卒業シーズンが終われば、すぐに入学シーズンとなります・・・
そんな光景が、街のあちこちで見られています。
いよいよ、本格的にシーズンに入った球児たち・・・
私たちの周りの高校球児たちの心のスイッチがONになり、目が鋭くなってきているのがわかります。
飛び交う話は、現在行われている春季大会・・・
力を十分に発揮できた選手・・・
反対に、発揮できなかった選手・・・
実際に、その場でプレーしたものでなければわからないような、細かな話を耳にします。
これが、夏の選手権前になってくると、そんな選手たちに近寄れないような、独特の雰囲気に変わってきます。
そして、その中にこれから飛び込もうとしている、ボーイズやシニア、軟式野球を頑張ってきた、今度新高校1年生になる選手たちの目もどんどん鋭くなり、これから甲子園を目指した高校球児としての心構えができて、死角なしといった雰囲気・・・
そんな選手たちが、躍動する野球シーズンのボルテージがどんどん上がってきます。
これからが、野球好きにはたまらない時期になってきますね!!
さて・・・
小さい頃から体が小さかった巧大が、同級生と比べてまだまだ小さいのですが、少しずつ身長も追いついてきて、以前のような極端に小さいというほどではなくなってきました。
そんな体の成長が見られている影響か、フィジカル面のフットワークや野球に必要な動作の俊敏性・・・
全く逆で、止まるべき時に止まり、その時の安定感などのコア的な部分・・・
そして、不利な態勢からの次の動作に移るという、バランス的な部分・・・
そして、送球のボールの軌道が少しずつ変わってきたように思います。
そんな、巧大の動画や実際の巧大の動きや、体の状態を見ていただき、以前より成長できているという評価を周りの方々から頂きました。
しかし、こんなフィジカル面の成長が見られてきたからこそ、丁寧なプレーに心がけなければいけないとも、周りの方々から助言をいただきました。
力がついてきたことで、以前との違いでできなかったことができてくる。
そうすると、ついつい楽しくなり力任せのパフォーマンスになってしまったり、それが雑なプレーになってしまい、そんな時期に故障する選手が多いそうです。
それとメンタル面においても、巧大の最近の話をしたメントレからも助言があり、それと同じようなことを言われました。
嬉しさ余って、力任せにパフォーマンスを行うことで基本が崩れ、それによるミスを繰り返すことにより、自分では成長したとばかり思っていたところから、以前の自分よりもパフォーマンスが落ちてしまうという、まさに天国から地獄に突き落とされたような感覚になり、そのギャップでイップスになってしまうこと・・・
頭ではそうは思っていなくても、瞬間的に失敗を怖がり、それに勝手に体が反応して筋肉などが一瞬萎縮し、パフォーマンスができなくなってしまう・・・
このイップスは、かなりタチが悪く一見投げるという動作がクローズアップされがちですが、捕球やバッティングなども似たような症状があると念をおされました。
これについては、修復するのにかなりの時間を要するみたいで、その症状に気づきながらも隠しながらプレーをやっている選手が多く、その期間が長引けば長引くほど症状は悪化し、治りが遅くなるみたいで、そんな状況に絶対ならないように予防する必要があり、巧大はこれからリスクが大きくなるので、様子を注意深く見守る必要がある。
なってからでは遅いので、この予防が最も重要だとメントレが言っていた・・・
将来社会に出ても一緒・・・
なんでも、”自分はできる”と思った時に、必ず大きな落とし穴が待っています。
しかし、それと紙一重なのですが、逆に”自分はできる”と自信を持つことも重要です。
活字で書くと同じ”自分はできる”になりますが、そこに至った過程によって意味合いが大きく変わります。
今、人としてのイップスになったのでは、その重要な部分は学習することができません・・・
磐石な、人としての心のコア部分を今構築して、将来いい意味で”自分はできる”という、絶対ブレないバランス感覚を学んで欲しいと思います。
そういう意味で、これから高校球児や社会人となっていく上では、巧大にとってある意味一番大事な時期が今なのかもしれません・・・
自分が大好きな野球!!
自分が選んだ野球!!
そんな、大好きなことから人生を学べることは幸せなことです。
そんな野球との出会い・・・
今後も大切にしていかなければいけませんね・・・
そんな素敵な出会いができた自分を大切に、将来に向かって頑張ってほしい・・・