再び昨日から練習が再開となった長女・・・
部活停止と再開の繰り返しなので、モチベーションを保つのが極めて難しい・・・
こういう時だからこそ・・・
もう一度、チームの目標と自分の目標を再確認しなければならない。
さて・・・
長女の最近の課題であったバッティングの修正について、やっとクリアできたと言っていい状況になってきた。
昨日は、ケースバッティングでセンター前と左中間へのヒットを放ったらしい。
こんな結果も安心材料の一つにはなるが、練習時に大事なのは内容である。
センターへのヒットは、セカンドのエラーといってもおかしくなく、きちんとセカンドが捌けば捕殺されていたと言っていた・・・
左中間へのヒットに関しては、戦術上の問題があるので詳細はかけないが、その延長上でのヒットであり、きちんとバットコントロールして狙い通りのバッティングができている。
そして・・・
昨日の一番のバッティングは、セカンドゴロだった!!
これも戦術上の問題があるので詳細は書けないが、このバッティングに関して、〇〇コーチと臨時コーチの元野球監督が、打った瞬間に声を合わせるように『上手いっ!!』と、言ってくれたと言っていた。
ここら辺がとても大事なところで・・・
試合の流れや置かれた状況で、最低限の仕事は100%こなしながら、その先にある最上級の結果がでるようにしなければならない・・・
その結果を残すためには・・・
状況判断を確実に行うこと・・・
この部分に関して、長女が小学生時代に経験した硬式野球の経験が間違いなく生きている。
当時小学生でありながらも、中学硬式の練習や試合を通して野球を学んだ。
中学硬式におけるこの時期は、まさにチームバッティングや戦術的な部分の基礎を学ぶ時期であり、高校野球に行って一気に複雑になる野球の基礎的な部分を徹底的に学ぶ時期である。
言わば小学生である長女からすると、ワンランクもツーランクも上の野球を目の前で経験しているため、各場面や状況によって自分に求められるプレーを判断することができるようになったと思う。
例えば・・・
走者2塁の場面でエンドランのサインが出て、最低限の仕事は確実にゴロを転がすこと・・・
そして、その最低限の仕事を”確実”なものにするためには、2塁走者が進塁する3塁から遠い右方向へのゴロを転がすこと・・・
さらにその先の延長上に、ライト前に抜ければ2塁走者がホームに帰り1点となる・・・
さらに・・・
バッターランナーも走りながら打球を目で追う事ができて、状況次第では2塁まで進塁することができる・・・
このようなことは、野球をかじっている者であればセオリーとも言える領域であるが、2塁に走者がいてエンドランのサインが出たら『確実にゴロを打つ』で止まる選手も少なくないし、例え『右側にゴロを打つ』と答えたとしても、その根拠を求めて説明できない選手も多い・・・
そんな部分の重要性に気づいたのは・・・
巧大がおそらく小学校3年生か4年生ぐらいの時である・・・
OP戦で巧大が、2死で1塁に走者としていた・・・
バッターカウントがB3 S2 O2・・・
投手が投げた瞬間にスタートを切らなかった・・・
結果はセンターフライでバッターアウトでチェンジとなったが、巧大は当時の監督からこっぴどく叱られた!!
そして、その帰りの車の中で、巧大が「ね〜?なんで盗塁のサインが出てないとに、サードにスタートきらんだった!!て、怒られたと?」と私に聞いてきた・・・
その時に私が答えたのは「B3 S2 O2だけん走るとが当たり前だろ!!」と答えると、全く巧大はピンときていなかった・・・
その後・・・
運転しながらよくよく考えてみると、野球をやっていた者からすると当たり前の事でも、その根拠がわからない小学生の巧大にとっては、当たり前ではない事に気づいた・・・
なので、自宅に帰りチラシの裏を使って一つ一つ・・・
私「B3 S2 O2で、ストライクだったら?」
巧大「三振!!」
私「そしたら?」
巧大「チェンジ・・・」
私「ボールだったら?」
巧大「フォアボール!!」
私「そしたら?」
巧大「セカンドに行く・・・」
私「と・・・言うことは?」
巧大「あ〜わかった!!」
巧大「三振になってもチェンジ!!」
「フォアボールになっても2塁!!」
と、謎だった部分を理解できた喜びでとても嬉しそうだった!!
すると、次の日のOP戦で・・・
最終回で満塁となり一打サヨナラの場面が訪れた、2塁走者だった巧大がホームに帰ってサヨナラだったので2点差で負けていたと思う・・・
その時のバッターカウントが、前日と同じB3 S2 O2となった。
投手がセットに入り、投球した瞬間に走者が一斉にスタートを切った!!
今回は2塁走者の巧大も素晴らしいスタートを切った!!
そして、バッターが打ち1・2塁間を抜けてライトへ!!
バックホームを慌てたライトが、打球を一瞬ファンブルしてバックホームが遅くなり、スタートを切っていた巧大が2塁から帰りサヨナラとなった!!
前日の失敗で、スタートを切る”根拠”を学び・・・
当日のこの出来事で、スタートを切る”意味”を学んだ・・・
私にとって・・・
この出来事が、その後の子供達の野球に寄り添う意味で大きな影響となっている。
今現在でも光記に対して、色々な事を教える時に根拠まできちんと伝えることを強く意識している。
昨日の長女のバッティングにしても・・・
巧大の学童時代の出来事にしても・・・
どれだけ野球テクニック的な部分が優れていても、このような野球スキルがなければ上に行けば行くほど致命傷となる・・・
昨日の長女の出来事は・・・
今まで根拠まで考えて野球をやってきたからこそ、評価をもらえたのだと思う。
言われたことをただやるだけではなく、その根拠までをきちんと理解してプレーしなければならないと改めて思った!!
そんな、大事な部分を学ぶ時期にいよいよ光記が差し掛かってくる・・・
まずは・・・
”根拠を知る”事が重要だという”根拠”から入って行こう!!