意識

新人戦の準決勝が3月16日(土)に行われた。

試合結果は・・・
3対3の同点で試合が進み、タイブレークの末7対4で負けた・・・

ベスト4・・・

当日・・・
私は仕事なので試合自体は見れなかったけど、昨日の練習中に監督に話を聞くと、新人戦とは思えないような僅差であり、内容も悪くなかったように思えた。

公式戦はこれからが本番なので、次の大会で優勝目指して頑張ってほしい・・・

さて・・・
昨日はホームでの通常練習だった。

私は長女の部活の関係で、午前中バタバタしていて、午後からホームグラウンドへ行った。

ちょうどその時にシートバッティングが行われていて、光記もバッターボックス入っていた。

前にツッコミ傾向があり、自主練でのティーで修正を取り組んでいる最中で、その部分がどうなのかを確認したかった・・・

すると・・・
2球続けてファースト側へのファウルを打った。
周りの眼に映る光記の打球は振り遅れに見えると思うけど、取り組みとしてのタイミングとポイントはジャストだった!!

あとは・・・
もう少し力がついてきて、スイングスピードが上がってくれば、ファウルがフェアゾーンに入るようになり、やがてセンター前にも打てるようになってくると思う・・・

その出来事で、私が本当に嬉しかったのは・・・
本人がきちんと、自主練で取り組んでいる事を、チームの練習で意識してやっていることが嬉しかった!!

私は、小学校1年生の光記に対して、できるか否かを求めてはいない・・・
今、光記に求めていることは、課題をクリアするための手法を覚えて欲しいと思っている。

事の発端は・・・
本人が「なんで光記は、サードにしか打ちきらんと?」という質問から始まった・・・

光記にとっての『なぜ?』という疑問・・・

前にも書いたけど、進歩するにはその『なぜ?』から始まる。

しかし・・・
小学校1年生が、自力でその『なぜ?』を紐解く事は当然無理・・・

なので・・・
私は原因はわかっていても、光記と一緒に原因を探るシチュエーションを作って、
一緒にアセスメントをして・・・
一緒に課題を見つけて・・・
一緒に課題を克服するための取り組みを考えて・・・
一緒に練習メニューを考えて・・・
一緒に目標を立てた・・・

私が一言で・・・
『状態が前に突っ込んでいるから』と、言ってしまえば1秒で終わる事・・・

だけど・・・
目先の近道をする事で、先々の遠道になってしまう事がある・・・

本人が思った、とても貴重な『なぜ?』を大事にして、課題クリアのやり方を一度覚えてしまえば、これから先自分で課題をクリアできるようになる・・・

これが・・・
中学や高校となれば、親は手助けなんか出来ないわけで、自分で指導者から言われた事を理解して、課題を自分の力でクリアしていかなければならない・・・

つまり・・・
自分自身に修正能力が無いと淘汰されてしまう・・・

そんな意味で、昨日の練習での光記の姿がとても嬉しかった!!

そんな事は当然知らない上級生が、光記に善意で「光記!!もっとタイミングを早くして振れ!!」と言ってくれていたけど、その後も光記はファウルにしたポイントで打っていた!!

ここがっ!!
キモなんだよなっ!!

『なぜ?サードにしか打球がいかないのか?』を・・・
光記なりに理解して、それを克服する為の取り組みに納得しているから、気持ちもブレずにしっかりその後もポイントを変えずに打っていたんだと思う。

やっぱり、本人の『納得』なんだよなっ!!

何回もしつこいほど書くけど・・・
『説得よりも納得』

以前いただいたトレーナーさんからの言葉が・・・
最近やけに身にしみる・・・