・

しかし、少し前の巧大であれば全く逆に沈み込んでしまい、その試合はおろか一定の期間は落ち込んだままという状態だったのですが、本人曰くとにかく今回は悔しかったらしく、絶対次の打席はどうにか取り返してやるという気持ちが強かったみたいで、最終回の先頭打者で次の打席が回ってきたのですが、腹の底から相手ピッチャーに向かって大きな声を出し、負けん気丸出しの気迫でセンター前ヒットを放つ事ができました・・・

私は、そんな事があっているとは、試合中には全く知らないため、なんでこんなに気合が入っているのだろうぐらいしか思わなかったのですが、その負けん気がついてきたのも、これまでのつらい思いがあっての事だと思い、もちろん本人の前では言いませんでしたが、試合中泣く行為は絶対やってはいけない事ですが、失敗に立ち向かうそんな気持ちの変化には安心しました‼️

そして、この日に何より嬉しかったのは、2試合目の終盤に1年生ピッチャーがマウンドに上がりました。
その1年生ピッチャーは今回が初マウンドで、当たり前ですが表情も硬く明らかに緊張していましたが、制球に苦しむ1年生投手に一球一球小走りにマウンドに近づき、声をかける巧大の姿がありました・・・

これは、過去のブログのコメントにも書きましたが、宮崎遠征時に巧大がエラーをして下を向いて、申し訳なくてマウンドに集まっている選手の輪の中になかなか入れないでいた時に、メンバーに声かけしてもらい嬉しくて涙を流した事がありましたが、その時に学んだことであり、仲間が苦しい時には一番に声をかけるという自分自身への約束事を今回実行していました。

野球を通じて、人として助け合う気持ちを学び実行していることについて、人としての成長が見られ本当に嬉しく思いました。

遠征3日目は、巧大の精神的な未熟さと精神的に成長しているところが、うらはらで中学生という時期は本当に難しいものだなと、実感した1日でした・・・

そして、私は保護者の方達と夜の広島にくりだし、ネット検索ナンバーワンのお店で、本場の広島風お好み焼きを食べてご満悦でした・・・
(宿舎で留守番していた嫁さんにも、持ち帰りでお好み焼き一枚買って帰りましたよ・・・笑)

さて、次回はいよいよ
広島遠征 ~episode3~
遠征4日目、最終日と今回の広島遠征のまとめなどを、コメントできたらと思います‼️

それでは・・・
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