彼からの感謝のメッセージが聞こえる・・・

ご存知の方もいらっしゃると思うが、昨日都市対抗野球二日目のNTT西日本×JR東日本東北の試合で、2年前に骨肉腫で23歳の若さで亡くなった元NTT西日本の中井諒選手のご両親が始球式を務められた。

 

NTT西日本の提案で通常の始球式とは少し違う形式で行われ、中井選手のお母さんが投手を務め、お父さんは中井選手が小学校1年生からずっと守ってきたショートに入り、相手打者は対戦相手であるJR東日本桐蔭横浜大学時代からの親友だった鈴木聖歩選手が務める形で始球式が行われた。

 

本来の始球式では打者が空振りするのが通例だけど、昨日の始球式では投手であるお母さんが投げたボールを打者である鈴木選手がショートへのゴロを打ち、その打球を中井選手のお父さんがキャッチするという異例の始球式だった!!

 

私がこの中井選手を知ったのは、亡くなった直後の2年ほど前である。

7〜8年前にブログがきっかけでお知り合いになった〇〇さんからLINEがきて、息子さんの先輩が亡くなったという悲しいお知らせだった・・・

 

それが中井選手で、私の知り合いの〇〇さんは中井選手家族と家族ぐるみでのお付き合いがあり、急なことでかなりショックを受けていらっしゃった・・・

 

そして、先週・・・

その〇〇さんから、亡くなった中井君のご両親が都市対抗野球で始球式を務められるという連絡をいただいた!!

 

それが昨日の始球式だった!!

 

当然私は中井君本人と生前お会いしたことはないし、ご両親とも面識がある訳ではないが〇〇さんから中井君やご両親のことを色々聞いているので、その始球式の動画を見て涙がポロポロ出てしまった・・・

 

2年前にこの中井君の事を知って以降・・・

光記に・・・

明日も野球ができるとは限らない!!

野球ができるということは当たり前ではなく、やりたくてもできない人も沢山いる。

光記は週末に、野球に行けて当たり前だと思っているかもしれないけど、それは実は偶然が重なってたまたま毎週野球がやれているだけ・・・

 

野球だけに限らず・・・

日常生活においても毎日何事もなく生活を送っているが、実はそれが当たり前ではないという気持ちを持って生活をしなさいと言っている。

そうすれば・・・

日頃当たり前すぎて気付かないところに感謝が生まれる・・・

 

なぜそんな事を光記に言うかというと・・・

おそらくだが・・・

中井君は亡くなる前に、今までの当たり前が実は当たり前ではなかったということに気付いたと思うんだ!!

 

そこに気付いた中井君は・・・

小さい頃から野球をさせてもらったお父さんやお母さんへの感謝・・・

お世話になった監督やコーチへの感謝・・・

チームメイトや仲間への感謝・・・

自分を支えてもらった方全てへの感謝・・・

そして、何よりも野球への感謝!!

 

思い半ばで悔しい気持ちもあったかもしれないが、中井君はその先にある境地に達して自分の人生に関わった人や物の全てに感謝して旅立ったと思う・・・

 

私の想像でしかないけど・・・

中井君がそう思ったであろう事を、光記に伝えようと思って言っている・・・

それが中井君への一番の供養だと思って・・・

 

そして今回!!

その中井君の感謝がNTT西日本の選手達に伝わり、今度は中井君への感謝のお返しとしてNTT西日本が今回の始球式を提案したのだと思う!!

 

その中井君への感謝のお返しである始球式を実行に移したNTT西日本は、本当に素晴らしいチームだと思う!!

表現は間違っているかもしれないけど、かっこいいわっ!!

私は一気にNTT西日本のファンになったわっ!!

 

是非!!是非!!

NTT西日本は中井君の意志を引き継いで都市対抗で優勝して欲しい!!

 

光記も野球を頑張って、そんなNTT西日本に入れる選手になってほしいなあ〜

野球の神様になった中井君!!

うちの光記がNTT西日本に行けるよう力を貸してくれっ!!

本当に頼むわっ!!

 

中井君?

もしかして・・・

俺・・・

かましいか?(笑)

 

今日はせっかくいい話だったんだけど・・・

湿っぽく終わると中井君がなんとなく嫌がる気がして、おちゃらけたオチで終わりにします!!(笑)