巧大の保健事業

本日は、紅白戦が行われた。
とにかく、今日は2番の仕事が出来ず、精細を欠いていたなあ…

サインミスに、送りバント失敗…
100パーセントゴロの進塁打を、打ち上げるなど、確実性が無かった…

しかし、今までの巧大だったら、ただヘコんで終わりだったのが、帰りの車に乗るなり、『白旗グラウンド行こう…』と言って、高速ぶっ飛ばしてグラウンドに向かい、バントと捕球動作の為のノック、帰宅してティーを行った…

これまでの流れで行くと、修正の意味で今日の様な事を行っていたので、私の感覚から行くと、今日も同じ様な流れと思っていたけど、本人にとっての意味は全く違っていた。

大きく括れば修正だけど、今日の紅白戦で悪かった部分を突き止める為だった…

バント失敗については…
本人が出した答えは、最大の原因は、突っ立った体制になっていた事で、バットと視線が離れていた事…

しかし、今までの本人と変わったのは、ここからで…

相手ピッチャーがかなりの速球で、かなりキレのあるストレートだったので、バッターボックスに入った瞬間に、バント失敗がよぎった事…
本人曰く「バントを失敗する事にビビった…」と言っていた。

それと技術面の原因は、何度も何度も夕方バントしながら、本人が気づいたのが、バントの際の足のスタンスと、打球を殺そうとし過ぎて、ボールが当たる瞬間にバットを引いている事…

そこを気をつけると、難なくバントが決まりだし、そこが原因だったと、本人も確信した様だった…

結果的に突っ立った原因は、メンタル的に気持ちが前を向かず、スタンスが狭すぎて腰が落ちず、膝を柔らかく使わなかった事により、バットと目線が離れてしまい、バント失敗に終わってしまった事にたどり着いた…

そして、打ち上げてはいけない場面で、打ち上げてしまった原因は、その送りバント失敗が、序盤で見られた為に、ミスをしてはいけないという、心理的な動揺がボールを当てに行く形になり、前に突っ込み引きつけて自分のポイントで、ボールを捉える事が出来なかった事が原因であった事…

つまり失敗の根拠…

ここが、俺は嬉しい…

勿論、チームに迷惑をかけてしまい、申し訳ない気持ちがある事が、前提の話なんだけど…

こういった思考を持っているのと、持っていないのとでは、これから先を考えると、非常に大きな差が生まれてくると思う…

俺の職場の院長がよく言われる、
病気になってからの対処療法ではダメなんだ…
病気になる前に予防を行う、保健事業が大事…
その保健事業で、病気のメカニズムを理解する事で予防でき、健康な状態を保つ事ができる…

そして、そんなリスクを理解することで、もしもの時に備えて健康保険に加入し、病気になった時に回復する事が出来る様にと、健康の担保を行うんだという事…

つまり失敗することから、その失敗のリスクを知る…
そして、失敗の根拠を理解することから、今度は失敗を予防出来る…
しかし、もしも失敗した時の事を考え、状況に応じた最低限の仕事を行う事で、自分の仕事を担保する…

まさに、その医療現場でいう、保健事業の部分を巧大が、今出来るようになりつつある事…

この前も書いた様に、これには精神的な成長が見られてきたからこそ…
素直に自分の失敗を認める事が大前提なんだよね‼

そして、とにかく掘り下げて物事を考える事…

これこそが、これから先の伸びしろを、大きくしてくれると思う…

これから先も、失敗をネガティヴに捉えるのではなくポジティブに捉え、失敗を活かせる選手になってください‼

今日も楽しかった‼
巧大の失敗の紐解く過程を見るのが、本当に楽しかった‼

この事を忘れず、もし今度もチャンスがあるなら、その成果を見てみたいな…

頑張れ巧大‼