楽しめてますか?
昨夜、すずかが私の部屋に突然ひょこっと現れ、私のデスクトップパソコンの前に座り品定め・・・(笑)
パソコンを立ち上げCADソフトを触っていたが、すずかが「このパソコン早っ!!」と驚いていた!!
だろうっ!!(笑)
そして、表示されているウインドがマウス操作一つで、二つの画面を行ったり来たりするのを体感すると「このパソコン!!ヤバっ!!」と言っていた!!(笑)
だろっ!!だろっ!!(笑)
さらに、片方のモニターはモニターアームで固定しているので、細かいデータを近くで見たい時は23インチ画面を見やすい位置まで近づけられるし、縦長の書類データを見たい時は画面を縦にすれば1ページ丸ごと見れる!!
さらに!!
片方の画面に書類データを表示しながら、もう片方の画面に表示している作成中のデータにコピペできるので、大量のデータを入力する際の作業効率が抜群によくなる!!
だろっ!!だろっ!!だろっ!!(笑)
パパが先を見越して準備した環境は、素晴らしいだろっ!!(笑)
そんな様々な事ができるとわかったすずかが、早速「明日教科書持って帰ってきて、このパソコンで実際にCADでやってみる!!」と言ってたっ!!(笑)
勿論、本人の学ぶ姿勢によるが・・・
”環境”をよくすることによって、本人の”意欲”に繋がり、その意欲が”スキルアップ”へと繋がる・・・
そして、スキルアップした姿を”評価”され、その評価によりクリアできた部分とまだ自分に”不足”している部分を把握することができ、その足りないものが新たな”課題”となり、その課題を自分の物にしたいという”目標”になる・・・
そして・・・
その目標が再び意欲へと繋がる・・・
このサイクルって・・・
そう!!
今まで野球で何度も何度も・・・
幼い頃から繰り返し繰り返しやってきた事と同じなんだよっ!!
それが『努力』の中身なんだよっ!!
この努力だが、我慢だとか苦しみだったりのネガティブなイメージが強い・・・
しかし、実は・・・
この『努力』のサイクルの中に、誰かに”強制”されたり”嫌々”ながらやるという要素は全く含まれいないし、努力には我慢や苦しみなどの要素は全く無いんだっ!!
好きなことに没頭している姿を側から見れば、物凄く我慢の連続だったり苦しんでいる風に見えるかもしれないけど、やっている本人は楽しくて仕方ないはずなんだよっ!!
さっき書いたように・・・
その努力のサイクルの中に、唯一本人以外の関与があるのが『環境』なんだ・・・
指導者や家族・・・
その他、自分を支えてくれる人達がいる・・・
環境とは・・・
外的因子であるそんな身の回りの人達によってつくられている・・・
私は、いくら父親であっても本人では無いのでただの環境に過ぎず、例え我が子であっても努力の肩代わりなど出来ない・・・
なので・・・
父親として私が唯一出来ることといえば、その環境を整えてあげることぐらいしか出来ない・・・
これまで球児の親という立場を通して、沢山の失敗経験を積んできた・・・(笑)
これまでのこのブログを読み返せば、その失敗は数知れずである・・・(笑)
その失敗を元に言えることは・・・
努力を努力だと気付かないぐらい熱中できる環境を整えるのが、我が子の成長が一番早いと気付いたんだ!!
しかし・・・
それが的外れの環境であっては、子供達にとってはただのありがた迷惑になってしまう・・・(笑)
よくドラマのシーンで、『お父さんとお母さんは、あなたのことを思って言っているのよ!!』って、いうシーンがあるけど・・・
大抵そんな時は、子供が抱いている志しに対して求めてる環境と、親が我が子に”与えよう”としている環境に相違がある・・・
そもそも・・・
環境は子供に与えるものではなく、子供と一緒になって作るもの・・・
しかし、親の価値観だけで環境を与えようとすると、子供にとっては的外れな環境になってしまう・・・
こんな偉そうなことを書いているが!!
さっきも書いたように、私は球児の親という立場で沢山の失敗経験をして、その失敗から学んだことなんだ・・・(笑)
その的外れにならないためには、ありきたりなことかもしれないけど・・・
子供と同じ目線で・・・
そして・・・
向き合うべきは、我が子ではなく・・・
子供と同じ方向を向き、親も一緒に子供の志しと向き合う・・・
そして、子供と沢山の事を話すことにより、子供が見ているものと自分が見ているものに相違がないかを常に言葉で確認し合うこと・・・
そして・・・
その時の立ち位置は、子供の前に自分が立っては絶対にダメだ・・・
これも・・・
野球を通じて学んだことである・・・
子供の志しを子供と同じ目線で同じ方向で見ていていても、子供の前に親が立っていてはダメだということである・・・
子供にとっては自分の志なのに、親が自分の前に立っていてはその自分の志しという光が見えなくなってしまい、自分が進むべき方向を見失い、自分の志しを追いかけるのではなく親の後を追いかける形になってしまう。
それがやがて・・・
子供の成長と共に、我が子がいくら親の後をついて回ろうとしても・・・
また、我が子をいくら自分の後ろをついてこさせようとしても、強制的にそれができなくなる時期が必ず来る、そうなった途端に子供は方向性がわからなくなり路頭に迷うことになる・・・
まさしく『志し難民』となってしまう・・・
私があと一年気付くのが遅かったら、巧大はこの『志し難民』となっていたと思う・・・
その原因は先ほど述べたところの後者の方で、巧大が中学校1年生ぐらいまで自分の後ろをついてこさせようとしていた・・・
周りの方々のおかげで私は気付くことができたのだが、これに気付かず『志し難民』となった選手も見てきた・・・
なので・・・
現在の私の立ち位置は、我が子の真後ろから我が子がどの方向を向き、何を見ているのかを常に会話で確認し、それに必要な環境を整えるといったイメージだ・・・
巧大に関しては・・・
成人したので、こんなスタンスを取る必要が無くなった・・・
しかし、すずかは法律の改正により法律上は成人とはなっているが、まだ学生である以上あと二年は親の環境作りも必要である。
そして、光記に関しては環境作りという意味ではまだまだこれからが本番である!!
これは、私の持論であって教育の専門家からすると、間違いだらけで叱られるかもしれない・・・
しかし・・・
我が家にとって切っても切れない野球というツールを使って子育てをやってきて、失敗を繰り返しながら辿り着いたのがこの親子のスタンスで、この子育てのやり方が一番しっくりくる方法だった・・・
そんな手探りの子育て方法でも・・・
最近、すずかの口から頻繁に出る言葉がある・・・
その言葉とは「建築の勉強楽しいけん!!」だ。
それこそが!!
すずかが自分の志しに向けて順調に進んでいるという何よりの証拠であり、環境担当の私としても、今回のパソコンも含めて、すずかに納得いく環境を与えることができているという根拠になると思っている。
何度も書くが・・・
自分の志すことに没頭し、それができる環境があれば自然と努力をするものである・・・
没頭できていれば、努力を努力と感じず楽しいと感じるものである・・・
実は・・・
すずかだけではない・・・
親が環境を作る必要がなくなり、自分で自分の環境を整えなければならなくなった巧大も同じで・・・
最近、巧大の口から頻繁に発せられるワードとして・・・
「仕事マジで楽しいっ!!」である・・・
この、自分で自分の環境を整えるという術は、野球を通して何度もシュミレーションを繰り返しているから、社会人となってもできることだと思う・・・
そして・・・
光記に関しても、先日すずかが偶然「最近できることが増えてきたんで、野球が楽しいど?」と質問すると、光記がニコッとして「うんっ!!」と返事をしていたが、光記自身のスキルが上がっているのも楽しいと思える要因かもしれないが、人数が増えてきて野球ができる環境が整いつつあるのも野球が楽しいと思える大きな要因だと思う・・・
これも・・・
少し形が違うが環境による影響が大きい!!
三人とも・・・
それぞれの立場で『楽しい』という言葉がキーワードなのである・・・
なぜ・・・
今日こんな内容を書いたのか・・・?
それは・・・
とても不思議なんだけど、偶然にも1週間ほどの僅かな期間で3人の友人や知人から相談を受けて、その時に話した内容がこの類の話なのだ・・・
何か、そんな偶然に意味がある事なのか?と思って、今日のブログの内容にした・・・
キーワードは・・・
実際にやっている子供自身が楽しめているかどうかだと思うよっ!!
今日書いた内容のどこかがバランスを崩したら、努力が苦痛へと変わってしまう・・・
これも・・・
私の経験上・・・
そのバランスを崩してしまう原因の大半が私だった・・・
すなわち・・・
親が立ち位置を見誤ることによっての原因が大半だったってこと!!
そんな私を反面教師にしていただければ幸いです・・・(笑)
と、言いたいところだけど・・・
このブログの存在をご存知ないので、将来我が家の子供達がこの内容を見て子育てのヒントにしてもらえたら幸いです・・・(笑)
もちろん!!
自分の親父を反面教師として、お役立ていただければ幸いです!!(笑)
野球部に入部・・・?(笑)
昨日は、光記の3学年上の中学2年生の卒団生が後輩のためにと練習に来てくれた!!
ついこの前のブログにも書いたが、この世代から光記までの2世代にわたって部員が一人も存在しない!!
なので、彼らの学童野球時代というものは3つも4つも年下の選手と一緒に試合をしなければならない環境で、当時の本音を言えば物足りなさがあったと思う。
しかし、彼らはそんなことを一言も言わず卒団までチームを去ることなく、最後まで頑張ってくれた選手達!!
そして・・・
卒団した後も、光記とYのたった二人となったチームの事を気にしてくれて、時間があればグランドに来て一緒に練習をしてくれた。
なので、私たち保護者も監督もコーチもこの3人に対して物凄く感謝しているし、光記とYもこの3人が練習に来るとわかると物凄く喜ぶ!!
この3人の保護者さん達は、現在でも新入部員の勧誘を手伝ってくれたり、何かあれば親身になって手助けをしてくださる!!
昨日は、ヘッドコーチがこの3人から練習後にラーメンをせがまれ奢ることになったみたい!!(笑)
本人達も学童時代は監督やコーチから厳しいことを言われ、悔しい思いを沢山しながらも最後までチームで野球をやり通した!!
そして、卒団後もこうやって監督やコーチを慕いホームグラウンドへとやってきてくれる。
おそらく・・・
昨日もヘッドコーチとラーメン食べながら近況の話になったと思う・・・
その時に、アドバイスをもらったり励ましをもらったりして、また明日から頑張ろうという活力になっていると思う!!
そんな野球のふるさとがあるというのも、先ほど書いたようにどんなに辛くても苦しくても、最後の最後の卒団まで必死に頑張ったからである!!
この3人だけではなく、他の沢山の代々卒団していった選手達が、選手の人数が減り練習もままならない状況となった自分の出身チームの後輩達を案じてくれ、グラウンドに足を運んでくれ現役の選手達を支えてくれている。
そんな姿を見て・・・
先週入団してくれた選手のお母さんやおじいちゃんおばあちゃんが「こうやって卒団生が来てくれるというのは、チームの雰囲気がいいからですね。」と言ってくれたし、お母さんも「夫とよく話しますが、指導内容もきっちりしているし、保護者同士も仲が良くていいチームだねとよく話します」と言ってくれた・・・
そんな雰囲気の良いリニューアルしたチームをもっとアピールしようと、これまでより範囲を広げてチームのパンフレットを配布することになった!!
昨日も保護者会のメンバーだけではなく、卒団生の保護者さんや協力者の方々がパンフレット配布を手伝ってくださるということで沢山持って帰ってくださった!!
この状況は少し前では考えられないことである!!
本当にありがたい・・・
巧大が学童時代の時のような活気がホームグラウンドに戻ってきた!!
嬉しい限りである!!
〇〇!!〇〇!!〇〇!!
昨日は3人とも!!
ありがとうなっ!!
さてさて・・・
現役を退いたはずの巧大だが、コーチ以外の時でも最近はユニフォームを着て家を出ることが多くなっている!!(笑)
主に友人知人の草野球チームの人数が足りない時の応援みたいだけど、就職した会社にも野球部があり、朝礼か何かで社員が集まっている時に、野球部への入部を促す内容の話が上役からあったらしい・・・
そして、その話の中で新入社員のみに対して野球経験があるものは手を挙げるように言われたが、巧大はプライベートで友人の草野球に行かなくちゃいけないし、光記のチームでコーチもしているので会社の野球部で本格的に野球をやる暇がないと思い、社員の数も大人数なのでバレないだろうと思って、手を挙げずにシレっとしていると二つ歳下の新入社員が手を挙げたらしい・・・
それで上手くやり過ごせたと思っていると・・・
その上役の方が・・・
「それじゃあ!!野球経験者は〇〇(二つ歳下の新社員)と、〇〇(巧大)の二人ね。」と!!
巧大は「はあ?」だったらしい・・・(笑)
もう、すでにネタは上がっていたのだっ!!(笑)
その場で手を挙げても挙げなくても、結局同じ結果だったのだっ!!(爆笑)
早速・・・
今度の日曜日に公式戦があるらしく、試合に行かなければならなくなったらしい・・・(笑)
よくよく会社の野球部について調べてみると・・・
県内にダイヤモンドリーグというリーグがあるらしく、そのダイヤモンドリーグ連盟に巧大の会社の野球部が加入しており、その連盟に加入している企業チームの10チームほど程で、シーズン通してリーグ戦で戦うという結構本格的なものだった・・・(笑)
会社には野球部の他にも沢山のクラブがあり、その中に野球部があることは知っていたが、あくまでも福利厚生的なレクリエーション的なもので、まさかリーグ戦を戦っているような野球部だとは思ってもいなかった巧大・・・
そんな野球部で入りたての新入社員であればなおさら断れんわ〜(笑)
やっぱり巧大は・・・
野球から逃れられない星の下に生まれたのだと思います・・・(笑)
熊本地震から6年・・・
今日で・・・
熊本地震の本震から6年である・・・
二日前の14日に前震が起こり、散乱した家財道具をなんとか日常生活が送れる程度まで片付け、少しホッとした気持ちと疲れもあってぐっすり寝ていたところで本震がきた。
本震が起きたのが、午前1時25分・・・
6年前の今頃は、断続的に余震が続き自宅内では危険すぎて寝ることができず、庭に停めた車内で車中泊をしている頃・・・
そして、その本震で被災者の多くの人々の人生が一瞬で変わった・・・
我が家も同じで・・・
家族の中でも一番地震の影響で人生が変わったのは巧大だと思う、当時中学3年生であった巧大にとって、この本震が後の進路に大きな影響を与えた・・・
結果論から言えば・・・
熊本地震によって本命の高校に行けなくなり納得できぬまま入学した高校であったが、その納得できなかった高校で県を制することができ、それがきっかけで社会人野球の主将まで経験することができ、今の全国シェアの企業に就職できたと思う・・・
さらに、タラレバの話になるが・・・
もし・・・
何事も無く本命の高校に進学していれば、現実の結果として県制覇や九州大会を経験できず、社会人野球時代にお世話になった監督さんとの縁もなく、今の巧大は無かったと思う・・・
大きな被害を与えた地震を肯定するかのような表現で不謹慎だとか、都合の良い解釈に映るかもしれないが・・・
家を失いかける程の被災した者とすれば、地震をそんな風にポジティブに考えることで被災した時のとても辛い思い出を少しずつ良い方向に変換し、それを自分に思い込ませていくことによって傷を癒すしかないのだ・・・
しかし・・・
そう自分を思い込ませるにも、今が幸せだと思える環境でないとそんなポジティブな解釈ができない・・・
もし、今が幸せだと思えない状況であれば、あの時の辛い出来事があったからこうなってしまったと、後悔の気持ちがずっと続いてしまう・・・
現実に起こった熊本地震をずっと否定し続ければ、前に進まず幸せはいつまで経っても訪れず現実を受け止めるしかないのだ・・・
やっぱり・・・
いつも書くが・・・
一歩ずつ・・・前に・・・前に・・・
前つんのめりになっても前に進むしかない・・・
巧大が社会人となった姿と野球の指導者となった姿を眺め頼もしさを感じ・・・
新たな目標を達成するために一歩を踏み出したすずかを眺め希望がわき・・・
人間としても野球選手としても、日に日に成長する光記を眺めて元気をもらい・・・
6年前のあの時から一歩ずつ一歩ずつ・・・
時には前つんのめりなりながらも、進み続けてきたからこそ今がある・・・
今・・・
私の膝の上で小トラちゃんが幸せそうに寝ているけど、猫がこんなにも安心して幸せそうに人間の膝の上で寝れる日が訪れて、そして私もそんな猫を見て心が和む日が熊本地震から6年後に来た・・・
来年・・・
再来年・・・
そして、10年後20年後・・・
熊本地震を振り返るときに、あの熊本地震があったから今の自分がいると堂々と言える人でありたい、そして生き残った者として、そんな事が言える世の中にするのが熊本地震で亡くなった方々への供養だと思うし、それが本当の意味での復興だと思う・・・
あらためて・・・
6年前熊本地震で亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
偉大な兄貴
最近このブログで頻繁に出てくる「光記の守備」というワード・・・
新たな段階へと入り、ワンランク上のグラブ捌きや球際といった部分が必要になってきた。
今までは、基本の中の基本的な捕球動作を徹底して行っていたため、グラブの使い方も基本的な使い方でよく1年半程前に買った光記自身のグラブで難なく捕球できていたのだが、光記の体の成長を見越して体より大きなサイズをグラブを購入したため、今回の様にステップアップを図り、これまでとは違い少し複雑な動きを求められるようになると、途端にボールをポロポロするようになった・・・
それを見た巧大が、我が家の野球ミュージアムに飾っていた自分が学童時代に5年間愛用していたグラブを出してきて、それを光記に使うように言った・・・
そのグラブは以前のブログにも書いているが、巧大が『兄貴』と呼ぶほど大切にしていたグラブ!!
何度も何度も大規模な修理を行いながら使っていたグラブで、野球経験者の大人だったらそのグラブを一目見ると、相当使い込まれておりとても大切にされてきたグラブだととわかるが、光記にとってみればあちこちが縫い合わせてあり、もともと茶色だった色も色褪せ黒つちで黒く変色しているただの古いグラブにしか見えない・・・(笑)
光記はあまり乗り気ではない様に見えたが、2週間ほど前にその『兄貴』をバックに入れて練習に向かった・・・
キャッチボールの時から、その兄貴をつけてボールをキャッチしてみると!!
側から見てもその違いが歴然だった!!
そして、いざノックを受けてみると!!
今までだったら弾いていた打球が、サクサクっとグラブの中に収まる!!
その違いにびっくりしているのが光記本人で、嫁さんが先週のキャッチボールの時に違うグラブをつけさせてみたけど、光記がすぐ『兄貴』に変えたらしい・・・(笑)
光記が1年半ほど前にクリスマスプレゼントとして買ってあげたグラブを、大切にしていないとか、粗末にしているとかそういった事を言いたいのではない!!
例え見た目がボロボロのグラブだけど・・・
長い間使い込まれて、メンテナンスを繰り返して手入れされたグラブというものは、光記が使ってみて驚いた様に不思議なほどボールが取れるんだよ!!
光記が
「兄〜にのグローブ・・・」
「ボールを取らんでもボールが取れる・・・」と、日本語的に不思議な表現をしていた・・・
巧大コーチは、小学校時代に新しいグラブを買ってあげても、このグラブが「かわいそう・・・」だと言って変えようとしなかった・・・
そして、皮が裂けている部分を自分で縫ってまでも使おうとした・・・
それを見かねて、光記もお世話になっているベースボールショップに修理をお願いした・・・
その後、何度もオーバーホールレベルの修理をして、とうとう学童時代の5年間をそのグラブ一つで過ごした・・・
その後も・・・
巧大コーチは、中学1年生から高校2年生だったかな・・・
約5年間ほど『2代目兄貴』を使用して、この2代目兄貴も何度大規模な修理をしたかわからない・・・
そして、高校2年から社会人野球の4年間で『3代目兄貴』を使用して、13年間の現役生活で、僅か3っつのグラブしか使ってない・・・
特に高校から社会人野球に関しては、ほぼほぼ毎日練習で使用するので、その分グラブが痛みやすく、日頃のメンテナンスを相当やっていた。
グラブを雑に扱ったり、グラブを変えるとかわいそうだと思えるほどグラブを大切にすれば、根拠のないオカルト的な話になっちゃうけど、グラブに自分の思いや魂が入りグラブ自身が使い手を全力で助けてくれるんだ!!
9回の裏、二死満塁・・・
一打逆転サヨナラの場面・・・
極限に追い込まれた状況で、自分のところに打球が飛んできた時に一番の味方になってくれるのはグラブ・・・
そんな時に・・・
自分自身が全幅の信頼をおくグラブを付け、グラブも全幅の信頼をおく使い手に必死に報いろうとしてくれていると思うんだ・・・
だから・・・
そんな場面でもアウトを取れる・・・
そんな関係を身をもってわかっているから、巧大コーチはグラブの事を血を分けた兄弟として『兄貴』と呼ぶんだと思うんだ・・・
バカみたいな話かもしれない・・・
でも、立派な大人になった去年まで、グラブの事を『兄貴』と呼んでいたほど、グラブに関しての想いが強いんだ・・・
今回のことで・・・
現役を引退した『一代目兄貴』が、光記のためにともう一度だけ現役に復帰して、技術面だけではなく、本当の意味での道具を大切にするということはどういったことなのか・・・
そして・・・
道具はただの『物』ではないことを、光記に伝えたいのではないかと思う・・・
巧大が高校時代・・・
置いておいた自分のグラブに手を入れた時に、自分が知らないところで誰かが黙ってグラブに手を入れていたら直ぐにわかるので、周りに聞くと実際にそうだったということが何度もあったという・・・
その事を巧大は別に嫌がる訳ではないのだが、それほど自分のグラブに対してこだわりが強く、実際にはグラブと会話ができなくとも感覚的なところで会話をしていたのだと思う・・・
鈴木一郎選手と巧大を同じレベルで見ているとかではなく!!(笑)
鈴木一郎選手はメジャー時代に、自分のバットを若手選手が触れただけで、そのバットは二度と使わなかったらしい・・・
道具に対して特別に思い入れの強い選手にとっては道具はただの『物』ではない・・・
なんだか今日はファンタジーな内容になってしまったけど・・・(笑)
技術的にワンランク上の守備にチャレンジを始めた光記だが、それと同時にグラブに対してのリスペクトもワンランク上げないと、技術も自分のものにできないという事を一代目兄貴が言っている様な気がする・・・
今回光記が感じている「ボールを取らんでも、ボールが取れる」という不思議な感覚・・・
その答えは一生かかっても出ないと思うが、その答えを追求することによって守備がどんどん上達すると思うよ・・・
頑張れ光記!!
そして!!
兄貴!!
巧大に次いで、光記にも守備のイロハを教えてあげてくださいっ!!
やりすぎ感が否めない・・・
先日すずかが自動車学校の学科が全て終了し、あと数回教習車に乗れば卒検を受けれるところまでに漕ぎ着けた!!
しかし、専門学校のスケジュールがタイトで、連日ほとんどの生徒が授業時間だけでは足りず、放課後学校に残って課題をクリアしているらしい・・・
すずかも同じで、今日も学校に残って課題をやっていたらしく、そんな状況なので思うように自動車学校に行けない状態になってしまった・・・
それでも・・・
今月中には本免を受験し運転免許証を手にするのはほぼ確実で、嫁さんとそろそろすずかの車にあたりをつけておかないといけないという話になって、私の後輩の車屋と最近連絡を取り合っている・・・
都会の方々には想像もつかないかもしれないが、私が住んでいるところは超田舎なので、コンビニに行くにも車でなきゃ行けないし、市内まで通学するにもバスなどを乗り継いでいかなければならず、いくら学生の身分であっても生活をする上で車が必要なのである・・・
すずかはゴリゴリの四駆が大好きで、前にも書いたがメルセデスのゲレンデとか、jeepのラングラーとかを指を刺して「あんなのがいい!!」というのだが、そんなのを買っていたら我が家は破産してしまう!!(笑)
そこで、時間をかけてすずかを洗脳して・・・
やっと普通の軽自動車に落とし所を持ってきた!!(笑)
そしたら!!
すずかが「じゃ〜この前のでいいよっ!!」と言った・・・
ええっ?
この前のって・・・
もしかして・・・
実は・・・
私は今年の1月5日の年明けの初出勤の帰り道に、超大型の猪の親子が列をなして道路に飛び出してきて、そこに車で突っ込み愛車のフロントが大破した!!
先頭を行っていた超巨大な親猪はなんとか避けきったが、子猪二匹を退いてしまった・・・
犠牲になった子猪には本当に申し訳ないことをしたが、あんな急に山の中から出てきて、一列になって道路一杯に広がったら誰も避けれんわ・・・
だって、道路が塞がっているのでどこかに突っ込むしかないもん・・・
もし・・・
あんな大きい親猪にぶつかったら、車のフロントが大破するぐらいでは済まず、私も怪我してたかもしれない・・・
そんなことがあって私の車が入院することになり、後輩の車屋が代車を持ってきてくれたのだが、やたらとピカピカした女の子女の子している車を持ってきた!!
50歳前のおっちゃんが乗るのが恥ずかしいぐらい可愛らしい色とデザインの車・・・(笑)
そして・・・
その後輩が『兄ちゃん!!これすずちゃんへの営業!!』と、ニヤニヤして言った!!
私はピンとこず・・・
何をニヤニヤして言っているんだろう?と思っていると、後輩が「すずちゃんも免許取ったら車要るよね!!」と言った!!(爆笑)
そこでやっと意味がわかって!!(爆笑)
まあ〜
さすが商売人だわ〜〜〜(笑)
俺だったら、そんな事ピンとこないもんなあ〜(笑)
そんな出来事が過去にあって、今回すずかが『じゃあ〜この前のでいいよっ!!』と言ったのが、その時の代車の事なのだ!!
まんまと車屋の後輩のいやらしい手に引っかかってしまったわ〜(笑)
でも・・・
この車!!
中古車販売情報サイトで、この車と同じ車種であることはもちろん年式に走行距離などの同じ条件で検索かけても、後輩が私に提示している金額が市場平均価格より30%〜40%程安い!!
そして、何よりこの車は!!
後輩の車屋でひたすらレンタカーとして頑張ってきた車で、後輩の管理の元でメンテナンスもきちんと行われており、なんと言ってもボディーだけではなく内装もとても綺麗!!
後輩が言うには!!
「この車は、レンタカーとしてかなり稼がせてもらったので、十分元が取れてるのでこの車で儲ける必要が無いし、兄ちゃんにはこれまで何台も買ってくれているので、この値段でいいよっ!!」と言ってくれている!!(笑)
3代続く商売人の家系に育ちで現在もその実家に勤務していて、このような商談事にシビアな嫁さんが即決するほどの破格値!!(笑)
もう、その車で決まりだな・・・(笑)
さてさて・・・
今日はもう一つ・・・
冒頭に書いたが、大学であれば4年間かけて学ぶ内容を、専門学校の場合は半分の2年間で学ばなければならない。
そのためスケジュール的にかなりタイトで、授業時間だけでは課題をクリアできない・・・
しかし・・・
実は!!
私は高校時代に建設科を出ており、ちょうどその同級生達が出世して役職についていたり、独立して設計会社や建設業の社長をやっていたりして、すずかが高校時代に進路を決めなければならないタイミングの時から、すずかが興味を示していた建設業や設計業界のリサーチをこっそり始めていた!!
今、この業界は極めて若手が少なくどんどん有資格者の高齢化が進んでいて、すずかが頑張って二級建築士や一級建築士を取得すれば、とにかく引く手数多で高収入だという情報を得ていた・・・
そして、その後すずか今通っている専門学校に合格すると、今度はすぐに設計関係の専門学校の授業内容をリサーチして、かなりタイトなスケジュールになるということを私はわかっていた!!
だからっ!!
学校に遅くまで残って課題をクリアする環境よりも、それらを自宅で出来たらそれに越したことがないと思って、正月ぐらいから自宅のデスクトップパソコン環境を整えたのである!!
私って!!
実に娘思いの・・・
よくできた親父じゃありませんっ?(笑)
周りからCADに対応できるパソコンのスペックや、CADが使いやすいパソコン環境について情報を聞いて・・・
CADで図面を作成する際に、ディスプレイが2画面あった方が何倍も作業効率が上がると業界の友人達が言っていたので、もともとあった23インチのディスプレイにもう一台ディスプレイを増設して2画面にして、デスクトップパソコン本体は新しく買い替えてCPUがRyzen7で、メモリが16GBに記憶ストレージが1TBあって、CADを使用するのでグラフィック性能を上げるためにグラフィックボード付きにした・・・
少々オーバースペックなぐらいだ!!
そして・・・
専門学校で使用するであろうCADのソフトも準備万端!!
ちなみにこのソフトは無料だった!!(笑)
そして、すずかが先日CADの授業の時に説明があったらしく、学校で使用するのが予想通りのソフトだった!!(笑)
準備万端!!
これで、すずかがいつでも自宅で課題に取り組めるぞ〜!!
と、思っていたら・・・
実は、専門学校では図面の基本を学ぶために、なんと手書きもしなければならないという情報がっ!!
その手書きの製図がかなりの手間になるらしい・・・
というよりも・・・
実際に私も高校時代にドラフターという製図専用の機器を使って製図をやっていたのだが、超超超!!手間も時間もかかる作業!!
そのドラフターがない状態で製図を行うのは不可能に近い!!
しかしっっっっ!!
可愛い娘のためっ!!
親は環境を作るのが役目である!!
それは野球だけの話に限ったことではない!!
しかし、いくらなんでも・・・
ドラフターはどうにもならないし・・・
買うにしても何十万の世界でだろうし・・・
こればっかりは、すずかも学校に遅くまで残ってやるしかないなと諦めていると・・・
なんとっ!!
なんとっ!!
嫁さんが!!
会社の倉庫にドラフターがあるというじゃありませんかっっっ!!(爆笑)
早速!!
会社の倉庫の奥を見るとっっっっ!!
本当に!!あったっ〜〜〜〜〜〜〜〜!!
それもびっくりするほど立派なやつだわっ!!
多分、これを新品で買ったら30万以上はするやつじゃないかな・・・
嫁さんの実家の会社は造園をメーンにした建設業なので、製図がCAD中心になったため全く使わない状態で保管してあった!!
そのドラフターをっ!!
自宅に持って帰ってすずかが使っていいらしい!!(爆笑)
どうにかなるもんだよなあ〜〜〜
世の中って・・・(爆笑)
これでっ!!
すずかは遅くまで学校に残ることなくっ!!
悠々と自宅でコーヒー飲みながら課題をクリアできる!!
パソコンでは、2画面でサクサク動くCADソフトを使って製図をしてっ!!
手書きでは、ドラフターを使って製図をしてっ!!
これ・・・
学校のスペックを越しちゃってるんじゃないかな・・・(笑)
いくら、可愛いすずかのためとはいえ・・・
ちょっと・・・
やりすぎた感が否めない・・・(爆笑)
監督はヤバい人・・・(笑)
先週の日曜日・・・
光記が絶不調時のフリーバッティングの画像を、〇〇のお母さんが撮ってくれていた!!
ありがたい!!(笑)
フリーバッティングの序盤、絶不調時の画像。
そして、修正が進んだ後のフリーバッティング後半の画像。
画像を見れば、絶不調だった原因が一目瞭然!!
改めて説明の必要がないほどめちゃくちゃ・・・(笑)
その根本的原因は、タイミングが取れなかったこと・・・
タイミングが取れないもんで、完全にボールを迎えに行ってるのが1枚目の画像を見ればよくわかる!!
2枚目の画像では、きちんと自分のポイントまで呼びこめているのがわかる。
先日のブログにも書いたけど・・・
ヘッドコーチがフリーバッティングの状況を見てその課題を巧大コーチに伝えて、すぐにバックネット裏のティーで修正。
その環境は抜群だった!!
フリーバッティングで突き止めかけた原因を、すぐにバックネット裏へ行って修正できる・・・
そして、次にフリーバッティングの順番が回ってくるまで守備につき、しばらく時間が経過した後にフリーバッティングの打席に立つ前に、もう一度巧大コーチの元でおさらいのティーを打ってからフリーバッティングに入る。
これの繰り返しで、光記はみるみるうちに自分のバッティングを取り戻していった!!
いいシステムだと思うな・・・
さてさて・・・
巧大がコーチに就任して少し時間が経過した・・・
心配していた光記とコーチとしての巧大の関係だが、私の目から見ても特に問題は無いように思う・・・
これが・・・
不思議なもので・・・
巧大がコーチに就任する前は、巧大が光記に対してアドバイスをすると光記が素直に巧大のアドバイスを聞かず、それに対して巧大がカッカきて喧嘩別れになっていたのだが、巧大がコーチに就任してからと言うもの、光記が巧大の指導に対して物凄く素直に聞くようになり、そんな光記に巧大もカッカすることがなくなった・・・(笑)
とても巧大に対して光記が素直になった・・・
そして・・・
光記が私とプライベートで話すときに、これまでは『兄〜に』といっていたのだが、最近はプライベートでも巧大の事を『巧大コーチ』と言う・・・
しかし、プライベートで光記が巧大を直接呼ぶときは、以前のまま『兄〜に』と呼ぶ・・・(笑)
なんか・・・
それが不思議で笑ってしまう・・・(笑)
光記に、私が「巧大コーチは、厳しいど?」と尋ねると・・・
光記は「巧大コーチは悪いことしたら怖いけど、悪いことせんだったら優しいよっ!!」と、答えた・・・(笑)
そして・・・
「監督は?」と尋ねると・・・
一言で「ヤバい・・・」と即答した!!(爆笑)
久々に爆笑した!!
最近は、保護者から頼まれて・・・
監督の言うことは絶対に聞くので、家に帰ったら宿題をするように言ってくださいだの、ゲームばっかりして、何回言っても風呂に入らないのでゲームの時間を減らすように言ってくれだの頼まれて・・・(爆笑)
でも・・・
実際に親にとっては、監督は水戸黄門の印篭やナマハゲみたいなもので、言うことを聞かないと『監督に言うぞっ!!』と言うと、本当に子供達がすぐ言うこと聞くんだわ・・・(爆笑)
監督業も大変だな・・・(笑)
子供達から『ヤバい』と思われるほど嫌われ役になって・・・(爆笑)
でも・・・
保護者達は、監督にいつも感謝しとります!!(爆笑)
球児としての資格・・・
春季大会が始まったら、夏の選手権まであっという間・・・
シード権がかかった公式戦が、次々と今開催されている高校野球・・・
私が言うまでもなく、夏の選手権のシード権というのは大きくて価値のあるものである・・・
巧大達は新チームとなっての2年生の秋季大会から最後の夏の選手権まで、第1シードを1度も他校に譲らず、最後の夏の選手権は2回戦からの出場で、学校からバスで15分程度のメーン球場のまだ涼しい第一試合に固定された状態で県予選を戦った・・・
猛暑の中のタイトな日程で行われる選手権において、この条件で試合ができる第1シードは他校にとってはかなりのハンデとなる・・・
その貴重なシード権をかけて、2年時の秋季大会からシードポイントを重ねていくことになるのだが、巧大の母校は巧大達の代以降シード権を獲得することができていない・・・
今年チームに至っては、秋季大会と春季大会は3回戦負け・・・
現在開催中のNHK旗に至っては、1回戦が昨日行われ初戦敗退・・・
非常に厳しい状況となっている・・・
私学の強化部に指定されている部活は、いくら高校のカテゴリーとはいえ結果を求められる・・・
巧大とすずかは私学の同じ高校の強化部となっている野球部と、ソフトボール部に所属していたのだが、特に巧大に関しては国民的スポーツとも言える野球部なので、校内だけではなく校外の高校野球ファンからも結果を求められる・・・
故にマスコミ関係も高校野球を大きく取り上げ、テレビ中継を行ったり新聞各紙も記事を大きく取り上げ、それが選手達のモチベーションにもなる反面、大きなプレッシャーにもなってしまう・・・
それに今の時代はインターネットの普及により、テレビや新聞などでは取り上げられない、かなりローカルな情報や、SNSを通じて個人を特定できるような情報のやり取りも簡単に可能となっていて、強豪校ではない高校であってもさまざまな情報を入手することができてしまう世の中・・・
無名な選手である巧大ですら、現役当時に掲示板に有る事無い事を書かれたりすることもあれば、秋季大会で優勝しベンチ入りしたメンバーが巷に広がると、SNSのフォロアーがものすごい勢いで一気に増え、通学途中やさまざまな場所で声をかけられ激励されたりもする・・・
それぐらい高校野球は高校のスポーツ界の中でも特殊と言え、その分校内だけではなく社会からの目がとてもシビアであり、いくら高校生とはいえ常に周りから見られているという強い意識と自覚を持って行動をしなければならない・・・
それは高校野球だけに限った話ではない・・・
学童野球にしてもきちんとした立ち振る舞いが必要であり、まだ子供だからという例外は無いと思っている・・・
お寺の和尚が『坊主の修行はとても辛く苦しいでしょ?』と、よく尋ねられる事が多いが、坊主の修行の時には俗世とは強制的に切り離され、修行に専念できる環境が整っている状況だから厳しい修行に耐える事ができる。
なので、本当に辛いのはそうした修行時代ではなく、誘惑が多い俗世の中で仏の教えをきちんと守り生活を送ることの方が遥かに難しいとおっしゃる・・・
それと同じように・・・
野球の時間は礼儀を重んじ挨拶などをきちんとやらなければならない環境下にあるので、できて当たり前の部分であり、監督やコーチなどの目がないプライベートの時間にそういった立ち振る舞いができるかが大切なのである・・・
有名どころで言うと・・・
東京ヤクルトスワローズの村上宗隆選手が高校時代に通っていたジムと、巧大が中学時代に通っていたジムが同じで、よく村上選手がトレーニングに励んでいる姿を見ていたが、当時から野球選手としても一流であるが人としても一流だった。
当時から注目選手であったが決して驕ることもなく常に謙虚で、我々に対しても深々と挨拶をしてくれていたし、ジムの床に落ちていた小さなゴミを黙って広い、黙ってゴミ箱に捨てているところを見たことがある・・・
他にもプロの選手では無くても、地元で注目されている選手や結果を残す選手というのは、陰日向をしない素晴らしい人間性の持ち主ばかり・・・
野球はそんな部分が大切だとわかっているからこそ、うちの監督もコーチも礼儀や人として部分にとても厳しい!!
今は理解できないかもしれない・・・
しかし、巧大を含め多くの卒団生が口を揃えるように言うのが「〇〇〇ファイターズ時代から、厳しく言われていたので高校の時がとても楽でした・・・」である・・・
そういった部分も含めてのチーム方針が『将来のための野球』なのだ・・・
今日はどうしてそんな事を書くのかというと・・・
散歩している近所の人達が「光記君は、いつも大きな声で挨拶してくれるので気持ちがいい!!」と、よく言ってくださる。
そこに関しては親として素直に嬉しい!!
しかし、近所の人達から次に出てくる言葉が、『やっぱり光記君は”野球をしてるから”挨拶もちゃんとできるし、話しかけても敬語でハキハキとちゃんと答えらす・・・』と、ほぼほぼ言われる!!
もちろん近所の方々は、光記の事を褒めてくださる意味でおっしゃっているので、親としての立場ではとても嬉しい・・・
しかし、それが!!
さっき書いた球児に対する世間の目なのである!!
逆にいうと・・・
周りからの目は『球児=礼儀がきちんとしている』であり、野球をやっていなければまだ小学生なのにしっかりしてると評価されるのだが、ある意味球児にとっては、野球をやっているから挨拶ができて敬語できちんと受け答えができるようになる事が前提なのだ・・・
それほど社会から見る球児へのゼロ地点のレベルが高いのだ!!
だから学童野球とはいえ意識を高く持たなければならない!!
私は、決して社会の人達に自分をよく見せるために、挨拶をはじめ言葉使いやさまざまな行動などをきちんとしなさいと光記に言っているのではない!!
周りからの球児に対しての良い意味でのシビアな目に対して、小学生の今から意識を高く持つことによって、将来の自分の成長に繋げてほしいと思っている!!
プロ野球選手になるとかならないとか・・・
甲子園にいく行かない・・
強豪校に入学できるか否か・・・
野球が上手いか否か・・・
そんな事を言う前に、野球を志すものとしての資格が必要だと思う・・・
その資格こそが、周辺の方々が認めてくれるぐらいの人間性だと思う・・・