うちのスタイルというか・・・
習慣というか・・・
自主練は申告制・・・
子供達自身が自主練をやると言わないと自主練は行わない・・・
なので・・・
私から子供達に向けて自主練を促す事は一切ない・・・
話がオーバーラップするけど・・・
野球自体に関しても、子供と年に1度面談をして野球を続けるのか否かも含めて確認している。
しかし・・・
最初からそうだった訳ではなく・・・
長男が中学校になったぐらいからこのやり方にした・・・
その理由は・・・
『強制しても成長がない事に気づいたから・・・』
そんな姿を見て育った光記はそれが当たり前だと思っている。
なので・・・
大体毎日、夕飯食べた後ぐらいに自主練をやろう!!と言ってくる。
自主練をやるといっても・・・
私は野球の技術的な部分はほとんどわからないので、私の役割は子供達がやりたい自主練の助手的な役割・・・
その助手を通して子供達がどんな部分を取り組んでいるのかを把握して、その練習方法や効率良く練習ができるようにと、野球経験者の私の先輩などに聞いて自主練に取り組んでいる。
そして・・・
今、光記が取り組んでいるのがストライクゾーンの見極め・・・
私は学生時代ハンドボールをやっていたので、野球のルールって独特で空間的なジャッジが多く、なんか不思議なスポーツだと強く感じる・・・
ただ単に・・・
ラインの内側だったのか外側だったのかなどのジャッジではなく、一瞬で通り過ぎるボールの通過した空間をジャッジするという、えらいな難しいスポーツであると同時に、逆に言えばかなりアバウトなスポーツであるとも言える・・・
私がこの10年間、子供たちを通して野球を見てきたけど、この空間的部分というのは経験者でないと教える事が困難で、私のようなど素人には到底無理な領域だと感じる。
そして・・・
もっと厄介なのは・・・
光記が低学年なので、楽しく遊び感覚を交えながら自主練を行わないと集中できないし、全く進歩がなくてただの時間の無駄になってしまう・・・
素振りを100本しろといっても、本当に気持ちが入っているのは数本だと思う・・・
しかし・・・
ひと手間加えれば低学年の子供って、逆にやる気を引き出す事ができる!!
ここは・・・
上の子供たちと一緒にやってきた経験から、野球経験がない私にでもできるところ・・・
そして、今・・・
取り組んでいるのが・・・
ゲーム感覚での素振り!!
プロジャクター用のレーザーポインターを使って、素振りをゲーム感覚でやっている!!
これがまた・・・
高校生の長女も一緒になって楽しめる!!
部屋を薄暗くして、子供たちの後ろからレーザーポインターでカーテンに向かってレーザーを照射する・・・
そして・・・
タイミングやバットの振りを見て・・・
今のは空振り!!とか・・・
今のはファウル!!とか・・・
ホームラン!!とか・・・
を決めてゲーム感覚で素振りを行っている!!(笑)
勿論・・・
ストライクゾーンから外れている時はバットは振らないし、そこらへんは実践さながら!!
これを・・・
長女と光記を対戦させて、私がジャッジを行うシステム・・・(笑)
これ・・・
実際にやるとものすごく楽しくて、さっきも書いたように小学校2年の光記も高校1年の長女も盛り上がる事ができる!!(笑)
自然と競争心が出てきて自分が勝ちたいと思う・・・
そうすると・・・
照射する側も配球を考えるようになる・・・
配球を考えるとバット振る側も照射する側もカウントを意識するようになる・・・
カウントを意識すれば、自然の会話の中で『S2だったんで、今の際どいところは振らないといかんだろっ!!』などの実践さながらの会話が生まれる・・・
そうなると・・・
ストライクゾーンを必死になって見極めようとする・・・
そうなれば・・・
甘いボールを見逃さないようになる・・・
素振りと言えども、自然とインコース・アウトコースの振り方をやるようになる・・・
そして何よりも・・・
バッターがストライクゾーンの見極めるポイントが大体5メートル前と聞いたので、その実践さながらのポイントでストライクゾーンを見極める訓練ができる事・・・
低学年あるあるだと思うけど、キャッチャーが捕球したポイントがストライクかボールの判断基準になってしまうのを防止できる・・・
光記とってみればもってこいの練習方法!!
これを先輩から教えてもらった時に、私もこれなら光記でも楽しくやれるっ!!
て思った!!
その予想は的中!!(笑)
やっているうちに・・・
どれだけバットを振ったのかもわからないし、時間をみればあっという間に1時間ぐらい経過している!!
3人でワーワー言いながらやっていると「光記は宿題せなんとよっ!!」と叱られる!!(笑)
ただの素振りにひと手間加えると・・・
一石二鳥ではなく、一石三鳥にも4鳥にもなる!!
本人にやる気がなければただの時間の無駄・・・
そうなればやらない方がいい・・・
楽しみながら根拠ある練習!!
子供たちは勿論だけど、私も子供と一緒に楽しみながらの寄り添い野球!!
やらされ野球よりもやりたい野球!!
さあ!!
今夜も一緒に楽しもうねっ!!(笑)