地味に一歩ずつ

少し前に・・・

光記の自主練習についてプランを書いたが、現在は基礎練習から少しずつ基本練習に移行している段階である。

 

以前にブログに書いたので、今回は詳細を書かないが・・・

幼稚園の年中さん→年長さんまでは『基盤』作り・・・

小学校1年生→小学校3年生までが『基礎』作り・・・

小学校4年生→小学校6年生までを『基本』作り・・・

と、設定して自主練をやっている。

 

冒頭に書いたように、光記も小学校4年生になり基礎から基本へ移行しつつある。

今までは、捕る・投る・打つ・走るなどの基本動作のポイントとなる部分の基礎を、気が遠くなるほどの反復練習で繰り返してきた!!(笑)

 

わかりやすく書けば・・・

基礎という”点”を、基本という”線”にしていく作業を、これから3年間の自主練で行っていくことになる!!

 

チーム練習にて、監督やコーチが教えてくれる基本練習のおさらいを自主練で行っていく事になるので、指導者の指導と食い違った内容になると本人が戸惑うので、私もしっかり練習を見ておかないといけない・・・

 

そんな時・・・

私は動画をメモがわりに使う・・・

 

その動画を見て自宅で光記と自主練内容を決める。

そして、まず取り組む必要があると思ったのが、少し前にブログに残したスローイングだった!!

 

それともう一つ・・・

その少し後に取り組み出したのが、バッティングの『割れ』の部分!!

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ここに関して、我が家では”後ろティー”を使う・・・

 

巧大や長女に対しても、同じやり方をやってきた!!

我が家の通称で”後ろティー”と言っているが、この後ろティーで『割れ』が、できる様になったと思っている・・・

 

元々・・・

この”後ろティー”は・・・

バットを押し込む右手の感覚を掴む為にやっていた練習だった。

 

後ろから前に向かって来るボールを打つには、体を開かず割れを作って勢いをつけて、フルスイングでバット振らないと、前に向かって飛んでいくボールにスイングが追いつかず、空振りになってしまう・・・

 

これを・・・

前から自分に向かってくる普通のティーで、フルスイングをしなさいというと、光記ぐらいの歳の子は、まだ非力のために体を開いて、力任せに振ってしまうため、とにかくフォームを崩しやすい・・・

 

しかし・・・

後ろティーであれば、後ろから来るボールを開いて打とうとしても、バットにボールが当たらないので、ギリギリまで溜めて一気にフルスイングをして、ボールを強く押し込まないと、正面のネットにボールが真っ直ぐ飛んでいかない・・・

 

なので・・・

”体の開きを防止”しながら、同時に”割れ”と”押し込み”をやって、フルスイングする練習ができると思っている・・・

 

 

野球のトレーナーなどが見て、このやり方が合っているか否かを、どう判断するかわからないが、少なくとも巧大や長女に関しては、体の開き・割れ・押し込みができるようになった。

 

あくまでも・・・

これは、我が家なりの根拠である・・・

 

そして、今回も同じやり方で・・・

光記に手応えを感じている!!

 

巧大の場合は、もうすでに親の出番など全くないが(笑)、長女に関しては現在でも手打ちになったり、開きが早くなったりした時などに、この後ろティーで調整をやる。

 

この前・・・

突然バッティングに大ブレーキがかかった時に、絶対と言っていいほど人前で自主練をしない長女が、よほど切羽詰まったのか、一度だけ練習終了後に学校に残って、他の選手の前でティーを打って帰ってきたことがあった・・・

 

その時にやったのが後ろティーだったらしい・・・

その時、ティーをあげてくれる選手に、後ろからティーを投げてと頼んでも、その選手は今までやった事がなく戸惑っていたらしい・・・

 

数球投げているうちに慣れてきたらしく、そのまま後ろティーを続けていると、〇〇コーチが近寄ってきて「兄弟揃って・・・〇〇(苗字)らしい練習するなあ・・・(笑)」と言って見ていたらしい・・・

 

そのことを、わざわざ巧大に確認はしなかったが・・・

もしかしたら・・・

巧大も高校時代に、後ろティーを打っていたのかもしれない・・・(笑)

 

何度も何度も光記の動画を見ながら確認しているが、スローイングのトップを作るのと、バッティングでの割れを作る部分が、少しずつ形になってきている様に見える・・・

 

しかし・・・

光記はまだ小学生!!

 

できたと思えば・・・

また元に戻る・・・

の、繰り返し・・・

これから先も、長い目で根気強くやっていかなければならない・・・(笑)

 

野球の基本はキャッチボールだとよく言われる!!

これは紛れもない事実だと思う!!

 

しかし・・・

巧大と長女の野球を通して学んだのは、その基本となるキャッチボールの前に基礎があることだった!!

 

小学校1年生の算数で、基本となる足し算や引き算を学ぶが、その前にまず教えられるのは数字である。

 

その数字を理解することで、足し算や引き算の基本的な部分ができる様になり、その後に学ぶ掛け算や割り算へと繋がっていく・・・

 

一般的にキャッチボールは野球の基本だとされ、入団するとまずキャッチーボールの部分から入る・・・

 

となると・・・

算数に例えるところの基礎である数字を理解をせぬまま、基本となる足し算と引き算からいきなり始めることになる。

 

オーバーな話ではなく・・・

その影響を強く受けている選手を沢山見てきた・・・

 

今の時代は・・・

変に矯正をすると余計に故障のリスクが増えるとの理由で、ある程度大きくなれば矯正をしない事も多々ある。

 

それはそれでいいかもしれないが・・・

それによって守れるポディションが限られたりして、周りとの厳しい競争をする時期になった時に、表現はものすごく悪いがスローイングフォームが原因で、潰しが効かず他のポディションへのコンバートは無理だと判断されてしまう現実も沢山見てきた・・・

 

結果的に・・・

選択肢を狭めてしまう事になる・・・

 

そんな意味で・・・

今の光記は『基礎から基本へ移行』するという、将来を左右する程の大事な時期だと思っている。

 

巧大と長女もそうであった様に、ここをきっちりやっておかないと、将来の掛け算や割り算・・・

 

さらにその先の・・・

方程式や関数など、より複雑になる応用とも言えるテクニックやスキルを、身につける事ができなくなってしまう・・・

 

一歩一歩大事に進もうな・・・

光記っ!!

 

これからしばらくは・・・

先を急がず、地味な亀さんになろう!!

ゴールに近づくに連れ、自ずと結果は見えてくるから・・・