やっと出てきた小さな芽・・・

昨日の光記の練習に付き添っていた時の、キャッチボールでの出来事・・・


このキャッチボールを行う際は、毎回必ず監督やコーチが選手達の側に着いて行われる。

昨日もいつもと同じようにキャッチボールが行われていて、光記の横にコーチが来て「今日は、ゆっくり大きなフォームで丁寧に投げてごらん!!」と言っていた。


光記もその指示通り投げていたが、まだ小学校3年生なので投げているうちにボールがばらつく・・・

相手選手の胸元から外れる度に、コーチが光記に「今のはなんで?」と質問。


その質問に対して光記が答えていたが、コーチはその答えに対して覆すこともなかったし、私も光記の出した答えが間違いではない様に感じていた。


すると・・・

コーチが私に「光記の歳で、原因をすぐ答えれるって凄い・・・」

と、言ってくれた・・・


言葉で表現できる部分は「今のは体が開くのが早かったです!!」などと言って答えていたけど、言葉で表現できない部分に関してジェスチャーで答えていた。


光記のこんな部分に、巧大と長女には無いものを感じている・・・

その無いものというのが『想像力』の部分である。


年中さんから取り組んでいた脳トレ・・・

この脳トレの詳細については以前に書いたので割愛するが、脳は2歳から6歳までに9割程完成すると言われ、幼児期の脳発達のたった1ヶ月が、大人の10年分に相当するといわれていて極めてこの時期が重要である。


そんな脳トレだけど、右脳と左脳があってその右脳の部分にひらめきや想像力や空間認識などを司る部分を持ち合わせていて、芸術家やスポーツ選手などはこの右脳の働きが極めて重要だと言われている。


なぜ光記を通わせたかというと・・・

何もプロ野球選手にしたいからとか、芸術家にさせたいからだとか、そんな大それたものではなく、社会に出た時に発想力や想像力が必ず役に立つと思ってのことだった!!(笑)


日常生活において、そんな違いを感じることがある。

最近、私は歳で老眼が強くなり(笑)老眼鏡をはめてスマホ画面を見るのだが、光記にスマホをとってと頼むと老眼鏡も一緒に持ってきてくれたり、庭キャンをするときにテントを張るけど、光記にペグを取ってと頼むとペグ用のハンマーを一緒に持ってきて、その上に私が何も言わなくても、ペグを打ち込む場所にペグとロープを配ってくれたりする・・・


そんな時に、幼少時代の脳トレの成果を感じる。

目の前の起きている現象から、先を想像して次に何が必要なのかを予測して行動する。

そんな部分が長男や長女とは違うところ・・・


こんな行動が取れるのは、想像力の部分が大きく作用しているからだと思う。


昨日のキャッチボールの件でも、自分のフォームを想像して答えていると思う・・・

体のどの部分がどうなっていたから、ボールが右に外れたのかを想像したり、ボールのリリースがどうなっていたから、上にボールが外れたなど想像していたと思う・・・


そうだと思った根拠として、光記がジェスチャーで答えるときに自分がとったであろう動きを、ものすごく詳細に答えていて、その答えの内容が極めてリアルであったため・・・


早いもので来月には4年生になる光記・・・


4歳から取り組んだ脳トレ・・・

その下地的な部分と3年生になってから取り組んだ基礎的な部分が、最近の急速につながってきているように見える。


前のブログにも残しているが、小学校までの間に基本的な動きができる様になればいいと思って、これまでの5年間取り組んできた。

基礎の前の下地作りを年中さんから小学校2年生ぐらいまでやって、その下地を元に基本の前の基礎練習を小学校3年生から4年生までやって、5年生から6年生の2年間で基本動作ができる様になるという、壮大な8ヶ年計画のもと光記の野球に寄り添っている。(笑)


パラパラ漫画に、この計画を例えると・・・

下地の時期である年中さんから小学校2年生までは、パラパラ漫画を描くための本や鉛筆などの準備を行う時期・・・

3年生から4年生は、パラパラ漫画をかくキャラクターを決めて、そのキャラクターを本の片隅に1コマ1コマ地道にひたすら書く時期・・・

5年生から6年生は、1ページ1ページ書いたキャラクターのページをパラパラとめくり繋げ、動きを確認する時期・・・


昨日のキャッチボールの出来事は、年中さんから2年生まで続けた脳トレの下地的な部分に、3年生から取り組んだ、基本をこれ以上細分化出来ないというまで細分化した、1コマ1コマの基礎動作が綺麗に乗っかっていると感じた!!


そんな意味で、現時点でのモニタリング結果は目標達成していると言っていいと思う!!


しかし・・・

現時点では生理的に不可能な、体の成長がないと基本までたどり着けない基礎の部分が沢山ある。


例えば正確なトップを作るためには、正確なトップを作る為のフィジカル面での成長が必要不可欠であり、今の光記成長具合からこの基礎の部分はできない・・・

これを無理にやってしまえば、高確率で故障となってしまう・・・


つまり・・・

体の成長度合いによって、できる基礎動作とできない基礎動作があるということ・・・


5年生までの基本動作カテゴリーまでのあと一年は、その体の成長がないと出来ない部分を、光記の成長度合いを見ながら基礎動作練習を行い、来る1年後の基本動作練習時期にすんなりと入れるよう準備を整えていきたいと思っている。


光記が中学生になるまでの8年間に及ぶ、壮大なプランも現在中盤に差し掛かっている!!(笑)


早くからチームに入団した理由は、同世代の選手よりも多くの失敗のアドバンテージを作ること。

その失敗を失敗だと気付く能力・・・

その失敗を克服する方法・・・

モニタリングの方法・・・

失敗を克服したことでの成功体験の生かし方・・・

目標の立て方・・・

などなど…


それらが将来的に、絶対的に必要となる修正能力となる・・・


その修正能力の引き出しの多さと、プレーの幅は比例すると思う!!


昨日のキャッチボールは、光記の今後の野球人生において極めて大きな影響を与える一場面を見ることができたと思う。


先を見据え、今どれだけ刻めるか・・・

超根気が必要な取り組みだけど、これからも地道に光記に寄り添っていきたい・・・


5年前に光記という畑に野球というスポーツの種まきをして、地道に5年間水を与え続けてきた野球のたねが、昨日やっと小さな芽を出した感覚だった・・・


これから先・・・

沢山の太陽を浴びて大きく育って欲しい・・・