想像と想定
今朝の雨は凄かった!!
午後から小降りになったけど、午前中のような雨がずっと降り続けばマジでやばかった・・・
しかし!!
昨日の日曜日は、なんとか天気が持ってくれた!!
そのため光記はマシーンを使ってのバッティング練習が行われた。
空振り度外視でフルスイングをするようにと、徹底した指示をコーチが出していた!!
光記は、その指示通りにフルスイングをするけど、疲れてくると当てに行く!!(笑)
すると、コーチが再び「フルスイング!!」と言うと、光記が目を覚ましたかの様にフルスイングを再開して、その繰り返しでヘロヘロになっていた!!(笑)
そして、昨日のホームグラウンドは強風が吹いていて、光記が打席に入っている時に突風が吹いて、その突風に体を煽られフラフラしていた!!(笑)
それを見たコーチが、「光記!!お前!!風に飛ばされよるぞっ!!」と言って、大笑いしていた!!(爆笑)
さて・・・
そのバッティング内容だけど・・・
フルスイングをしながらも、フォームが崩れる事はなかった!!
そして、チームのマシーンが30年以上使われている年期もので、実にシンプルな作りのため、逆にまだまだ絶好調でバリバリの現役!!(笑)
そして、このマシーンの優秀なところはっ‼︎
適度にボールがバラける!!(笑)
数球に1球の割合で、僅かにストライクから外れることがあり、ストライクゾーンを見極める練習にもなる!!(笑)
その、たまに来るボール球の見送り方がとても良かった!!
タイミングをとりながら、踏み込んだ左足をついた瞬間にボール球を見極め、ボールだとピタリと止まる。
その動きを見て思ったのが、自主練で続けている、以前書いたレーザーポインターを使った素振りである。
この画像も、以前書いた時と同じ画像で分かりづらいが、光記の後ろからカーテンに向かって、プロジェクター用のレーザーを照射して、ストライクかボールを見極めてバットを振る練習で、当然ボールと判断したらバットは止める・・・
小学生である光記が、ただ素振りだけをすると、すぐに飽きてしまい集中が切れてしまうので、その単調な素振りにゲーム性を持たせたやり方である!!
これをやると、ストライクとボールの見極めだけではなく、コースによってフォームを変えての素振りもできるし、レーザーを瞬間的にカーテンに向かって照射するため、集中力や一瞬の判断力やビジョントレーニングにもなる。
そして、先ほど書いた様にゲーム性を持たせるというのが肝で・・・
照射されたタイミングやコースと、自分が振ったタイミングとコースが一致したのか一致しなかったかで、実際にボールを打たなくても、きちんと自分のポイントで打てたか否かの判断がつくようになってくる。
まさに想像力の世界!!(笑)
長くやっているうちに、自分で今のは空振りだったとか、今のはタイミングがズレたのでファウルだったとか言うようになる。
なので・・・
昨日の様に、実際にボールを打つ時に・・・
なぜ?空振りしたのか?
なぜ?一塁側のファウルなのか?など…
小学4年生に言葉で伝えようとしても、なかなか伝わらない部分が、レーザーでの擬似体験により理解できる様になってくる。
その部分が昨日のバッティング練習に強く現れていた!!
先ほど書いたストライクとボールの見極めて、ボールだと判断したら体がピタリと止まる・・・
コースによって、フォームを変えて打っていて、コーチがセンター方向中心に打てと指示があり、違うところへ打球が飛んでいくと、結果はともかく、センター方向に打球を打とうと、自分で調整をしようとする姿勢が見られた!!
それというのも・・・
自主練でやっているレーザーポインター素振りによっての想像力のおかげだと思う。
その想像によってのバッティングを、昨日のように実際のバッティングですることによって、想像と現実のズレを埋めようと打席で”考える”・・・
その”考える”という部分が肝だと思う・・・
その”考える”というのが、想像と現実の相乗効果を生むことになる。
実際のバッティング結果を根拠に、再びレーザーポインターで自主練をすれば、それは想像ではなく”想定”となる・・・
レーザーでの素振りでは、憶測や推測の域に過ぎない・・・
しかし・・・
その推測や憶測の域である想像の部分に、実際に経験した『結果』という根拠を持つ事により、想像から想定という、根拠ある備えが可能になる。
そんな、想像を想定に変化させるのに必要不可欠なものが、先ほど書いた『考える』ということだと思う・・・
これを、小学4年生に対して『考えたバッティングをしろ!!』と言っても伝わらないのは、巧大と長女で経験済みである。
その考える事を習慣付けるためには、考えることの楽しさや喜びを覚えないといけない・・・
じゃあ・・・
どうやったら考える事を楽しめるのか・・・?
それは・・・
考える事によって得られる成功体験を積ませてあげることである。
その成功体験を積むのに手っ取り早いのが、ゲームをやってその勝負に勝つことによって、成功体験を積ませる事。
そうすれば・・・
今度も快感を得ようと、ゲームで勝つための方法を一生懸命考える!!
それが・・・
光記とやっている、レーザーポインターを使っての素振りゲーム!!(笑)
それが結果的に・・・
実際の野球での”考える力”になっているのだと、昨日改めて思った!!
その基礎的な部分の上に、打ち方というバッティングスキルが乗っかってくる事になる。
今までの経験上・・・
この・・・
ボール球に手をださい・・・
甘いボールを逃さない・・・
という、簡単とも言える部分が、中学や高校のカテゴリーになってもできておらず、バッティングで苦しむ選手が以外に多い。
まず、こんな基本の前の基礎的な部分を絶対に疎かにしてはならない事を、昨日の光記を見ていて、その重要性を改めて感じた。