結果を出すための極限の駆け引き

今週末は都市対抗野球三昧だった。

対戦はしなかったものの都市対抗野球全国大会常連の地元企業チームのゲームも見させてもらった。

 

当たり前のことだけど野球の質が違った!!

 

一球一球・・・

一場面一場面が物語の様なゲーム運び・・・

その時はまだ漠然と感じる程度だった。

 

しかし・・・

そんな視点で直後に行われた巧大のゲームを見ていると、巧大の言動で気づいた点が何点かあり尋ねてみた。

 

巧大に尋ねた事をいくつか書くと・・・

 

2打席目のセンター前ヒットだった打席で、変化球の時に体をピクつかせたり、実際に中途半端に見えるハーフスイングをした・・・

その時動画を、私が撮っていたけど「中途半端はいかんっ!!」と、呟いた声も入っていた・・・(笑)

その後、インコースのストレートを読み切って打ったスイングでヒットにした・・・

 

その事を巧大に尋ねると・・・

その時巧大は、元々最初からストレート一本に絞ってバッターボックスに入っていて、そのストレートを相手バッテリーに投げさせるために、わざと変化球に体をピクつかせたりわざと中途半端なハーフスイングをしたり、バッターボックス内の立ち位置を変えたりしていたらしい・・・

 

巧大の言葉を借りれば・・・

自分の絞り玉を呼び込むための駆け引きの芝居・・・

 

いわゆる・・・

自分がヒットを打つためにストレートを投げさせる布石をうっていたという事・・・

 

センター前ヒットを打った直後に、相手一塁手は巧大の駆け引きに気付いていて、巧大に「もしかして・・・君にとってのこのピッチャーは、カモP?」と、小声で言ってきて一塁手と二人で笑ったと言っていた・・・(笑)

 

あともう一つ話した内容を書き残すと・・・

巧大がセカンドから大きな声で「このバッターインハイにズバッと行こうっ!!」とか、球種やコースを頻繁に叫んでいた。

そして・・・

その直後に「いや〜やっぱり・・・インコースのストレートがいいかも・・・」とかを、相手バッターに聞こえる様に言っていた・・・

 

それを尋ねると・・・

相手バッターが絞っているであろう球種とコースをわざと言って、その直後に錯乱させるためすぐに、味方バッテリーの組み立てに関係ない球種とコースを言ったりしていると言っていた。

それに合わせて極端なポディショニングをしたりして、相手打者に打たせる打球方向を誘導したりしていたとも言っていた。

 

そのほかにも沢山話したけど、その中で確信した事があった!!

 

その確信とは・・・

強豪地元企業のゲームを見て気づいた事と巧大の話を聞いてリンクした部分だけど、この次元の野球は確実に作戦をこなすのは当たり前というのが当たり前・・・(笑)

 

この次元の野球というものは・・・

味方や対戦相手のとられるであろう作戦を、事前に分かっていることは当たり前であって、その作戦を有効にするために前もって布石を打ち続けなければならない・・・

 

一球一球・・・

ひと場面ひと場面・・・

作戦をより有効なものにするために、相手を意図的に誘導していくという事・・・

 

勿論、巧大だけではなく仲がいいチームメイトも、こんな極めて細かい駆け引きをやりながら結果を出している。

 

私が今回の都市対抗野球で感じた物語の様なゲーム運びというのは・・・

そんな部分を感じたのだと思う・・・

 

これが出来ないと結果が出ないというシビアな世界・・・

 

この極めて細かい部分の心理戦・・・

この駆け引きがやっと分かってきた私・・・

 

社会人野球っておもしれ〜〜〜〜!!(笑)

ハマるわ〜!!

 

腹黒の私にとって!!

このレベルのお互いの化かし合い見るのたまらんわ〜〜〜!!(笑)