徐々に・・・

暦の上では、とうとう春になりました。
週末の練習も比較的に暖かくなり、徐々に組織練習へ移行しつつあります。

そんな中、昨日はシートノックが行われました。
その時に、私は冬季練習前と冬季練習後の変化を重点的に見るように心がけて見ました。

昨日気づいた違いは、練習の時にはなんとなくだったのですが、守備範囲が1・2塁間の平面的で直線的な横移動だった動きが、奥行きを利用した立体的な動きに変わったかなと思ってみましたが、自宅で動画確認していた時にやはり、以前の動きと昨日の動きの違いがはっきりと映像で確認できました。

特に、二遊間気味のセカンドキャンパスに近いゴロの処理の時に、割とはっきりした違いが見られ、1塁送球しやすいように、回りこみ前進しながら捕球し、送球動作に入る動きがとれるようになっていた。

以前であれば逆シングルで捕球したり、直線的に打球を追っていき捕球後踏ん張ってからしか、送球できなかったのが一連の動きで出来るようになっていた。
これは、下半身の瞬発力がアップしたことだと思う。

それが、走塁面にも変化がみられ、塁間のタイムこそ計測はしていませんが、目視で見ても足が速くなっているように見え、これから高校に向けて足が速くなるというのは、有利なことなので本当に嬉しく思った。

昨年の夏以降の、フィジカル面での成長が見え始め、野球の時に使う関節の可動の仕方や、ひとつひとつの動作で使用する部分強化などについて、とても敏感になってきており、どうしてもその動作ができないとなると、できないプレイの技術的な部分と、フィジカル面での原因を探ってみたり、自宅の屋内で自主練するときなどは、いまの時期だと暖房を入れて、必ず自分でも体の状態がわかるようにと、裸になりピチピチしたボクサーパンツ一枚で、カーテンをわざと開けて大きな窓ガラスに自分が映り込むようにして、ティーや素振りを行います。

いつもお世話になっている方から、必ず物事には原因があるから、できないことをできないで終わらせるのではなく、できない理由を考え原因まで突き止め、それが出来るようになったら、今度はその出来るようになったラインを最低ラインに設定して、努力を続けなさいと頻繁に行ってくださいます。

野球技術系で、過去に巧大がぶち当たった壁の多くの原因が、フィジカル面にあったために、まずは自分の体の使い方や、まだ力が足りない部分を疑い、原因を突き止めているようです。

以前のように、”調子が悪かったから”とか、漠然とした原因ではなく、具体的な部分まで掘り下げてものを考える癖がついてきていることがとても大きいと思います。

まずは現状の自分を知ることから始まり、その現状に疑問を持ち、その疑問を突き止めるというところから始まります。
自己満足に陥らず、常に疑問を持ってこれからも野球に取り組んでいってほしいと思います。

冬季練習期間に、改善しようと取り組んだ課題のモニタリングが、これから始まります。
このモニタリングを、シビアな視点で行うともっと伸び代が大きくなるんじゃないかな・・・

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