アップデート

なんとなく・・・
思い出に浸ろうと思い、過去の記事を読み返していた・・・

この約2年半、本当に色々なことがあった。
繰り返し繰り返し、向かってくる壁・・・

その壁を乗り越えようと、もがいている時期もあれば、半ば諦めようとしている時期・・・
記事を読めば、当時の思いが読み取れる・・・

それで特徴的なのが、その壁を受容して効率的に対処したあとに、その壁を乗り越えることができていること・・・
そして、そのあとに進歩できていることが多い・・・

私は、仕事柄相談業務が主な業務であり、学生時代からカウンセリングなどの相談技術の勉強や、心理学的な部分の教育を受けていた・・・

実務を行う中で、相談対象者の心の中にある本質的な問題を、地道に紐解き問題解決を図っていく作業が続く・・・

色々な手法を使い、相手との信頼関係の構築を図る。
生まれた場所も違えば、育った環境も全く違う方々との相談業務は、ものすごく繊細な作業で、一人々全く同じ方はいないので、いわば同じ手法は通用せず、全く同じ内容の相談業務はありえない・・・

だから、新しい情報や手法を常にアップデートしなければ、対処できない部分もたくさん出てくる・・・

結果的にいえば、自分が進歩し続けなければいけない・・・

巧大の中学野球生活についても、過去のブログの記事を見れば、そんな進歩を繰り返して現在に至っていることがわかる・・・

それでは。進歩とは何か・・・

オーストリア出身の心理学者である、アルフレッド・アドラーは「劣等感=進歩」と言っている。

劣等感・・・
つまり不満足感があるから、満足するためにそのギャップを埋めようとする。
そのギャップを埋めようとする作業が、努力と私は解釈している。

では、逆に進歩しないということは、常に満足感があるから、ギャップに気づかない・・・
ギャップに気づかないと、ギャップを埋める必要がないので、努力することがない・・・

自分が満足している状態で、周りがギャップに気づきそれを指摘されたり、自分が実際に失敗したりしても、自分は満足しているので、他人が指摘したギャップについてや、自分の失敗について、自分本位の解釈で否定したり、自分を正当化する言動を行う・・・

つまり、進歩しないということは、そういうこと・・・

どんなに、その場を口で上手くやり過ごしたにしても、時間というものは残酷であり、塗り固められたメッキを洗い流してしまう・・・
それに気づいた時には、もう手遅れで悲劇を生む・・・

この中学硬式野球の2年半という時間は、巧大にとっては進歩の原動力となる、劣等感を常に背負いながらのものであったのは、記事を読んでも記憶の中でも間違いがない事実である。

アドラーの考えに当てはめれば、劣等感を背負い続け、本人も常に不満足な状態で野球に望んでいる。
本人は、本人なりに満足したいと、そのギャップを埋めようとしていた事も、記事を読めばよみとれる。

そこが大きかった!!

他人と比べてなどではなく、過去の巧大と、現在の巧大を比べると、進化できている部分がたくさんあることが、過去の記事を見ると実感できた。

過去の記事にあった、本人が言った「絶対見返してやる」という言葉・・・
その時に、本人に対して送った「見返すのは他人ではなく、過去の自分」だというメッセージを、本人が実践できたような気がする・・・

そして、もっと嬉しいのが、今も劣等感を持ち続けていること・・・
それも、とてつもなく沢山の大きな劣等感を持っている・・・

巧大・・・
それが・・・
まさに・・・

伸びしろっていうやつよ!!

俺も、お前に負けないように43歳こしても、相談技術を極めれるよう、劣等感持って常に自分をアップデートして進歩するから、巧大もこれからもたくさんの劣等感をもって、アップデートして進歩していってくれなっ!!

お互い、伸びしろを無くすことがないように気を付けよう!!

自分を過信することがないように・・・