目・・・

本日練習試合が、山鹿市民球場で行われましたが、午前中は雨・・・雨・・・雨・・・
降っては止み・・・
降っては止み・・・

結局試合開始できたのは午後・・・
2試合を消化した・・・

その後、夕方から壮行会が行われ、そこへオフシーズンを利用して、チームの選手達に技術指導をしてくれている、社会人野球のM選手も選手たちを激励に来てくれた。

そのM選手は、前もブログにも記事にしたが、巧大の通う中学校の先輩であり、私にとっても中学校の後輩に当たるので、私に気を使ってくれる・・・
今夜もそっと私の横に座ってきてくれて、野球についてや巧大について親身になって話してくれた・・・

私は、ケアマネージャーのため、仕事柄相談業務が主な仕事であり、人の心の中にあるものを見抜いていかなければならない・・・
職業病といえば職業病なんだけど、自然とプライベートの時間でも、人と話すと無意識に色々な事を敏感に感じてしまう・・・

そのM選手と話すときにいつも感じるのが、彼の目の中にある何かに飢えているというか・・・
何かに満足していない様な目・・・
逆に言えば向上心がものすごく強い目をしている・・・

M選手に対して、もしかしたら失礼かもしれないが、夏の選手権大会中の高校球児のような目によく似た目・・・
そんな、目が去年の暮れに始めてM選手にあってから、とても気になっていた・・・

私には、社会人野球の世界の厳しさや、反対に喜びなどがどれほどのものなのかは、実際にその世界で生きたわけでもないので全くわからない・・・

だからこそ無責任なことを、私は言えるのかもしれないけど、もしも私が感じているものが的中しているのであれば、結果がどんな結果になるのかもわからないし、M選手がゴールとして設定している結果がどんなものかはわからないけど、その向上心が自分の中で100%なくなるまで、とことんやってほしい・・・

そんな、目には見えない力を敏感に感じ取り、前に一度諦めかけた野球を向上させたいと、動き始めた巧大がいます・・・

M選手の現在所属しているチームのサイトを自分のタブレットで探し・・・
M選手の大学時代の動画をみつけて私に・・・
「俺こんな人に夜暗くなるまでバッティングや守備を習ったとよね・・・」
「凄くない!!」
「俺こんなひとが使ってたバットもらって、今ティー打ちよるとよね!!」
と、巧大がはしゃぐ姿・・・

M選手が毎回巧大に対して必ず言ってくれる言葉・・・
「お前はもっとやれる!!」
「ぜったい上手くなるから・・・」

この言葉がどれだけ巧大を救ってくれているか・・・
どれだけの夢を持たせてくれているか・・・

少なくとも、巧大にとってM選手は同郷のヒーローです。

先ほど書いた、M選手が巧大に対して必ず言ってくれる言葉・・・
「お前はもっとやれる!!」
「ぜったい上手くなるから・・・」という言葉・・・
私には全く違った意味に聞こえてきます・・・

それは、彼自身が自分に対して言っているようにも聞こえる・・・

そして、それを今夜M選手と握手をした時に確信しました・・・
彼の手のひらは、まだまだ向上心がむき出しの手をしていました・・・
その瞬間に、わたしはなぜか涙が出そうになった・・・

それが、自分でもなぜだかわからない・・・