頭でっかちを否定せず活かす方法を・・・
今回の週末は二日間とも練習に参加できた!!(笑)
土曜日は午前中シートノックが行われ、光記は終始投手として入っていたので守備的なネタがあまりなく、各場面でのカバーリングはほぼミスなく出来ていた。
そして、午後からはマシン相手ではあったがシートバッティングが行われ、久しぶりに実践的なバッティングだったので最初のうちはなかなかタイミングが合っていなかったが、後半になるにつれ良くなり左中間へ大きな当たりの三塁打を1本打った!!
他にもセンターへ抜けるヒットも数本あった!!
その左中間への三塁打や他のヒットも良かったが、週末の光記のバッティングで私が評価したいのは、状況に応じたバッティングが出来ていたことで、エンドランであればゴロを強く意識したバッティングをやれていたし、送りバントでも状況に応じて打球を転がす方向を変えるなど、状況に合わせた判断と実践が行えていた!!
その中でも・・・
ランナーをセカンドに置いた場面で、光記が右側へのゴロを強く意識して振っているのが3球続いたファウルでわかった・・・
結果はセカンドゴロに終わり2塁ランナーが3塁へ進塁しただけで得点には至らなかったけど、光記の意識の中には右側へゴロを打ち、ライト前に抜ければ2塁ランナーが本塁に帰り1点で、最悪セカンドゴロでも2塁ランナーが3塁へ進塁できるという意識の元で打席に立っているのがわかった。
学童の段階でこういったバッティングが必要か否かで賛否が分かれるのは私も把握しているし、監督やコーチに私も含めてそんなバッティングを光記にやれと言っているわけではなく、むしろ光記には思い切って振れと言っている方が多い・・・
しかし、なぜ光記がそんなバッティングをするのかというと、幼い頃から巧大やすずかの野球を通して自然と覚えたことで、昨日も帰りの車内ミーティングでも光記にその類の質問をすると・・・
「兄〜にが前に言いよらしたもん」と、光記が言うので・・・
私が「いつぐらい?」と、聞き返すと・・・
光記は「いつか忘れたけど、兄〜にがそんな話ばしよるの覚えとるもん」と答えた。
実は光記の答えは、今回だけではなく毎回そうで・・・
『いつかはわからないけど見た・・・』
『いつかわからないけど聞いた・・・』と、答える・・・
光記は誰かに教えられたからやっているの訳ではなく、幼い頃から巧大やすずかがやっていたことや、言っていることをなんとなく覚えていてそれを今やっている・・・
去年の夏過ぎから選手の数が増え実践練習や試合ができる環境になった。
その頃から・・・
巧大やすずかの野球を通して覚えている記憶を実際にやれる環境になったため、その遠い記憶を自分が経験することによって記憶を経験に変換している・・・
バッティングだけではなく先週書いた守備も同じで、幼い頃の巧大とすずかの野球の記憶を自分の経験に変換する時期が今なのかと私の中で思っている。
そして、昨日の日曜日・・・
午後からシートバッティングの続きが行われた・・・
監督は仕事の都合でグラウンドに来れていなかったので、コーチがシートバッティングを仕切っていたが、人数が少ないチームなので選手達に混ざり保護者が守備に付くのだが、どうしてもキャッチャーがいなくてコーチが入ることになった・・・
そのためコーチがサインを出す事ができない状態になり、その時にサイン出しを行ったのが光記だった・・・
私が書きたいのは、サイン出しを行った光記の自慢話ではない・・・
私が書きたいのは、コーチが光記にあえてサイン出しをさせたのではないかと直感的に思った!!
その意図は、光記が幼い頃から巧大やすずかの野球を見て覚えている部分を光記自身の経験に変換させるためであり、その経験をさせることによって根拠を理解させるためではないかと・・・
そして、先週書いた・・・
選手達に対しての説明や指示を光記にやらせると言うのも、記憶を経験に変換させて根拠を学ぶためではないかと・・・
光記の幼い頃からの野球の記憶というのは、あくまでも巧大とすずか経験であって光記の経験ではない・・・
今の光記の状態は曖昧な記憶の中での、曖昧な知識を持っているただの頭でっかち・・・
その頭でっかちな部分を、説明させたり今回の様にサイン出しをさせることによって、曖昧な知識を自分の経験へと変換し野球に関する様々なプレーの根拠を知ることができる。
これも、昨日の車内ミーティングの時に「今日、なんで光記がサイン出しよったと?」とたづねると・・・
光記が「コーチが『光記がサイン出してみて!!』て、言わしたけん光記が出した」と言っていた・・・
これを聞いた時に・・・
コーチが光記に対して意図的にやらせたと確信した!!
私はここら辺の話をコーチと一度もした事がない・・・
しかし、コーチも方向性が同じだと昨日確信した!!
コーチが光記の幼い頃からの野球環境を加味し、頭だけで理解している野球に根拠を与えようとしているのだと思う・・・
もちろん!!
ホームランが打てるようにフルスイングの練習も行っていくが、今日書いた様な素人には気付きにくいナイスバッティングというものは、野球の根拠を理解しておかないとできないことであり、それがいきてくる中学や高校野球の時期に光記の大きな武器に必ずなると思う!!
兄妹の影響による野球スキル過多となっている光記だが、それを否定する事なく活かしたまま先々にメンタルやテクニックにフィジカルがスキルに追いついてきた時に最高のパフォーマンスができる様に準備しておくというやり方も一つの手段だと思っている!!
光記の親として、そんな先々の光記の野球を考えて指導をしてくれる指導者の元で、野球がやれていることを本当にありがたいと思っている!!
そんな意味で左中間への大きな3塁打と・・・
見る人が見ないとわからないバッティングが何本もあって、今回の週末はナイスバッティングだったと思います!!(笑)