都市対抗野球に向けて

日本クラブ選手権が週末に行われた。

途中起用され1打席回ってきてライトフライ

守備では正面のゴロを捌きエラー無し

 

結果は・・・

3年ほど前の西日本チャンピオン相手に2対0で負けた。

 

私は強豪相手に2対0は素晴らしい成績だと思った・・・

 

しかし・・・

巧大は、絶対勝てた試合だったと言い張る・・・

 

そして・・・

「味方のランナーが出た場面でベンチ全体が『巧大まで回せっ!!』って言って、俺の前の〇〇(強打者)までが、チームバッティングして俺につないでくれた打席だったんで、絶対打ってやろうと思って打ったら、ヒット性の打球がライトに行ったけどライトがファインプレーして抜けなかった・・・」

「俺・・・」

「なんか知らんけど、その後涙が出てきて・・・」

「とにかく悔しくて悔しくて・・・」

と、言っていた・・・

 

そして・・・

その試合からOFFを挟んだ2日後・・・

 

敗戦後に初めての練習が行われたこの日に、ケースバッティングが行われたらしい・・・

一人当たり、一回の打席で5スイングできて、それをローテーションで4回繰り返すという条件だったらしい・・・

 

しかし・・・

巧大はクラブ選手権の悔しさから、本番の勝負は一発勝負なので1打席1スイングの一発勝負に強くこだわって打席に入り、他の選手は5スイング行うところを1スイングしたら打席を離れていたらしい・・・

 

そんな巧大の強いこだわりを持った練習に気づいた監督が、一言も何も言わず巧大が打席に入った時にそっと審判用のプロテクターをつけて、チーフの場所へきてジャッジをしてくれたらしい・・・

 

そして、バッテリーの配球を読んだ3球目のアウトコースのストレートを思いっきり踏み込み、流すのではなく強く引っ張る感覚でフルスイングすると、ライト前へ打球が突き抜けたらしい・・・

 

すると総監督が興奮気味に「ナイス読みだっっ!!!!!」と叫んだらしい!!

その瞬間に、根拠はないけど自分のバッティングに対しての強い確信めいたものが湧いてきたと言っていた。

 

自分勝手な選手だと言われれば確かにそうかもしれない・・・

だけど巧大は「指導者からどう思われても、自分がやっている事の根拠を堂々と指導者に説明し納得してもらう自信があるからやっている・・・」

「でも・・・」

「総監督も監督も俺がやっている事に気付いているけど何も言わないし、恐らくだけど俺なりの根拠を何も言わなくても理解してくれているから、今回の様にチーフまでしてくれたんだと思う!!」

「だから今週末の都市対抗野球で絶対結果を出す!!」

「だから都市対抗野球はどうしてもスタメン取りたいっ!!」と言っていた。

 

その都市対抗野球が今週末行われる。

巧大のポディションには、一番手セカンドとして一学年歳上の選手がいる。

 

一番手セカンドが学年が上だろうと圧倒的な結果でもって押しのけてみろっ!!

私は今までこういったことを言ったこともないし書いたこともないけど、現在巧大が志す野球を選択している以上あえて書く・・・

 

学年なんか関係ないし、どうせスタメンを奪うなら中途半端な結果じゃなくて、さっきも書いた圧倒的な結果でもってスタメンを奪えっ!!

 

それも一気に奪えっ!!

 

この次元の野球は、どこかで進化を忘れた奴は絶対に結果は出ない・・・

進化を忘れなかった奴は必ず結果を出せるから・・・