掴むべきもの

私が何かと困っていたり悩んでいる時に、申し合わせなど全くなく、びっくりするぐらいのタイミングでアドバイスをくださる、ある方がいらっしゃいます・・・

今回も、その方からのアドバイスをいただきましたが、「質の良いエラーと質の悪いエラー」について、アドバイスをいただきましたが、それで私も忘れかけていた出来事を思い出し、書き留めておこうと思いました。

巧大が学童の時に大会でエラーし、それが決勝点となり負けた試合がありました。
試合終了後に「グラウンドが荒れていて、イレギュラーしてエラーした」みたいな事を言っていたので、終わってぶん殴ろうかぐらいの勢いだったのですが、その時にサードに入っていた、巧大の二つ下の当時4年生の選手が、その大会が終わると同時に、家庭の事情で別のチームに移る事になっていて、その子にとっては最後の大会で・・・

その選手が巧大に対して、
「巧大くん・・・エラーでもヒットでもどっちでもいいよ・・・」
「俺の最後の試合だったけん・・・」と、
半べそかきながらの笑顔で巧大に言いました・・・

それを聞いた瞬間に巧大が・・・
声も出ないほど、体を震わせて地面にうずくまり泣きだしました・・・

本人は、覚えているかどうかわかりませんが、その後から言い訳をあまりしなくなりました・・・

本人も、その出来事で気づいたと思いますが・・・
何を言っても・・・
結果は覆らない・・・

「言い訳」は、言い換えれば「訳を言う」・・・
野球だけではなく、社会に出ても質の悪いその場しのぎの”訳”を言うのではなく、高レベルの”訳”を言えばそれが真実なのです。

その時も、抽象的なグラウンドがどうだこうだという、質の悪い言い訳ではなく「油断」「慢心」「努力不足」などの高いレベルの言い訳をすれば、それが真実だったはずなのです・・・

それを理解している選手は、エラーをするにも質の良いエラーしかしませんし、周りはそれをエラーとして捉えません・・・

先日行われた大会で、失敗から学ぶ事が沢山できましたが、沢山の課題もできました‼️

自分の中では、得意と思っていたはずの守備での連続ミス・・・
これは、時期的にも厳しい冬季練習前で、何か後につながる大きな大きな理由が、潜んでいる匂いがプンプンしますよ・・・

まずは、学童時代のような質の悪い言い訳はせず、質の高い言い訳であるプレッシャーに負けたため起こった、
「守備への恐怖心」
を素直に認め、それをきちんと伝えた事はクリアしました。

その原因は、日頃の練習で言われ続けている事を安易に考え、ストイックに意識を持って練習を行っていなかったという、
「怠慢・油断・努力不足」
というところまで、たどり着きました。

さあ‼️
どうする巧大・・・

野球の神が、何かを伝えてきてますよ・・・